本日はちょっと辛口なお話を。
生徒には「予習をしなさい」という先生も多いが、
実際にはどれだけの先生が、
どれだけの予習をしているのでしょうか?
実際の現場では、本当に人それぞれだと思います。
私自身、手を抜いたことも正直ありました。
そんな時に限って、意表を突いた質問が飛んできて授業がストップしたことも…
(当時の教え子のみなさん、本当にごめんなさい…)
今回は、私の考える教える側の「予習」について触れたいと思います。
大前提
授業を通して生徒に何を1番伝えたいのか
これが毎回の授業の幹となります。
学校教員でも塾講師でも変わることはありません。
一斉授業タイプの塾では教えることが盛りだくさんですが、
何か最低1つ+中印象2つは残したいものです。
人は1回の講演や授業で、
最高でも3つしか頭の中に残らないものです。
日々の授業の振り返りで、
今日学んだことを3つ列挙させるのも面白いかもしれませんね。
予習で必要なこと
教員の予習は学校教員は本当にさまざまです。
もちろん、教える人にとっても。。。
教科書をパラパラとめくって、
答えを控えて完了って人もいます(実際にいました)
てか、そういう人の授業は経験のみで、底が浅く、
見る人が見れば、すぐに分かってしまいますけどね…(笑)
① 初期の頃
さて、18歳当初に私がやっていたことですが…
予習の段階で、その日のしゃべる内容をすべて録音していました。
(もっと初期の頃はすべて紙に書いていました…)
聞き返すとなかなか恥ずかしいのですが、
間の取り方、説明の分かりやすさ、テンポ、
否応なしに現実を突きつけられます。
(ギャグの面白さも…(笑))
それを聞いて、授業を何度も推敲して本番に臨みます。
② 通常スタイル
録音に慣れてくると、
自分の授業スタンスが頭の中で自動的にイメージできるようになります。
そうすると、ある程度ポイントを絞った予習が可能となります。
・その日の授業のポイント(大1つ、あれば小2つ)
・そこに持っていくまでのアプローチ
・数学内でのモチベーションを高める小ネタ、ボケ
・授業に入る前の声掛けorネタ
⇒それを教科書に落とし込む(板書例・予想される生徒の反応も含めて)
少なくとも②が日々できていない教員は成長はないと考えています。
中高教員であろうと、塾講師であろうと。
ちなみにですが、私はこれらをやった上で、
最低でも10%は遊びの部分(車のハンドルで例えるところの)を持たせています。
フレキシブルな対応をするために。
それが外から見える自信にもつながりますので。
最後に
教科書を教えるのではなく、
教科書で教える。
日々、主役の生徒を意識した教員が増えることを願っています。
今日もいい授業を!