"教えたい" 人のための「数学講座」

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年始の生徒からやる気を引き出す 亀きち流手法

 ↓ あとでじっくり読むときに便利

新学期が始まって1週間。

 

今週は幸いにも3連休ですが、
ぼちぼち疲れの出始める生徒も、出てくる頃かと思います。

 

そんな生徒に対して、どのように接していますか?
ご自身のやり方は確立されていますか?

 

生徒自身が
前向きになれる、がんばろうと思ってもらえるようなことを、
数学の観点からまとめてみました。

 

かつて、私が実践していた内容です。

 

 

 

メリハリをつけることによる疲労の蓄積の防止

 

まずは肝心の授業について。

 

長期休業明けというのは、
身体や心のどこかが緊張していて、
疲労が蓄積しやすくなっています。

 

ですので、
授業の中でも、緊張と緩和を、
いつも以上に意識をして、授業を組み立てていきましょう。

 

実践例を2つ示しますね。

 

 

小テストを利用した例 

 

 授業開始のチャイム
⇒ 小テストを配布して、一斉集中。 
⇒ 周囲での答え合わせ。
⇒ 反省会を含めての、1分間のおしゃべりタイム
⇒ 小テストの回収
⇒ 授業


という流れです。

 

いかがでしょう。
10分程度の内容ですけど、緊張を緩和を盛り込んでみました。

 

 

 メインの授業での例

 

  

 教員の板書(書く)
⇒ 生徒を指名しながらの説明の補足(考える・しゃべる)
⇒ 例題の解説(書く)
⇒ 練習問題を解いてみる(考える・書く)
⇒ 周囲との答え合わせ(書く)
⇒ 反省おしゃべり(緩和)
⇒ 全体での答え合わせ(考える・書く)

 

 

というように、
聞く、書く、考える、しゃべる、
これらのメリハリをつけます。

 

しゃべることによる緩和の時間は、
この時期だけは、少々うるさくなっても多少は穏やかにみます。

 

そうすると、授業の波もとらえやすくなり、
後々の授業も主導権をつかみやすくなります。

 

ポイントは「緊張と緩和」です

 

 

数学通信を作って、やる気を喚起してみよう

 

 

私が教員時代に実践していたこと、
それが「数学通信」の作成です。

 

3学期の学習内容のガイダンスを、
あえて「通信」という紙媒体にして、
保護者の目に触れることも想定して、
紙媒体で、配布をするのです。

 

そこに宿題考査の結果も掲載し、
クラスごとの平均点
間違いやすいポイント
復習しておいたほうがいい部分
などを、まとめておきます。

 

すると、家庭での教育や、
3学期での、生徒自身の目標設定も、
よりやりやすくなるのではと考えます。

 

ここからは、奥の手ですが、
さらに私が実践していたことがあるのです。。。

 

宿題考査の最後に、
今年一年の決意を書いてもらっておいて、
その決意をランダムに通信に載せるというものです。

 

生徒のみなさんも、
他の生徒が何を考え、どう思っているかは、
とっても気になるもの。

 

他の生徒の考えや、ものの見方がダイレクトに掲載されるので、
生徒の心を揺さぶるには、十分の材料かと思います。

 

生徒がかいた文章ですので、
顔文字もできるだけ再現します。
教員というフィルターを通さないように…

 

 

 これまでの生徒の点数(偏差値)として可視化して配布

 

 こちらについては、数回しか実施できませんでしたが、
亀きちの、さらなる奥の手です。

 

これまでの、
定期考査や校外・校内模試の偏差値の推移をグラフ化して、
年度当初から、どのように推移しているかを、
個人票を作って、可視化させて、生徒個別に配布していました。

 

私からのお年賀ということで(笑)
生徒は、はにかみながらも、
受け取って読んでいた印象があります。

 

実は、その中で1人1人に対して、
200文字程度の文章を手書きで書いていたんです。

 

現在の状態、昨年印象に残っていること、今年頑張ればいいと思うことなど…
一種のお手紙なので、必ず1回は目を通してくれます。

 

その際、生徒を批判することは禁物。
必ず、「○○すれば、今後飛躍する可能性があるよ」というように
前向きな文章にて終わらせます。

 

生徒からすると、
教科担当からここまで目にかけてもらっているんだと思い、
びっくりする生徒もいたくらいです。

 

難点は、準備に膨大な時間がかかるということ。
この文章を書きながら年を越したこともあります…泣

 

完全にサービス残業ですね。
もちろん、やっただけの、
それ以上の効果はあると保証はしますが。。。

 

 

今年も数学を楽しもうとする姿勢を前面に!

 

 

長期明けの授業は生徒にとっても、しんどく感じるもの。
教える教員も、しんどくだるく感じることがあるかもしれません。

 

大人は、年末年始は忙しいですからね。

 

でも、もちろん教えるプロなんですから、
そんな態度を授業で出すのは厳禁。

 

大切なのは
今年も数学を楽しんで教える姿勢
を生徒にしっかりと伝えることです。

 

前に立って先導する人が、楽しそうにしていれば、
生徒の目も徐々に変わってきます。

 

楽しい、活気のある雰囲気で、
3学期を乗り切っていきましょう。

 

そして、生徒とともに、
3月に、がんばった自分自身を褒めてあげられるよう、
がんばっていきましょう!

 

 

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