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生徒のやる気を引き出す 数学の課題の出し方(長期休業編3)

 ↓ あとでじっくり読むときに便利

ぼちぼち
長期休業用の課題の作成が頭をよぎる先生方……
生徒のみなさんも戦々恐々ですよね。

 

当然、
必要があって出されるものが、課題でありますし、
やるからには、
生徒にとって効果的に学力が身につくものが求められます。

 

生徒からすると、
いやいややる勉強ほど、
効果の低いものはないですからね。。。

 

今回は、
以前に記事としてお伝えしたものの続編になります。


夏休みの課題を
順調にスタートを切ってもらい、
最大限の効果を出す、

教員側からの
課題を出すタイミングと、
課題の取り扱いのアイデアについて紹介します。

 

私もかつて実践していた手法で、
このやり方を取り入れてからでは、
課題提出率に大きな差が出ることもありました。

 

ぜひ、参考にしてみてください。

 

以前の記事はこちらからどうぞ

 

 

 

宿題は出して終わりではない

 

まず教員側で
認識しておかなければならにこと、

それは、
宿題を出したら、それでひと段落ではない
ということです。

 

宿題を出すのが目的なのではなく、
その宿題を利用して、
学力の維持向上させることが目的。

 

だとしたら、
その宿題を出した後に、
生徒がきちんと取り組めているか、
何らかの確認をする必要があると考えます。

 

私が考えるのは、次の3つ
① スタートを切っているかの確認
② 途中での進捗状況の確認
③ 最後の提出および取り組み状況の確認

 

③については、
もちろん課題提出として、
チェックされている方も多いと思いますが、

大切なのは、
①の、最初のスタート切れているかだと思います。

 

夏休みの宿題となると、
量も膨大になることが考えられます。

 

生徒は、宿題を渡された瞬間に遠ざけてしまい、
そこから、何日間もほったらかされてしまうことも……

 

そして、
気づいたときには、手遅れになってしまい、
日程に追いかけられながらの
受け身の勉強となってしまいます。

 

それでは、
せっかく出している課題も効果半減。。。

 

実践テクニックは次項で紹介しますね。


また、②について、
途中での状況を、
確認するということも必要です。

 

このことについては、
途中で、補習や登校日がある学校では可能ですが、
そうでない学校では難しいかもしれませんね。

 

その場合には、
きちんと生徒の学習計画に
落とし込む必要がありますね。


さて、では具体的な方策について、
私が実践してきたことも交えながら、
方法を紹介したく思います。

 

 

長期課題の効果的な配布時期と留意事項

 

配布するのは、定期試験直後

 

配布の時期ですが、
終業式の近辺で配るという先生方も多いかと思います。

 

しかしそれでは、
生徒が、宿題のスタートを切れているかどうかの把握ができません。

 

ですので、
長期休業中の課題を配るのは、
定期試験の直後。

 

そして、
最初の提出日をその週明けに設定します。

 

要は「週末課題」1回分を、
長期課題に含めるのです。

 

そうすることにより、
生徒は、長期課題の全体把握と、
スムーズなスタートを切ることができます。

 

生徒の立場からすると、
切らざるを得なくなるわけですが(笑)

 

ただ、与えて終了という課題と比べると、
非常に有効な手立てであると考えます。

 

 

解答の配布も問題配布も同時に

 

学校によっては、
生徒が解答を丸写しすることを心配して、
解答を後日配布するところもあります。

 

個人的には、それには反対です。

 

意欲のある生徒は、
課題にどんどん取り組みたいのですから。

 

また、課題そのものも、
長期休業中にまんべんなくする必要もないと思います。

 

できるのであれば、
長期休業に入る前に、終わってしまっても構わないと。

 

それを、解答を後日配布するというのは、
教員側のエゴであると考えます。

 

問題と解答は同時に配布して、
生徒自身に勉強のペースを作らせてあげましょう。

 

仮に丸写ししていたら、
プロである教員の方は一目で分かりますし、
宿題考査をすれば、
一発で、勉強しているかどうかは把握できるのですから。

 

その結果で、
今後の対策と該当生徒への対応を
考えればよいことかと思います。

 

 

補習や登校日がある学校では、2回目の確認を

 

進学補習や登校日などが設定されている学校では、
ここで2回目の提出を
設けておくことをおすすめします。

 

要は途中経過の確認ですね。

 

1人1人にアドバイスをするような時間は、
取る余裕がないかもしれませんが、

新学期に入った後に、
宿題考査の結果と合わせて、
振り返りをさせることができます。

 

少しでも余裕があれば、
極端に取り組み状況の芳しくない生徒にのみ声をかけて、
フォローをしていけばよいと考えます。

 

休み中でもきちんと生徒を見守っているという姿勢、
生徒にもきちんと伝わりますよ。

 

 

全員に達成感を幅広く味わってもらうために

 

このように手をかけての課題の目的は1つ
全生徒への達成感を高いものとする

 

課題考査については、
最低限の部分が範囲になりますが、

それだけではなく、
その先を見据えた生徒が得をするような、
全員の満足感を満たすような課題設定をすることこそ、
教員には求められているのではないかと思います。


今回の取組みを、
大変意欲的に取り組んでくれた生徒は多数いました。
実際に楽しんで取り暮れていた生徒の中には、
東大に進学した生徒もいます。

 

その生徒は、1日中没頭し、
ハイレベル問題集だけでは飽き足らずに、
問題集を買い足して取り組んでいたそうです。

 

ここまで一生懸命に楽しんで取り組んでくれれば、
本当に教師冥利につきますよね。

 

私もそのお話を保護者懇談で伺ったときに、
涙が出そうなほど、嬉しくなったのを覚えています。

 

これまでやってきたことは、
間違いではなかったのだと。
自分の想いが通じてくれているのだと。


そのような想いをされる先生方も、
たくさん出てほしいですよね。

 

生徒の勉強する姿勢をそっと後押しして、
軌道に乗せていく、
やりがいのあるこの仕事、
日々の業務で学期末は大変でしょうが、
頭の中にとどめていただければ幸いです。

 

 

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