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ゲームと数学 教員が考える 熱中する子どもへの対処法

 ↓ あとでじっくり読むときに便利

こんにちは。
今秋発売のドラゴンクエストが楽しみな亀きち(https://twitter.com/math_kame)です。

 

「ゲーム」って果たして、数学(勉強)にどのような影響を与えるのでしょうか。
その際に、何に気を付ければ効果があがり、
逆に逆効果となるのでしょうか。

 

保護者や教員の方が気にされるであろう、この点について、
亀きち流のゲームとの向き合い方について、書いていきたく思います。

 

亀きちが想いが強く表れるところですので、
・ゲームの功罪
・授業にゲーム要素は取り入れられるのか
・ゲームとの付き合い方
この辺りを、数回に分けてお話していきます。

 

今回は、「熱中する子どもへの不安」をメインで。

 

 

 

 

亀きちはゲーム賛成派

私に、ゲームをすることの是非を聞かれると、
即答で「ゲームは勉強の役に立つ」と答えます。

 

まず、わたし亀きちは「ゲームは趣味」です。
教員の頃から(本当は学生の頃から)ずっと。

 

日頃ゲームをされている人は、お分かりになると思うでしょうが、
ゲームから学ぶこと、多いですからね。

 

例を挙げると
人の話を聞くこと……ドラゴンクエストスクウェア・エニックス
日本地理の勉強……桃太郎電鉄(ハドソン)
野球・サッカーのルール……野球・サッカーゲームコナミ
人には個性がある……ファイアーエムブレム任天堂
論理だてての勉強……ヒューマンリソースマシーン
数字をいじることの楽しさ……RPGツクールエンターブレイン

などなど

いいところを見ていくと、たくさんあるんですよ。

過去記事からも…

math-kame.hatenablog.com

 


でも、でも、ゲームをさせるなんて…
と思われる大人の方が多いということも分かります

 

私も人の親ですから。

 

では、我が家での取り組みを中心として、
注意すべきポイントをまとめていきましょう

 

 

ゲームをすることによる懸念
①ゲームに熱中しちゃう

このことが真っ先に頭に浮かぶ大人の人は、かなり多いと思います。
私も親として、子どものゲーム時間にはかなりの神経を割いています。

スマホタブレットの利用についても、同様のことがいえますね

 

まずは、
家庭内でのルールを確立させた上で、利用を開始する
この一言に尽きると思います。

1日の利用時間、終了時間、ゲームやスマホを戻す場所

 

うちでは
・寝るまでにすべてのことを終わらせた後、利用開始
・1日1時間以内
・20:30には終了させること
・ゲームやタブレットは所定の場所に必ず返すこと

 

ゲームを始めるときに、子どもとこの約束を固くかわしました。
ルールに違反したときは、利用を停止することも伝えています。

 

小学生に入る頃にゲームを始めた子どもに対して、
このルールの約束したのですが、
数年経った今でも、きちんとルールを守ってくれています。

 

ゲームを始めるタイミング

これは家庭によって様々でよいと思います
勉強を始める前、終わった後、
家庭によって様々です。

私個人的な考えでは、
勉強が終わった後に、ゲームをするというのは、
勉強の目的が、ゲームをするためになってしまう懸念があるので、
ゲームは「1日の生活の最後」というように決めています。
(ほんとはそのあとに家族での読書タイムがあるのですが……)

 

1日のゲーム時間

昔、高橋名人が言っていた
「ゲームは1日1時間」
このワードは、的確に的を得ている発言だと思います。

 

1日2時間以上すると、
勉強で4時間やった内容が頭から抜けてしまう
という論文も発表されており、
長時間のゲームは脳に悪影響を与える可能性は否定できません。

特に脳を全く使わない状態となると特に…

 

大人に知っておいてほしいことが1つ。
ゲームをやる親だから分かるのですが、
例えばドラゴンクエストのような戦っている途中に、
ちょうど制限時間の1時間が来たとき、
電源をブチっと切るのはやめましょう。

 

そういうときには、私は戦いが終わるのを待ち、
セーブポイントまでゲームを進めることは、許容しています。
その代わり次の日の時間を短くします。

 

そうすることにより、
「ここまでがんばったのに…」という子どもの悲鳴は消えますから。
この辺は大人に柔軟に対応してもらいたいところです。
ぶちっとされると、子どもの心に負の思いが残ってしまいます……

 

気持ちよく終わらせてあげるのが一番です!

 

 

ゲームを終える時間

亀きちの家では、これはちょっと自省すべきところです。
本来ならば、寝る2時間前には終えておくのがよいとされています。
テレビや画面からのブルーライトは、就寝に影響を与えますので……

 

ゲームやスマホを寝る寸前まで行うのは、睡眠には妨げとなります。
眠りが浅い、目覚めが悪い、というご家庭では確認してみてください。

 

 

所定の場所に戻すこと

けじめをつけるため、次への行動へ引きずらないために、
うちでは実践しています。
うちでは、ゲーム→寝室で家族で読書orトーク という流れで1日を終えます。
ですので、寝室にゲームをもっていかせることはありません。

とにかく徹底させています。

 

 

最後に

 

今回は家庭での1番の懸案
家庭でのゲームの時間を中心にお話ししました。

・ゲームをはじめるタイミング
・1日1時間以内
・就寝2時間前にはゲームを終える
・ゲームを置く場所を決める

このことをきちんとルール決めした上で、取り組んでみるといかがでしょうか。

 

次回は、ゲームのジャンルやゲームの功の部分についても
お話をしていきたく思います。

 

 

 

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