"教えたい" 人のための「数学講座」

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数学を効率的に学習するには?(時間帯編)

 ↓ あとでじっくり読むときに便利

「数学」と言えば、式を理解して紙にカリカリ書いて、
それを元に頭をひねらせ解答を書いていくという、
なんともコストパフォーマンスの悪い教科

数学を効率よく勉するためには、
どの時間帯で勉強するのが、よいのでしょうか

亀きち流がこれまで実践した中で、
提唱してきたことを、まとめていきます。

 インプット型とアウトプット型の勉強法

まず、勉強には2種類あります。
インプット型勉強
 脳にインプット(暗記)させる勉強
 適している時間帯…
  寝ている間に記憶を整理するため(暗記は寝る直前がいいんです)

アウトプット型勉強
 脳からアウトプット(出力)させる勉強
 適している時間帯…
  朝のすっきりしている時間帯、脳の引き出しが一番スムーズに動きます。

さて、数学は…

数学という教科性から考えると、「アウトプット」という意見にたどり着きますかね。
もちろん、その通りで覚えた知識を使って問題を解いていくので、
基本数学は「アウトプット」の教科です。

 

しかし、すべてが出力というわけでもありません
また、人によってルーティーンワークのようなものも存在しています。
(簡単な計算をして、頭を働かせてから本格的な勉強をスタートさせるなど)

 

なので亀きち流では、
次のような勉強法を提唱します。

 

① ドリル計算問題(10分程度で終わるもの)・・・勉強始め(夜でも朝でも可)

② ノートまとめ公式暗記パターン暗記・・・

③ 10分以上かかる問題予習・・・

 

①では、勉強を始める上でのルーティーンとしてなので、どちらでもよいと考えます。
要は勉強のブリをつけるためです。
脳に血流を流した状態で、数学の難しい問題や他教科に当たるのは非常に効果的です。

 

②では夜型の勉強について。
授業のノートをまとめて整理したり、公式を暗記しようとしているとき、
解法のパターンを暗記しようとするときは、夜が適しています。
寝ている間に、記憶が脳の中で整理されます。
なお、公式や解法パターンの暗記をした場合は、翌朝にチェックをすると効果的です。

 

③は本来の数学の勉強に適した時間帯
寝ぼけまなこの状態で…と思うかもしれませんが、
起きてから3時間が脳にとっては一番のゴールデンタイム
最も脳が働くときです。
新鮮な脳で、知識の引き出しがスムーズに引き出せるかどうかを確認するには、
この時間帯が最も適しているでしょう。
問題は、起きれるかどうか…ですよね。:(;゙゚'ω゚'):

亀きちの実践より

学生時代

私は大学受験前は、このことを知ってか知らずか、次のような勉強法をしていました。
ちなみに、塾等には行っていません。

帰宅⇒勉強21時就寝3時起床5時まで勉強6時まで仮眠⇒登校(電車の中で勉強)

要は、家で睡眠を2回取っていたというわけです。

 

今思えば、一番睡眠をとらなくてはいけない22時~2時の間は熟睡中ですし、
2回寝て、2回起きるので、そこでインプットとアウトプット両方できる
なんともまあ、合理的な勉強をしていたものです(笑)

おかげさまで受験は失敗することなく、第一志望校に合格することができました。

社会人になって

今も、朝は早めに起きてのアウトプットの勉強・仕事は心掛けています。
もちろん、無理のない範囲で…(体が資本!!)

 

朝やることは、
・メモを取りながらの読書
・夜書いたブログ記事の推敲
・趣味での数学問題解き
・家で、1人で行うことのできる仕事
仕事で忙しいときには、早朝残業の形で早く出社して片付けています。

 

なるべく、「1人でできる仕事は始業前、他の人がかかわる仕事は勤務時間中」を心掛けています。

 

最後に

教える側の方たちも、年齢を重ねれば「時間」の貴重さを感じてくるはず。
子どもたちは、今一つそれにピンと来ていません。
(…そりゃあそうですよね。そこまで考えたりしませんもの)
ですので、提案の一つとして、紹介してみてはいかがでしょうか。