"教えたい" 人のための「数学講座」

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パパ塾 定期試験結果 見えた成長の跡

 ↓ あとでじっくり読むときに便利

わが子から、初めて求められた本気の数学授業。
定期試験対策でこの1週間
45分×4回のの授業を行いました。

 

実際、数学という教科の特性上
短期間で上昇させるのは至難の業です。

 

それでも、わが子の「悔しい」という想いのため
何か浮上のきっかけをつかんでくれればと思い、
この1週間対策をしてきました。

 

では、その結果と、
子どもにしたアドバイス
今後のすべきことについて
まとめていきたく思います。

 

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試験後 わが子の予想外の反応と予想外の計算用紙


試験後のわが子の表情は、
正直言って、芳しくありませんでした。

 

理由を聞いてみると、
「最後まで解ききれなかった」

 

しょんぼりしている子どもに
試験の問題用紙と計算用紙を見せてもらいます。

 

理解しきれなかった?
いや、教えた時の反応からするとそれはない……

 

私自身も想いを交錯させながら見ると、
さらに予想外のことにびっくりしました。

 

実は、解ききれない ⇒ 理解していない
ではなく、見事な「成長の跡」だったのです。

 

解ききれなかった要因は、
これまで問題を頭の中で処理していたのを
丁寧に残すようにしたから。

 

1週間前のわが子の弱点の指摘通り、
連立方程式の計算でも、
誰でもわかるように途中経過をきちんと書いているのです。

 

それに夢中になりすぎて、
最後までたどり着けなかったとのこと。

 

時間配分は注意すべきかもしれませんが、
途中の考えを書いていくことは、
これから数学を解いていく上で、
とても大切なこと。

 

しかも、中2の後半は
三角形の合同などの証明問題が目白押し。

 

その中で
「他の人に伝える」意識を持って解答をかくことが
身につきはじめていると感じられたことが
何よりも嬉しく思いました。

 

もちろん、書いてある部分は合っていると
胸を張って言ってくれます。

 

私がしょんぼりした子どもに
次のように声を掛けます。

 

「すごいじゃん!計算過程、めっちゃ書けるようになってる!」
「これなら、今回はともかくとしても、次回以降飛躍的に上昇する!」
「時間配分はちょっと気を配ればすぐにできるようになるから」

 

そして、子どもに予想得点を聞きます
「何点くらいとれそう?」
「65~75?」
「パパもそれくらいだと思う」

 

そして、もしパパ塾をしていなかったら……
と考えてみます。

 

連立方程式での頭の中での計算によるケアレスミス
文章題での強弱をつけない勉強
この部分のミスが多かったと予想すると、50~60……

 

おっ、15点分の価値はありそうです!
1週間で15点分の価値!
なかなかのもんじゃないですか!

 

子どもにそれを伝えると嬉しそうな顔をします
「なんか問題を解くのが楽しくなってきた!」

 

一気に表情が明るくなってきました。

 

 

いよいよ試験返却 

 

テストから2日後……

 

テストが返却されました。

 

子どもの表情は穏やかです。

 

「パパ、何点だと思う?」
「80点くらい?」
「いやいやそこまではないよww」

 

実際に答案を見せてもらうと、
得点は66点。

 

うん、予想通り。

 

パパ塾での成果は出ているようです。

 

計算や書くスピードを上げれば、
さらなる点数の上積みも、期待できそうです。

 

しかし、次の瞬間子どもから思いがけない言葉が。

 

「悔しい……」

 

実は、子どもの中では、
不満があったようです。

 

どうやら100点を取った生徒が
複数人いたからとのこと。

 

今のこの悔しさは忘れてほしくない!

 

そこで行った
パパ塾の定期考査まとめ。

 

今の気持ちを振り返りシートに書いてもらいます。

 

何がよくて何が悪かったのか、
これからどうしていかなくてはならないと思うか。

 

今の気持ちはすぐに忘れてしまうので、
しっかりと形で残してもらうのです。

 

どのようなシートなのかは、
画像を添付しますので、参考になさってください。

 

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子どもにはびっしり書いてもらい、
「パパ塾」塾長の亀きち🐢も
いっぱい前向きコメントを書きました。

 

 

これからのパパ塾はどうする? ~子どもの決断~


さて、あとは、これからのパパ塾です。
とりあえず定期考査までは、
きっちりやってきました。

 

パパ塾の基本スタイルは、
子どもが本気で教えてもらいたいかどうか。

 

そこを再度確認します。
「さて、これからのパパ塾、どうする?」

 

子どもからの解答は即答でした。
「このままのペースで続けてほしい」
「週3回、45分でいい?」
「うん」

 

はい、継続決定!

 

どうやら悔しい気持ちと、
数学が伸びそうな気配がする気持ち、
両方がやる気になって、心を後押ししたようです。

 

私からの提案で、
ここからは学校の先取り学習を提案しました。

 

授業そのものには自信がある亀きちなので、
最初に仕組みを教えておき、
学校での授業を復習代わりにしてもらうのです。

 

次回より
・指定範囲された部分を予習する
・1問につき5分は最低考える
・最悪でも、分かる分からないははっきりさせる

 

条件はこの3つを提示。

 

子どもも、納得しました。

 

次の目標は85~90点に設定。
そのためには、
ほぼ100点を取るための勉強をしなくてはいけません。


パパ塾!第2幕の開幕!

様子については、随時報告していきますね。

 

 

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