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冬休み課題未提出 取り扱い大作戦

 ↓ あとでじっくり読むときに便利

冬休み課題、この単語をそろそろ忘れて、
早く次のステップに進みたい頃ですよね。

 

ひょっとしたら、
冬休みの課題の提出について、
いまだに追われている先生も、いらっしゃるかもしれません。

 

この時期、先生方の中で困るのが、
宿題未提出をどこまで追い掛けるかということです。

 

限りなく追いかけてもキリがないし、
かと言って緩めてしまうと、サボりグセがついてしまうし…

 

そんな先生方の手助けになればと思い、
亀きちが実践していたこと、
そして今になって思う、
課題の取り扱いの最善の方法について、
記してみたく思います。

 

先生も、生徒も、
みんなが前向きになって活動できるように……

 

 

 

課題を提出できない理由が何か、そこを押さえることが大事

 


私、亀きちがとっていた方法ですが、
未提出の生徒とは、1人ずつ面談をします。
個別に呼び出して。

 

1人5分程度。
その中で、必ず聞き出すことがあります。
それは、宿題にかけた時間です。
(できることならその集中具合も)

 

社会人は仕事については「量」が考え方の基本となりますが、
生徒や学生については、考え方の基本は「時間」です。

 

この部分が意外とわかっていない先生方が多い!
ちなみに、社会人でもわかっていない人も多いです。

 

つまり、宿題ができなかったということは、
・時間をかけてできなかった → レベルが合っていなかった
・気持ちが入らなかったのか
の、どちらかです。

 

ですので、状況を聞いて、
場合によっては、教員の反省材料の一つとして捉えます。

 

先生の宿題の出し方が違うのです。
・レベルが生徒に合っていたかどうか
・他教科とのバランスはとれていたか
・生徒が意欲的に取り組もうとする課題の内容であったか
再考してみてください。

 

 

課題をどうしたいのか、生徒自身に決めさせる

 

 

面談をした最後には、
生徒がこの宿題についてどうしたいのかを、
必ず生徒の口から言わせます。

 

何がなんでも出したいというのであれば、
状況を見ながら優先順位をこちらが指導します。

 

期限を切って、それでも無理ならここからの部分は次に回そう。
その代わり、これからやるこの分野が大切だから、こちらに時間をかけよう。
などと具体的なアドバイスを含めながら、
面談を終えます。

 

諦めたいというのなら、
今後どういう取り組みをしていけば、状況が改善されるのかを
生徒自らの口から言わせます。

 

さらに、これから行う授業での課題提出がどうやればきちんとできるか、
生徒からのアイデアや決意を聞き、メモをします。
それで、面談終了となります。

 

生徒に自ら宣言させて、前向きにさせるのがこの面談の目標。
そしてそこから自分自身の課題の出し方が適切だったのか、
振り返るいい機会となろうかと思います。

 

このやり方では生徒にはぬるい!
と思う先生もいるかもしれません。
しかし、それでいいと亀きちは考えます。

 

教員は騙されるものです。
何回騙されてもいいのです。
そのたびごとに、時間をよりじっくりとって話していけばいいのです。
いつか、そのことを振り返る種まきができれば、
それで成功ではないかと思うのです。

 

芽が出るのは数年後かもしれません。
しかし、指導した先生を悪く思う生徒はいないでしょう。
むしろ、感謝してくれるでしょう。

 

そのときに、しっかり心に染みて、
それ以降の行動で、変わってくれればいいのです。

 

 

最後に補足を……

 

 

ちなみに言っておきますが、
宿題をしないことを、推奨するわけではありません。

 

新学期が始まってからは、
顔を見るたびに宿題の状況は追いかけます。
毎日の授業での連絡事項でも、毎回伝えます。
口が酸っぱくなるほど。

 

そのうえで、1週間以上が経過した今、
どんな行動をとるのが教員として正解なのか、
それを今回は述べてみました。

 

課題提出をどのように取り扱おうか、
対処に困っている先生、参考にしてみてください。

 

【試してみよう】
・生徒の宿題にかけた時間を把握しよう
・提出意欲のある生徒には、優先順位をつけよう
・意欲のない生徒には、今後の見通しを考えさせよう
・先生は騙されるもの。粘り強く!

 

 

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