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数学授業講座 演出方法の歴史 未来は「スマホ」にあり

 ↓ あとでじっくり読むときに便利

1つのテーマで授業をしても、見せ方(魅せ方)は様々。
どの方法を採択すればいいのか、迷う方もいるかもしれませんね。

 

今回は、亀きちの考える授業演出の方法論について記載します。

 

主眼として考えるのが、
「生徒が後から振り返り、身につく」
そのための手法について書いていきます。

 

最後には、私亀きちが、
今後定番になるのでは、思っている手法についても記載します。

 

 

 

黒板を使うことが基本

まずは、定番の板書について。

 

板書は、生徒がノートに残したいときに使うことが前提です。
生徒と同じスピードで教員が書くことができるのが最大のポイント。

 

書くことによって、生徒の頭の中には情報が整理されて入ってきます。

 

ただし、昔からよく言われているのが、
「1回の授業で黒板1枚に収まるように」
私も教育実習で母校を訪れた際に言われたのですが、
これについては、生徒のノートをとる際の幅の取り方は人それぞれななので、
振り返った時にそれが美しいかということについては、あまり考えていません。

 

亀きちは、以下のやり方で板書をしていました。
・板書をとるときは、時間をとって生徒も一緒にとらせる。
・1通り書き終えたら、説明を始める
・その際に、再度チョーク(生徒にはペン)を持ち(持たせ)、
 付け足すポイントやお得な情報をチョコ書きしていく。

 

生徒も一緒になってポイントを書いてくれたり、強調しれくれたりするので、
後から見返したくなるノートができあがることになります。

板書→チョコ書き と2度塗りするようなイメージですかね。

 

例題の説明をするのにはこれが最適ではないかと考えています。
最終的には、生徒が自分の力で問題に取り組むことができる、
それが目標なのですから…


【メリット】
・生徒目線でじっくり書くことができる
・説明の際に、書き込むことができる
・生徒も自分の手で書くので、愛着や記憶に残る
・復習の際の母艦になる

【デメリット】
・書くことに時間がかかる
・ノートをどんどん買い足す必要がある

 

 

プリントは管理次第

プリントはたくさんの情報を詰め込むとき、取り組ませるときに使う手法です。
板書をさせるほどのことでもない、でも一通り伝える必要がある。
図形をかくのに時間がかかるので、あらかじめ配っておく。
そのような使い方をされる方が多いと思います。

 

あとは、練習問題をどんどんしていくときには、大変効果的だと思います。
スピードをあげて知識を定着させるには最適かと。

 

難点は、管理の仕方です。
生徒にとって、ノートとプリントは別物。
整理がきちんとできる生徒は、問題がないのですが、
そうでない生徒は、授業が終わった瞬間に完全にノートや教科書と別離…

 

ファイルをあらかじめ用意するのも一つの手で、そこにまとめていくこともできます。
日々のドリルはそのような形でまとめていくといいですね。

 

ただし、授業の要点のまとめについてはそれでは振り返りがかなりしづらくなります。
ノートに切り貼りするくらいしか、方法がなくなります。
そのあたりの指示を的確に出せるかがポイントになるのではないでしょうか。

 

ちなみに、私は、切り貼りをするかどうかも生徒それぞれなので、
図形のときは、予習の段階で必ず図だけはかいてくるよう指示していました。


【メリット】
・短時間でたくさんの情報を提供できる
・ドリルなどの問題演習には最適

【デメリット】
・管理方法が生徒によって差が出る
・振り返りがしづらい

 

 

ICTについて

教育機器を使う、特にコンピュータについては最近チヤホヤもてはやされています。


グラフや図形で魅せる授業をするときにはインパクトもあり、
生徒もイメージしやすいので大変有用だと思います。
私も、実際に、数Ⅰ2次関数でグラフが移動する際の最大最小や、
三角関数のグラフ、軌跡などではよく用いました。

 

また、PC教室を借りた際には、生徒1人1人にソフトをダウンロードさせて、
自由にグラフや図形をかかせる中で、規則性や法則を発見させたり、
特徴を見つけさせる、という使い方をした経験もあります。

 

ただし、難点は「その時だけ」ということ

生徒の瞬間記憶としては残ります。
これを長期記憶として定着させられるかどうかが課題となります。

 

私自身も一時期はコンピュータに執着したころもありましたが、
数年たつと、板書とコンピュータは分けて考えるようになりました。

 

亀きちが考える、ICT活用の定義は
「教科書やノートの補足をするためにコンピュータを使用する」
ということです。
そう考えると、コンピュータを使う場面というものもおのずと見えてくると思います。

 

【メリット】
・視覚効果バツグン
・動く様子が見える(グラフも図形も)
・データの取り込みが早く、魅せる授業ができる

【デメリット】
・生徒の長期記憶としては残りにくい
・自分で問題が解けるようになるわけではない

 

 

これからの定番はコレ!

亀きちが考えるこれからの定番について最後書きたく思います。


今は教員をしているわけではないですが、
もし、教員をしていたら推奨したであろう活用法

 

スマホタブレットの活用 です。

・母艦になるもの(手書きノートが基本、あるいは教科書)を用意
・その単元が一通り終わったら、全ページスキャンし、PDF保存
スマホタブレットに保存
・スキマ時間に眺める、定期試験や復習の時に使う

という流れです。

 

これからは持つことが前提の時代になります。
スマホの持ち込みを認める学校も増えてきました。

 

だったら、このような使い方もできるのではないかと。

 

現在、私は読書ノートを書いていますが、
ノートがいっぱいになるとスキャンをし、それをスマホに入れて持ち歩いています。
それをスキマ時間に見ることにより、本を再読する形をとっています。

 

知識は繰り返し塗っていくことで定着するもの。
中高生にもその手法が使えるのではないかと思います。

 

それが自分の書いた手書きのノートなら、なおさら記憶に残りやすい。
そのときの授業の様子も鮮明によみがえってくる。
使わない手はないと思います。

 

ぜひお試しください。

 

あっ、問題を実際に解くときはきちんと紙と鉛筆で解いてくださいね(笑)