"教えたい" 人のための「数学講座」

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数学授業講座 2つの「楽しむ」~Funny と Interesting の違い

 ↓ あとでじっくり読むときに便利

受けてよかったと思う授業。
その感想を一言でいうと、
「楽しかったぁ」
と凝縮される人も多いのではないでしょうか。

 

今回は、「楽しい」授業と演出に焦点を当てて、
亀きちが思うことを書き記していきたく思います。

 

 

Funny と Interesting の違い

授業での「楽しい」
これには、大きく2種類があると考えています。
Funny……おもしろおかしく楽しいこと。外からの要因
Interesting……知的欲求を満たされること。内から湧き出る要因。

 

亀きちが考える「楽しい」は後者の方。


毎回の授業が、Interesting すなわち、知的好奇心で満たされる授業であれば、
後から生徒自身が振り返っても、充実したと実感できるものになるのではないでしょうか。

 

湧き出るために、どのような仕掛けをして、
見せて(魅せて)いくのか
日々の授業内容を模索するだけでも、ワクワクしてしまいます。
…会社員となった今でさえも。(笑)

 

さて、Interesting な具体的な方法ですが、
例えば、
授業に関連する+αの知識、
学年を超えた前後のつながり
日常の中でこの知識がどのように使われているか
模試や定期考査へ向けてのやる気を喚起する話
模型を使って作業させる
創作的なことから規則性を見つけ出す
などいかがでしょう??

 

授業形態にしても、
全体に向けて、個人学習、グループ学習それぞれに適したものがありますね。


Funny
こちらは、面白おかしく注意を引くことが中心となると考えます。
面白おかしい一言
生徒のボケの発言の対するツッコミ
ネットの話題などでこちらに注目を引かせる
教材提示装置で関係動画や、グラフを見せる
など…
例を挙げてみましたけど、やはり主には外的要因からの刺激ではないかと考えます。


授業の目的は、
「自分から勉強したくなる姿勢を育てる」
そのように考える亀きちは、
やはり、先にInterestingから考えます。


もちろん、授業の際の生徒の様子から、
Funny的なことを言ったりすることもありましたが…

 

 

ネタの仕込みは前時から始まっていることも

Interestingな楽しませ方をする場合は、
ある程度、ネタを事前に仕込んでおく必要があります。

 

台本を作る際にも、生徒が一番食いつきそうな場面で、
用紙した「Interestingな話題」を出すことになります。

 

手法として、前時からその種まきがはじまっていることもあります。


前時の最後で、
「次は因数分解の授業です。パズル感覚が大切になるので、直感を鍛えておいてくださいね」
こう言われると、生徒の方も、モチベーションが少し変わってきますよね。
「あ、難しいと言われているところなので、パズルでいいの?」
「どんな授業になるのだろう…」
ここまで考えてもらえれば、言うことなしですね。
教える側の術中にはまったわけです(笑)

 

1時間の授業を組み立てていく上で、
生徒の理解差が激しくなりそうだと予想されるところ、
生徒の飽きが来るかもと思ったところ、
導入でどうしても引きつけておく必要があるなと感じたところ、

そういうところからまずは、Interestingなネタを仕込んでいきましょう。
生徒からの見る目も変わってくると思いますよ。

 

 

楽しませるリズムは「日々の授業の中で」

生徒に刺激を与える、楽しませるタイミングは、
日々の授業や、学期の授業の流れの中など様々ですが、


亀きち個人としては、
「日々の授業」が一番大切と考えています。

 

日々の授業が作り出す、いつもの生活のいつもの風景。
この毎日が楽しくなくては、積み上げていったものも楽しくはなりません。
学期に1回の楽しい授業だと、ただ「楽しい(楽しかった)」という記憶だけで終わってしまいます。

 

生徒自身が、授業内容についてもう一度学習を始める、
そのためには、日々の授業の中で、内から溢れる知的好奇心を育んでおく必要があります。

 

「今日の数学の授業もたのしかったなー」(Interestingな意味で)
そう思ってもらえる授業、
それを日々目指していきたいですね。