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新年度開始に向けて 準備編② 教員用TO DOリストの作り方

 ↓ あとでじっくり読むときに便利

前回は、
新年度開始にあたって、
年間概要の把握方法について記載しました。


たくさんの読者の方にご覧いただき、
誠にありがとうございます。

 

今回は、さらに焦点を絞って、
より具体的な計画の立て方、
さらにはTO DOリストの作成の仕方にまで
踏み込んで考えてみようと思います。

 

会議などでお忙しい毎日の先生方とは思いますが、
ご参考いただければ幸いです。

 

また、保護者の方も、ぜひ考え方をご参考ください。

 

 

 

年間行事予定→月ごとの授業時数を計算

 

 

年間行事予定は、
4月最初の職員会議などで配布されると思います。

 

まずはそこから行事予定を鑑みて、
月ごとの授業字数が大体どれくらいあるのか
洗い出してみましょう

 

【目的】
・定期考査までの授業時数の確認
・どこまで単元を進められるかの大体の把握
 (年間の学校で予定している、年間指導計画と照らし合わせながら)

 

授業時数が把握できれば、
生徒にも、何月にはこの単元まで進めるということを
あらかじめ宣言することもできますよね。

 

生徒にとっても、心の準備や予習がしやすくなります。
(塾の先生もありがたいですよね)

 

ちゃんと計画を綿密に立てているんだという、
信頼関係にもつながりますし。

 

月ごとの授業時数が把握できれば、
その後で、自分の年間および月間での、
授業の準備や、予習の計画を立てることができます。

 

まずはイメージをしっかりできるようにしてみましょう。

 

スケジュール管理として、
手帳はそれぞれ配布されているかもしれませんが、
この手帳は、なかなか使いやすい1冊です。

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週毎(時間割)の決定→1週間の仕事の流れをイメージ

 

 

次に、毎週のTO DOリストの作成です。

 

学校は時間割があるので、
週ごとのローテーションとなります。
1週間の仕事の内容は大体同じとなります。

 

ですので、
先生方の時間割が完成すれば、
次に考えることは、自分の1週間の動きの把握です。

 

4月当初は、
新年度のオリエンテーションや、
身体測定などの行事で、不定期にはなると思いますが、
徐々に、スケジュールは固定化されていきます。

 

その中で
・何曜日に提出物の回収をするのか
・いつ返すのか
・比較的余裕のある曜日がいつなのか
・課題をまとめて作る日はいつなのか

この辺りが、ある程度固定化されてくることと思います。

 

授業準備と含めて、
教員自身のの1日の動きの流れを作っておきましょう。

 

 

週に半日(4時間)の余裕をつくろう

 


1週間のどこかで、
できれば半日、数時間でも構いませんので、
自分がリフレッシュできる時間を作っておくことが大切です。

 

その時間に、
・遅延している仕事があれば取り戻し、
・本当に余裕ができれば教材研究を深めたり、
・他の人の授業を参観したり、
・通信や宿題の精度をあげたり、
・雑学や新しい教え方を研究したり
・自分自身のモチベーションを高める仕事
に取り組んでみましょう。

 

私は、自分が担任しているクラスの、
他の先生の授業を参観させてもらっていました。

 

生徒の様子(教員によって態度を変えていないか)や、
その先生の長所や自分で取り入れたいところを、
つぶさに観察することができます。

 

生徒の反応、先生によって本当に違いますからね。

 

他の教科から、自分の教科にアイデアを横展開することもできます。

 

個人的には、
グループ学習のやり方、
討論の進め方など参考になった記憶があります。

 

もちろん、数学の他の先生の授業の見学も大いにありです。
同じ内容でも、喋りや持って行き方次第で生徒の反応は本当に違ってきますから。

 

 

ちょっと余談

 

授業を見学に行く際には、
前もって伝えておくことが礼儀だとは思いますが、

ときどき
「授業は見に来ないで」
と言われる先生もいます。

 

私個人としては、
それは教えるプロとしての意識欠如ではないかと思っています。

 

いついかなるときでも、オープンな状態で授業をする
それが本来の教員の姿ではないでしょうか。

 

塾と学校現場、両方を経験している私からすると、
授業は見られて当然
いつの授業でも録画や録音をされても当然
そのように考えています。

 

現に、抜き打ちで県内外から、
たくさんの人に授業を見ていただきました。

 

もちろん緊張したり、いつもと雰囲気が変わったりすることもありましたが、
それも自分の成長のためには必要ですし、
いつしかそれすら楽しんでいる自分がいました。

 

見られて当然なんです。

 

このブログを読まれている先生方には、
ぜひそのような先生になっていただきたいなと、
切に願っています。

 

 

最後に 教員も「時短」の概念を

 

 

最後に日々のTO DOですが、
こちらは、クラス担任を持たれている場合は、
そちらが中心業務となろうかと思います。
ここでは割愛します。

 

生徒には時間割表を与えますよね。
教員も、自分自身の時間割表を作ってみることをお勧めします。

 

私は、当時はgoogleカレンダーで管理していました。
現在では、スマホで一括管理しています。 

 

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もちろん、教員の場合は、
日々不測の事態が発生することがあります。

 

それは致し方ないことだと思いますので、
できなかった予定をどこにスライドさせるかは、
都度考えていく必要があります。

 

それでも、ある程度のイメージを持って、
毎週を過ごしていただきたいですし、
業務の効率化を図っていただきたく思います。

 

私が当ブログを運営している目的の一つは
「教員の時短」

 

日々の業務、本当に大変ですよね。
ですので、忙しさに忙殺されないよう、
考え方や、手法をできるだけ共有、発信をして、
教員の時短のお手伝いができればと思っております。

 

過去の経験上、時間管理には疎い先生が多い印象があります。
おすすめの本も掲載しますので、ご参考にしてください。

 

 

 

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