"教えたい" 人のための「数学講座」

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パパ塾 第2幕始動! 学校の授業を3回目の勉強に

 ↓ あとでじっくり読むときに便利

わが子と格闘した定期考査。

 

点数だけで言うと、
必ずしも満足いくものではありませんでした。

 

しかし、
問題の解き方を残したり、解答を説明する力が向上したりと、
著しい成長が見え、
子ども本人も、成長を実感していました。


前回までのお話はこちらから

パパ塾 わが子に数学を教える日 ~家庭内での環境はこうやって作る~

パパ塾 ノートのチェックポイント~独学で陥りやすい罠~ 

パパ塾 いざ数学定期考査 1週間前の対策法 

パパ塾 定期試験結果 見えた成長の跡 

 


本人に今後のことを聞き、
「中学・高校卒業まで数学を見てほしい!」
という子どもの声に応えることに。

 

パパ塾は第2幕
(ここからが本当のやりたかったことなんですけどww)
が幕開けすることになりました。

 

一体どのように進めるのか、
気持ちを維持させるのか、
具体的な単元ごとの内容は「亀授ノート」で披露していきますが、

 

ここでは、
「パパ塾」での掟や進めるための方法、
心の掴み方に重点を置いて、
お話を進めて行きたく思います。

 

家庭で勉強を教えたいと思われる保護者の方、
家庭で勉強を教えてもらいたいと思うお子さんへ、
今のやる気をさらに持続、発展させるための
枠組みを説明していきます!

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パパ塾 運営の基本事項 

 

パパ塾の時間帯


週3回、1コマ45分(延長しても1時間)
使用するもの 教科書、A4用紙が大量
 (近々、ホワイトボード購入予定 (奮発予定…w))

 

パパがすること


予習(授業のまとめと、例題の説明ができるように)

1回で進む範囲 教科書2~4ページ
(学校では教科書2ページが1回の授業のおおよその進度です)

 

 

パパ塾 掟1 予習必須


パパ塾では、予習を必須にしました。

 

この予習は子どもに対して。

 

予習とは
教科書の内容の理解と、問や練習問題を解くこと。

 

つまり、
「分かる部分と分からない部分を明らかにしてくる」
ということです。

 

その目的は
・時間の有効活用
・子どもの理解状況の把握
・話をするときのネタづくり
・子どもが自身で考える習慣作り
です。

 

1コマ45分という限られた時間。
集中力からすると、
長時間の授業は効率が悪くなります。

 

さらに、子どもにとって初見で授業をするとなると、
子どもにとっては、分かる分からない、
このことすら把握できていない状態からのスタートとなるので、
教える側としては、その把握から始めなくてはなりません。

 

このやり方では実に効率が悪い。。。。

 

特に日々の仕事にも追われている親にとっては。

 

予習をきちんとしてくれていれば、
密度は倍以上濃い授業ができます。

 

いきなり教科書の内容に入っても、
子どもはすっと切り替わってくれますし。

 

プラスの効果として、
予習を掟にしておくと、
授業を行う前にノートをチェックしたときに、
子どもの理解状況を把握することができます。

 

理解できているかどうかはもちろんのこと、
その授業に対してのやる気があるのかどうかも……

 

もし、ノートが真っ白であったとしたら、
その理由を聞くところから話を始めれてみると、
ひょっとしたら、
子どもにとって何か悩みを抱えた表情が出てくるかもしれません。

 

さらなるプラスの効果として、
予習をするときは、
子どもは新たな大地に降り立って、
自分の足でまずは第一歩を踏み出すことになります。

 

理解できない部分はあるかもしれませんが、
未知の問題を考える習慣をつけることが、
読解力を鍛えたり、知識を結び付ける力を鍛えたり、
メリットは大きなものがあります。

 

こうして子どもにとって
① パパ塾の予習
② パパ塾
③ 学校での授業

 

と、学校での授業が3回目の勉強となると
学校での授業の理解度も飛躍的に向上することになります。

 

繰り返し勉強の効果は絶大です!

 

補足 予習のコツ

 

・1回2ページ

学校での1コマの授業は
見開き2ページが大まかな分量になります。
この分量でしたら、
予習をするのにもそこまで大きな負担にはなりません。


・分かる分からないを把握する

予習では、すべての問題を解いてくることとしていますが、
時間がないときや難しいときは、
分かる分からないの判別までで十分授業可能です。


・ノートの使い方
過去記事から、ノートの使い方を紹介しています。
研究の成果、ぜひご覧ください。

 

 

 

パパ塾 掟2 説明を遮らない

 

親子での学習とはなりますが、
ここは学校や一斉授業の塾と同様、
教える側が説明を始めたら、
間で質問をしたり、話を遮る行為は禁止します。

 

やはり、リラックスの中にも一定の緊張感は必要。

 

一通り説明をした後に
分からないところや、
もう一度説明してほしところは
遠慮なくいってくるように伝えます。

 

この辺りは普段の親子の会話と変わらないですね。

 

要はメリハリをつけるということです。

 

……言葉遣いまで警護にする必要はないですが(笑)

 

あとは、子どもの質問やしゃべっていることを
親が先回りして遮ることも禁止です。

 

言いたいことには、しっかり耳を傾け、
1回きちんと飲み込んでからアドバイスするのが鉄則。

 

ここは親子平等にいきましょう!

 

 

パパ塾 掟3 毎日ドリルを課す

 

前回の定期考査で
計算スピードの速さが弱点の1つであることが判明したわが子。

 

計算については
一朝一夕で力がつくものではありません。

 

特にスピードや暗算力については、
継続的な努力が必要ですので、
数学体力をつけてもらう意味でも、
毎日、ドリルを課すようにしました。

 

名付けて「今日のドリル」(略して「今日ドリ」)
ノルマは1週間で5枚
一応、部活や忙しいときのための調整の時間を考えて、
土日分は予備日に充てることにしました。

 

1日1枚にするか、
一気に1週間分の5枚を片付けるかは
子どもに任せることにしました。

 

コツコツ進めるタイプなのか、
ノルマに追われるタイプなのかを
見極めるためです。

 

あまりにノルマに追われるようだと、
次の策を考えなくてはと思っています。

 

 

パパ塾 掟4 「家庭教師」ではなく「授業」

 

読者の方の中には、
「パパ塾」は家庭教師の延長と
思っていらっしゃる方もいるかもしれません。

 

しかし、あくまでも私の中では
「塾」と捉えて「授業」をします。

 

ですので、教える側の予習は必須です。

 

そのためには教材も必要。
教科書も親専用に一般購入をしました。

 

ひょっとしたら、
教科書を一般購入できることを
ご存じない方もいらっしゃるかもしれませんね。

 

一般の書店には置いてはいませんが、
教科書を取り扱う本屋さんでしたら、
即日購入可能なところもあります。

 

リンクを貼っておきますので、
お問い合わせください。

協会概要(教科書販売)


ちなみに、公立でしたら市町村ごと
私立でしたら、学校ごとに教科書の選定がされています。

 

どこの教科書会社なのかを
事前に確認しておく必要がありますね。


さて、教科書を手に入れたら、
予習が必要となります。
1コマの授業でおおむね見開き2ページ。

 

予習で意識しておくコツは、
その問題で子どもに伝えたいことは何か。

 

例えば
・同位角、錯角の使い方の確認
・証明文のかき方
連立方程式の速さ時間距離の問題

 

などテーマが必ずあります。
テーマを一言で伝えられるようになっておきましょう。

 

教えるためのノート
「亀授ノート」も随時更新していきますので、
参考になさっていただければ幸いです。

 

 

パパ塾 掟5 最後は褒めて終わる

 

親子だから特に気にしたいのは関係性。

 

塾を始めたから、
教え始めたから険悪な雰囲気になってしまった……
ということだけは避けたいですよね。

 

意外と身内や恋人に勉強を教えると、
不仲になることが多くあります。

 

それは、
相手に求めるハードルが自然と高まっているから。

「ここまでは分かっているはずなのに……」
「どうして、こんなところが分からないの?」

しかし、それは完全に捨ててしまいましょう。

 

そして、できること、分かっていくことを
一緒に喜べるような心と、
その余裕をもつよう心がけましょう。

 

問題ができれば手放しでほめる。
興味についた内容を確認して
レベルアップした子どもをほめる。

 

次も楽しみと思ってもらえるような
ネタや仕掛けを用意してもいいかもしれません。

 

パパ塾を始めるのは、
子どもの成績を上げるため
子どもとの人間関係を深めるため
一緒に親も成長していくため

 

親も子供と一緒に成長していることを実感し、
対話力や観察力をどんどん磨いていきましょう。

 

やるからには、親の方も伸びないと!
一石二鳥でいきましょうね。

 


という5つの掟を設けて始めた
パパ塾、第2幕

 

始めていくと
ちょっとずつ子どもの日頃の生活や、
学習の取り組み方に変化が出てきました。

 

次回は子どもの変わり始めた雰囲気について
お伝えしたく思います。

 

 

 

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