学習効果が何倍にも変化する 数学家庭教育法 パパ塾の成果とこれから
パパ塾をはじめて1年半。
ついに高校入試の結果が出ました。
結果については、後で触れることにして、
この1年半における、
我が子の、心と成績と絆の成長について、
私の思うところをお話していきたく思います。
家庭教育での取り組みでの参考にしていただければ幸いです。
心の成長 勉強へのハードルが下がる
今回の1年半でのパパ塾で行ったことは、
中2の1次関数から中3の内容、
さらには「全国高校入試行脚」として、
北海道から沖縄までの入試問題にチャレンジ
このように、なかなかにハードルの高い内容を
入試直前の2月まで行ってきました。
最初は、間違えることを恐れて
発言が思うようにいかないところもありました。
しかしその部分は丹念に、
「間違えても問題ないんだよ」ということを繰り返し、
ちょっとずつ、間違うことへのハードルを下げ、
やがては、
親子の会話になかに授業があるという
私の中で理想とも思えるような姿へと
変貌を遂げていきました。
取り組みの中で心掛けていたことは、この3つ
褒める・認める・考える です。
毎回のパパ塾の中でも、
解答を導き出せたときには、きちんと褒め、
考え方について、まずは気持ちを認め、
うまくいかないときには、
どの部分がうまくいかないのかを掘り下げて考えて紙に書き、
それに私の考えをコメントをする
この繰り返しでした。
このやり取りが1年ほどした、
中3の教科書の内容がほぼ終了した頃(10月)でしょうか。
子どもからこんな声を聞くことができました。
「今日は、パパ塾はないの?」
パパ塾があること自体を
楽しみにしているという声です。
これこそまさに、
勉強へのハードルが下がっている証拠。
おかげで、ほかの教科に対しても、
勉強のハードルが下がったようで、
課題提出率も、課題に対する取り組み方も、
中2→中3では劇的に変化しました。
この取り組むハードルが下がったということは、
勉強をしていくうえで、とても重要な要素。
今後の高校での勉強でも
大いに役立ってくれるものと思っています。
成績の成長 1年半で数学偏差値は10向上する
成績については、
客観的な数字としては、
1年半で偏差値は10ポイントほど上昇しました。
イメージとしては
「よくて50点」→「悪くて80点」
といったところです。
数学は以前の記事でも書いたことがありますが、
コスパの大変悪い教科の代表です。
やってもやっても、なかなか成績が上がらない。
それは、これまでの知っていることを前提として問題が出題され、
知識を総動員しないと
解答になかなかたどり着くことができないからです。
ですので、数学でいったん出遅れてしまうと、
それを取り戻すのは並大抵のことではありません。
中1でつまづいた場合は、
小5からやり直す必要があるくらいです。
我が子の飛躍的な成長を感じ始めたのは、
中3の内容の終わりごろ(10月ごろ)です。
図形の問題を解く感が鋭くなり、
証明の手順を、すばやく見出せるようになりました。
計算力の向上については、
「全国高校入試行脚」が大きかったと感じています。
10月より、毎回1都道府県の公立高校の入試問題を
実際の時間を計りながら解いていきました。
その中で、同様の問題や傾向なども実体験で分かってきますので、
計算力については、
同様の問題を本気で何回も解くことにより、飛躍的に向上し、
応用問題に、次第に時間をかけられるようになりました。
1年半前には考えられなかったことです。
これで、高校の問題に対しても、
十分に期待が持てる計算力とスピードが身についたと感じています。
絆の成長 親子だからこそできること
何回か触れてきましたが、
私が感じた一番の嬉しさは、
親子がさらに仲が良くなったことです。
これまで勉強には一切口を出すこともなく、
成績についても、
褒めることはしても叱ることはしませんでした。
具体的なアドバイスも、
時にはすることもありましたが、
じっくりと腰を据えてまではやっていませんでした。
しかし、パパ塾をはじめてから
子どもが自分から学校であったこと、
よかったこと、失敗談、友人関係など
自分から積極的に話してくれるようになったのです。
パパ塾とは言えども、親子での会話のやり取り。
その中で、
子供は自分を思いっきりさらけ出し、
時には私も愚痴をいい、
穏やかな雰囲気の中で、
パパ塾という1回1時間をとても楽しく過ごすことができました。
もちろん、
態度に対してカチンとくることはなかったといえばウソになりますが、
その中でも怒らず、
興味をそそるような話をしながら、
時にはPCモニターを使って、
学校では味わえない、
パパが自分だけに教えてもらえる優越感を
しっかり味わってもらったと思っています。
子どもにこのように言ったことがあります。
「学校の友達に授業ノート見せてあげてもいいよ」
返ってきた言葉はこうでした。
「いや、パパ塾は自分だけの特権だもん」
得も言われぬ嬉しさを感じました。
やっぱり親子で教えあう、
会話をするっていいですね。
ポイントは
・怒らない(ほめる)
・主張を認める→間違いはそのあとで指摘
・なぜ、なぜと深く考えさせる
これがパパ塾を通して、
親子の絆を深めるポイントだったと考えています。
最後に 春は来たのか
さて、子どもの入試の結果ですが、
結論から言うと、
第一希望には届かないほろ苦い結果となりました。
入試直後の自己採点では、
十分合格圏内かなと思っていたのですが、
例年よりかなり倍率が上がっていたことにより、
中2までの内申点の低さが足を引っ張ったようです。
私自身は、一人で悔し涙を流し
自分の教え方について責めました。
そして、子どもにも謝りました。
もっとうまく教えたり、
点数を上げる方法があったかもしれないと。
結果が伴わないときは、教える側の責任ですから。
しかし、子どもはこう言いました。
いや、そんなことないよ。
1年半前なら、この高校を口にすること自体バカにされていたのに、
自分で堂々と志望校で書くことができ、
自分ができる限りのことはやった。
別の高校に行くことになったけど、
パパ塾が終わるわけじゃないんでしょ?
これからもよろしくね。
……この子の親で本当に良かった
思わず、思いっきり抱きしめました。
また、子どもに救われてしまいました。
確かに、第一希望の高校に入学できなかったことは悔しいことです。
でもそれはあくまでも大学入学や、就職を見越せば、
ただの通過点。
ちょっとチェックポイントが変わっただけで、
ゴールへの道は全く変わっていません。
気づかせてくれて、ありがとう。
その気持ちを無駄にしたくないので、
さっそく、高校の教科書を買って、
パパ塾の高校編を始めたところです。
第1回目の授業のノート、
画像として添付しておきますね。
さて、パパ塾は新章を迎えます。
我が家には子どもがもう1人いるのですが、
こちらは、先日からパパ塾を始めました。
そして、その様子をすべてyoutubeにて配信を始めました!
記事としては、
次回より取り上げていこうと思うのですが、
取り急ぎ、リンクを貼っておきますので、
興味のある方は是非ご覧ください。
効果が上がる勉強法と、
勉強に対する心構えから、
下の子へのパパ塾の授業を始めています。
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