"教えたい" 人のための「数学講座」

「数学を教えられるようになりたい、楽しさを伝えたい」そう思うあなたのために、教え方や勉強法・やる気の出し方など、ノウハウのすべてを紹介!20年教壇に立ってきた視点、および会社員の視点から、生涯学習にも役立つ話題が満載です。

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数学の効果的な課題の出し方(週末編 基礎+応用+心のケア)

 

教員や保護者の皆さんは、
生徒にはどのような週末の過ごし方をイメージさせていますか。

 

中学高校ですと、週末課題というものが出ることがあります。
週末の土日は遅れを取り戻し、
さらにちょっと応用問題を解いて、レベルアップできるチャンス。

 

しかし、課題を出して満足するだけでいいのでしょうか。

 

今回は、土日の使い方と、課題の出し方、
そしてプラスαで何かできないか、考えていくことにします。

 

 

人にとって、土日の位置づけとは?

 

学校によっては、土曜が授業日というところもあるかとは思いますが、
私の中では、土日はこのように位置付けています。

 

土曜日:目いっぱいレベルアップする日
日曜日:さらっと復習して、リフレッシュする日

 

仕事をしている社会人の方なら、
日曜日の「リフレッシュする日」
という気持ちはよくお分かりいただけると思います。

 

基本、休日はゆっくりしたいですよね。
子どもたちも考えることは基本同じです。

 

平日には自分のしたいことを、抑え込んでいるかもしれません。
ゆっくりできる日、
あるいは別のことで脳をフル回転させる日がほしいですよね。

 

やはり、ポイントは日曜日の使い方になってくると思います。

 

日曜日にも、計画や勉強を詰め込もうとする教員が多いのも事実です。
しかし、詰め込みすぎだと、パンクする生徒が出てきかねません。

 

自主的な課題に取り組んでもらうためにも、
日曜日は基本は自分で復習に取り組む日、
あるいは、受験勉強でしたら予備日としてとっておくとことが、
脳にとって、「リフレッシュできる」最善ではないかと思います。

 

 

週末の課題の出し方(過去の実践より考察⇒これでいいの?)

 

私が教員をしていた頃は、「週末課題」というものを出していました。
時間:90~120分ほど
内容:これまでの復習問題
レベル:ドリル形式は少なく、文章問題中心
問題量:大問10問程度
提出:休み明け
できてない場合:水曜放課後に居残り


正直、今思うと絶対量が多いと思っています。

 

私が勤務していた地域では、
課題の量が多いという印象を持っていました。
勤務校の方針により、各教科の宿題にかかる時間を定められ、
それに応じた問題を作成し、配っていました。

 

これに疲弊する生徒が多かったことも事実ですし、
数学の好き嫌いがはっきり分かれた、ということも事実です。

 

教員の世界を離れ、会社員として社員の教育も垣間見るようになった今、
この課題の出し方では、
与えられた課題をただ、やるのみ
という生徒が育ってしまい、
自主性を育てることができなくなる
という、危険性があるなと思っています。

 

これではだめ!
当時の自分に教えてあげたいですね。。。

 

そこで、次の項のように進めてはどうかと思います。

 

 

亀きち推奨 週末の課題の出し方

 

私が今教員の立場で中高生を導くとすれば、
週末の勉強については以下のように課題を提供します。

 

時間:90~120分ほど
内容:これまでの復習問題+自主学習(自学)
レベル:ドリル形式は少なく、文章問題中心
問題量:大問5問程度
提出:休み明け
できてない場合:文章問題のみ、水曜放課後に居残り

 

ポイントは「自学」です。

 

全体として解かなければいけない問題は、半分くらいにして、
残りは用紙だけ(あるいはノートでも可)渡して、
自分がしたい勉強をさせるのです(イメージは30~60分)

 

自分に応じた復習をするのですから、
計算問題を解いてもいいですし、
レベルの高い応用問題を、引っ張ってきてもいい、
まったく教科書とは関係のない、統計的な勉強でもいい
家族と過ごして気になったことを調べて記載してもいい(数学に関係したもの)

 

生徒が自分で考え、
必要な勉強をさせる仕組みのみ与えるのです。

 

生徒自身が自分で考えることにより、、
負担感も軽減し、取り組みも、しやすくなるのではないかと思います。

 

また、この「自学」を中学の早い段階から意識づけることにより、
高校や大学の受験において、
 いつまでも教員や親の勉強の指示を待つ
⇒自分で考えて計画を立てる
という生徒が育ってくるのではないかと思います。

 

 

週末課題には「振り返り」を用意して心のケアを

 

これは、過去にも実践していましたが、
週末課題には、必ず振り返りの欄を用意しています。
かかった時間、自分での理解度、
そして、教員への要望や感想を書く欄です。

 

ここでなるべく生徒の生の声を聞くようにしています。
多い、少ないといった問題量に関すること、
レベルが高い、低いといったレベルに関すること
具体的な内容の質問
そして、最近の授業に対する向かい方や悩み

こういったことを打ち明けてくれる生徒が多数いました。

 

最後の悩みの部分は、
こういった振り返りをさせることで、初めて見つけることができます。
そこから個別に話を聞いたり、
場合によってはクラス担任につなげたりして解決を図ります。

 

自由記述欄をもうけて、生徒の声を吐き出す。
それを書かせるスペースと、
それを受け止める教員の度量が必要ではないかと思います。

 

 

週末は態勢を整えるチャンス!

 

週末の課題について書いてきましたが、
生徒の立場にとっては、
週末は、自分の週内での遅れを取り戻す絶好のチャンスです。

 

生徒がさぼってしまわないように、
勉強の機会は与えつつ、
その中でなるべく、弱点の補強をし、応用問題に取り組む
そして、リフレッシュした気持ちで週明けを迎える

 

そんな休日の課題の出し方を考えていけば、
月曜日、やる気を自信を持って登校する生徒も増えるのではないでしょうか。

 

教員や保護者が、いいきっかけ作りができるといいですね


【試してみよう】
・週末は脳と心の体制を整える重要な日と考えよう
・遅れは取り戻し、応用力を身につける課題の出し方をしてみよう
・生徒の自主性を育む課題の出し方を研究しよう

 

 

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