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長期休業明けの数学授業対策講座(教員編)

 ↓ あとでじっくり読むときに便利

お盆休みも終了し、
長期休業明けの授業について考え始めている先生方も多いと思います。
長期休業明けは何かとトラブルが多いもの。
せめて、授業の悩みだけでも少なくしておきたいものですね。

 

生徒がやる気をもって新学期に臨めるよう、
教員が充実感にあふれ、新学期をフルスロットルで迎えられるよう、
考えておくべきことをまとめました。

 

今回は教員編です。

 

 

教員の悩みって……

 

 

教員側の悩みといえば、
「授業の感覚を忘れている」
そういう方、いらっしゃいますよね……?

 

私も経験があるのですが、
5日間ほど空いてしまうと、授業の感覚がどうもしっくりこなくなります。
何をしゃべればいいのか、間の取り方、流ちょうな言葉、
どれをとっても自分のイメージとは大きく異なってきます。

 

それらを防ぐために行っていた方法を紹介します。

 

声が出ない人のために

 

まずは、人前で話すことが久しぶりになるので、
声そのものが出にくくなっている人もいらっしゃると思います。

 

私は、通勤の車の中を自分のリフレッシュの時間としているのですが、
歌います!(笑)

 

自分のパワーソングを持っていて、それを歌います。
朝は声が出にくいので、女性の曲をオクターブを下げて歌うことが多いですかね。
とにかく声を少量から出していき、
徐々に大きな声にしてくよう心がけています。

 

声を出すこと=頭の回転を上げる ことにもなりますし、
ストレス発散にもなりますし、
一石三鳥ですね。

 

あとは、常温の飲み物を摂取するようにしています。
喉をびっくりさせないよう、少しずつ……

 

それにより、最初の「起立、礼」から順調に声が出ることと思います。

 

頭がぼーっとしている人へ

 

これも通勤時の話になりますが、
私は、授業の流れがスムーズに描けず、
しゃべりのテンポに自信がなくなっていた時があります。
はやり長期休業明けの授業のとき。

 

そのときは、落語を聞いていました。
落語の効用については、別記事で紹介していますが、
あの喋りのテンポ、間の取り方は自分のベースとなるもの。

 

自分にとっての耳からの教科書です。
しっかり取り入れ、授業でその落語を意識しながらしゃべるようにしています。

 

お気に入りの落語CDを入手して聞いてみたり、
Podcastなどから仕入れてみるのもいいですね。

 

やはり、
しゃべりについてはしゃべりのプロから学ぶのが一番です!

 

あとどうしても自信が持てないときは、
ICレコーダーを用いて、
自分の授業をいったん録音することが現状把握の最善の方法です。
授業すべてを録音する必要はないと考えますが、
授業の出だし10分だけでも録音して聞きなおしてみると、
しゃべりがたどたどしくなっていることに気づくと思います。

 

その部分を修正すれば、自信につながります。
学期最初の授業で躓きたくはないですもんね。

 

流暢なしゃべりで、だらけ気味になっている生徒を一気に引き込みましょう。

 

授業の流れがぼんやりしてしまった人へ

 

授業はその時々の想像力・創造力で作っていくもの。
やはり、板書や授業の流れをイメージしていくことが大切です。

 

長期休業明けの授業の初回については、
特に綿密な予習が必要と考えます。

 

やる気の出る話、導入、展開、次時以降の流れ…
生徒にマッピングをさせるためにも、
まずは教える側がきちんとマッピングできるかどうかをチェックしましょう。

 

前に立っている自分の姿
教室の隅から隅までの生徒1人1人の姿
授業開始の発声から、引き込んでいく様子
板書の内容とその説明
生徒の動かし方、授業形態
まとめとやる気のでる声かけ

 

これらをできるだけ細かくイメージするようにしてみてください。
記憶がよみがえる効果もありますし、
授業のイメージ力の向上にもつながります。

 

「できるだけ細かく精細にイメージ」がポイントです。

 

最後に

 

休み明けは生徒も教員もぼーっとしがちです。
体育祭などの行事がある場合には、そちらに注意がとられてしまい、
授業は二の次の場合もあります。

 

ある程度は仕方ないにしても、
押さえておくべきポイントはきちんと押さえておき、
授業が崩れてしまわないような対策を考えておく必要があります。

 

数学の授業がしっかりしていれば、
教室全体の授業も引き締まって見えます。

 

学校生活全体でも要となる数学の授業。

 

まずは新学期が始まる前に、教える側がしゃっきとして、
気持ちよく生徒を迎えられるといいですね。