"教えたい" 人のための「数学講座」

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花粉症でお悩みの方に 効率を上げる数学勉強法

 ↓ あとでじっくり読むときに便利

前回まで2回に渡り、
花粉症でしんどい思いをしている方へ
学習環境づくりや、勉強に対する前向きな心の作り方、
効果が上がる時間の作り方について、発信してきました。

 

math-kame.hatenablog.com

 

入試や試験の時期になると、
本当にしんどいですよね。
私自身、長い間花粉症で悩まされており、
その気持ちはよく分かる……

 

定期考査や大学入試へ向けての勉強や
実際の試験本番でも、
思うように集中ができなかったこともあります。

 

その悔しさ、もどかしさたるや……(´;ω;`)

 

そこで今回は、
私の専門である数学について、
花粉症で苦しい思いをしているときに
どのように数学の学習に取り組めばいいのか

 

その方法や考えを
脳科学や症状の特徴の観点からまとめていきます。

 

花粉症だからこそ、
思考錯誤して編み出した勉強法。

 

しんどい中でも効果が上がる、
そんな勉強法を紹介していきます。


スギやヒノキによる花粉症は、
時間帯によって、飛散量も体調も変わってきます。

 

ということで、
朝・昼・晩と時間帯に分けて、
それぞれでもっともよいと考えられる取り組みを
まとめていきます。

 

 

朝 応用問題を解くゴールデンタイム


1日を通して考えた時、
一番体調がいいのは朝。

 

朝起きた瞬間から
鼻がムズムズすることもよくあります。

 

体調がすぐれないときは
無理する必要はありませんが、
大丈夫だと感じたら、
一気に応用問題に取り組んでみましょう。

 

亀きちは、
起きた時にしんどいときには、
体温を上げるために生姜湯を飲み、
食前の薬を服用して、
マスクをして取り掛かっていました。

 

体温を上げると、免疫力があがりますよ。

 

あとは、事前準備はしっかりとしておきましょう。
寝る前に、翌朝の勉強の用意をしておきます。

・教科書やノートは開いた状態で
・座った瞬間にすぐに問題に取り組めるように

 

この準備ができていれば、
勉強をするというハードルを下げることができます。

 

元々、起床直後の3時間は、頭が一番起きていて
脳にとってのゴールデンタイムです。

 

さらに体調が一番いい時なので、
書いたり、思考力を問う問題に
最も適した時間帯となります。

・入試やテストの応用的な予想問題
・思考力を問う証明問題
・過去問を解く

 

など、有効に使ってくださいね。

 

朝起きられないという人もいますが、
花粉症の人にとっては、
朝がスーパーゴールデンタイム。

 

起きられない理由を考えず、
「まずは何も考えず起きる」
ところから始めてみてください。

 

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お昼 学校がある場合

 

学校があると、
もちろん授業に集中しなくてはいけません。

 

ただ、花粉症の人にとって、
学校の授業はかなり辛い……

 

目がかゆくなり、鼻水やくしゃみが出たり、
周囲に気を使ってしまうので、
それが余計なストレスになったり……

 

花粉症で悩んでいる人は、
みんな同じような思いをしていますよね。

 

そこで、亀きちが提案するのは、
「授業でのストレスを軽減する」ことです。

 

具体的な方策は、
ズバリ、予習です

 

数学はコスパが悪い教科の代表となっていますが、
予習をすることにより、
学校での授業が
自分自身にとっての2回目の学習になるようにすると、
授業の内容が、だいぶ楽に頭に入ってくるようになります。

 

予習といっても、
教科書などを完全理解する必要はありません。

 

目的は、
「分かるところと分からないところの仕分けをする」ことです。


つまりは、
集中して授業を聞くところと、
ちょっとゆるめるところの
メリハリをあらかじめつけておくということです。

 

予習は休み時間の10分間でもOK

 

次の時間の内容をパラパラっと見て、
分かりそうな問題と、
ちゃんと聞かないと理解できなさそうな問題、
その仕分けを、何となくで構わないのでしておくのです。

 

これだけでも、
授業の理解度は結構違ってきますし、
授業時間のすべてを完全集中まではしなくてもよくなります。

 

……手を抜いてもいいというわけではないですからね?(笑)

 

 

お昼 家庭で学習する場合

 

家庭で学習するときは
ゴールデンタイムの続きとなります。

 

家の中での勉強ならば、
外に出るよりは取り組みやすいでしょうし、
集中力も高い状態を維持することができます。

 

なるべく午前中の頭が働くときには応用問を、
午後のちょっとゆったりとした時間では、
短時間でできる勉強や、
ノートへのまとめのような
作業的なことを中心に取り組んでみましょう。

 

あとは、15分程度の仮眠もいい手ですよ。
午前中の疲れた頭をシャキッとさせる効果があります。

 

午後からも、しばらくはがんばれますよ。

 

 

夜 見る・聞く・イメージする学習をしよう

 

夜の時間は、
1日の疲れもあり、
症状が重くなってしまう人もいることでしょう。

 

さらに、集中力も上がらず、
ついつい次の日へ先送りと考える人も……

 

そんな人のために、
夜の勉強法は、
名付けて「細切れ勉強法」です。

 

前回の記事でも少し紹介しましたが、
ちょっとした時間でもできる勉強をします。

 

5分でもいいですし、CMなどの1分間だけでもいい。

 

数学の公式をちらっと確認して覚えなおしたり、
教科書を1ページだけ読んでみたり
問題集の1問だけ、解き方の流れを頭でイメージしてみたり。

 

そんな短時間でできることをリストアップしておき、
ちょっとずつこなしてみましょう。

 

このちょっとの積み重ねが
1週間もすれば数時間の勉強量になることも。

 

次の手として、
数学の教科書の音読もアリです。

 

数学と音読はなかなか結び付かないかもしれませんが、
教科書を読むというだけで、
耳から情報が入ってきますので
ある程度の効果が期待できます。

 

一番効果的なのは、
教えることを意識して、
その問題の解説を、声に出してやってみることです。

 

書いたりうつむいたりすることなく、
声と頭の両方を使いながら、
レーニングすることができます。
一石二鳥ですよ。

 

そして、先ほども少し紹介しましたが、
問題の解き方を頭の中にイメージすることもいい勉強法です。
簡単な問題から始めてみるといいでしょう。

 

目的は、暗算して答えを出すのではなく、
その問題の解き方があっているかどうかを確認することです。

 

おそらく、1分もあれば
解く流れはイメージできるのではないかと思います。

 

あとは解答を見て、
その流れがあっているかを確認してみましょう。

 

慣れてくれば、
大学入試のような問題でも、
同じようなトレーニングをすることが可能です。

 

実は亀きち、高校生時代には
東大の赤本を見て、
解き方をイメージする訓練をしていました。

 

見事に合っているときは、
嬉しさがこみ上げてきたことを覚えています。

 

数学が得意な人、ぜひチャレンジを!

 

 

まとめ 応用・メリハリ・細切れ

 

今回は、亀きちが数学の専門ということで、
花粉症で苦しんでいるときの
数学の勉強法を紹介しました。

 

この原則にのっとれば、
数学に限らず、他の教科でも横展開ができると思います。
様々な教科で勉強法を考え、試してみてください。

 

しんどい時期だからこそ、
余計なストレスを感じずに、
目の前のことに集中する。

 

そのような環境や勉強法の手助けをし
明るい未来が多くの人に拓けるよう、
そのきっかけになれば嬉しいです。

 

勉強法や教え方、
私が持っているものは
これからもブログで紹介していきます。

 

ご意見ご感想、取り上げてほしい題材があれば
コメントやお問い合わせからどしどしお寄せください。

 

双方向で、心を大切にした、
楽しい時間としていきましょうね。


【今回のまとめ】
・朝は「応用問題にチャレンジ」
・昼は「メリハリをつける」
・夜は「細切れ勉強法」

 

 

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