"教えたい" 人のための「数学講座」

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親子勉強がGW最高の思い出に 数学家庭教育の実践報告

 ↓ あとでじっくり読むときに便利

今回は我が家での教育実践報告を。

 

このGWは新型コロナの影響で
なかなか外出ができなかったのですが、
子どもとともに、取り組んでみたかったことがあります。

 

それは「数学集中講座」

 

これまで本人が聞いてくるまでは
一切、親である私から声をかけることはなかったのですが、
あえて今回は、私から声をかけてみました。

 

理由は以下の通りです
1 中学生で勉強習慣をつけたい
2 性格がやや飽きっぽい
3 これまでやり遂げた経験があまりない

 

なので、目的は次のように設定
1 これからの勉強に対する集中力と、解く根気を養う
2 1日の疲れや、脳の働きの変化を感じてもらう
3 最新機器を使って、楽しい勉強を感じてもらう
4 成績向上のきっかけをつかんでもらう

 

さて、どうなったのか、
方法もご紹介しながら進めたく思います。

 

 

 

最新機器で見栄えよく!

 

今回用意したのはこちら

iPad
apple pencil
モニター
HDMIケーブル
HDMI⇔USB-C ケーブル

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接続イメージはこんな感じです。

 

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用意する教材は
数学小テストドリル

1ページ5~10分程度のもの約85枚

 

 

最初は導入「今回の目的」から

 

まずは、今までの子どもの勉強の様子から、
私が思うことを、
iPadを使って説明します。

 

即席で Keynote のスライドを作ったのですが、
子どもは食い入るように見ています。

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勉強量=勉強密度×勉強時間

勉強密度を上げるために必須なのは
モチベーションと集中力

 

この2つを掘り下げて説明しました。

 

ファイルが欲しいという方は、
お問い合わせからご連絡ください。
無料でお送りします。

公式LINEにご登録の方は、
こちらから一斉送信しますね。
よかったらご覧ください。
(作成時間は5分(笑))

 


気持ちを少し引き締めてもらったところで、
いよいよ勉強開始です。

 

 

朝8時 勉強開始

 

勢いよくドリルに向かっていきます。
ハイペースでドリルを提出していきます。

私は何も言わず、丸つけをして、
問題がなければ、次のプリントを渡します。

 

 

朝10時 最初の疲れが見え始める時間

 

1回目の集中力の途切れが見え始めます。

 

理由は、
自分が思ったよりは進まないから。

 

本人はあっという間に終わると思っていたようですが、
イメージと実際の量が思っていたものと違いがあったようです。

 

そこで、疲れを感じ始めます。

 

私個人的には、このことは予想していた通り。

 

あまりにもハイペースで問題を解くのですから、
疲れやゴールの遠さから、
集中力が途切れてくるのも当然です。

 

なので、もう1回別の話をします。

 

それは、
ドリル1冊にかかる時間を計算していたかということ。

 

1ページに10分かかったとして80枚。
必要な時間は800分。
13時間余りにもなります。

 

やっぱり所要計算ができていなかったようで、
疲労感に満ちた表情をします。

 

「まあ、とことんまでつきあうので、のんびりがんばりましょ」
と声を掛けます。

 

そこからは、無理しないペースに落ち着いていきます。

 

 

12時 お昼ご飯

 

昼食休憩。
本人が思うように食べてもらいます。

 

 

12時30分 親子でお散歩

 

ここで、お散歩に出かけます。

 

勉強をした5月4日は、
かなりあったかい日差しだったので、
歩いていると汗ばむ陽気でしたが、
30分ほど近所を散歩しながら、わいわい遊びます。

 

 

13時 お昼寝タイム


ここから30分間は勉強をさせず、お昼寝。

 

1回脳をリセットして、
ゆっくりしてもらいます。

 

もちろん、私もお昼寝(笑)

 

 

14時 勉強再開!

 

ここから再開。
1枚ずつ丁寧に解いていきます。

 

 

15時 おやつはやっぱり必要

 

15時はおやつタイム!ww

 

家内がタイミングよくアイスを用意してくれていたので、
家族みんなでワイワイ言いながら、まったりします。

 

その後、勉強再開。

 

甘いものを食べた後なので、
集中力もまずまず高い状態が保たれています。

 

 

タブレット ⇒ モニターに写すことのメリット

 

そうそう、iPadを使ったことについて報告です。

 

分からない問題があって説明が必要なとき、
通常ですと、
ドリルを見ながら、
ドリルや別紙に書きこみながらの説明となります。

 

それを今回のようにモニターに写すと、
便利なことがたくさんありました。

 

【モニター使用の流れ】
・ドリルを写真に撮る
・メモアプリに写真を貼り付ける
・モニターに写す
タブレットに手書きで説明を書きながら説明
・必要があれば、白紙に図形などを書きこんで説明

 

と、かなり見やすい説明が可能となるのです。

 

また、距離をとっての説明もできるので、
それほど密にもならないし、
書きこむときに手が陰になって
見にくいということもありません。

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手書きタブレットの便利さを痛感しました。

 

これ、オンラインにつなげば、
個別指導、集団での遠隔授業も、
十分にこなせますね。

 

 

17時 疲れがピーク。親としてできることは?

 

この辺りになると、
さすがに疲れが出てきます。

 

思うように頭も回らなくなり、
ケアレスミスも多発するようになります。

 

でも、決してミスは責めません。
どうすれば防げたかなあ?
と、友達感覚で聞いていくのがコツです。

 

ペースが落ちてもいいからねと
常に励ますように声をかけていきます。

 

完璧に解けているときは、
思いっきり褒めます。

 

「すごいじゃん!こんなに疲れているのによくできたね」

 

日頃あまり表立って褒めることをしない私ですので、
子どもにとっては嬉しかったようで、
ペースは落ちながらも取り組んでくれます。

 

タブレットを使って教えるときも、
学校で教えてくれないようなテクニック
この先の勉強や高校で学ぶような話、
小学校の頃に学習した話などを、合間に入れます。

 

子どもの感覚としては、
 解く
⇒丸付け(この間が子どもの休息)
⇒私からの解説
⇒褒めてもらえる
⇒次のプリント

 

という流れが確立されているのに
気づいてきたようです。


そうはいっても、さすがに疲れていたので、
外で遊んでくるように指示します。
30分ほど外でサッカーや野菜の収穫をしてきたようです。

 

 

18時 夕暮れの中で、嬉しい一言

 

夕暮れに子どもがびっくりします。

「え、もう日暮れなの?早い!!」

 

あっという間に時間が過ぎたことに
びっくりしている子ども。

 

今回、一番嬉しかった言葉かもしれません。

 

時間を忘れて勉強すること、没頭すること
このことを味わうことができたのはとても大きく、
私自身も一番の狙いでした。

 

まだプリントは10枚程度残っていたので、
あとは夕食後にすることに。

 

 

20時 最後の追い込み


お風呂も済ませた後で、
最後の追い込みです。

 

数学には適した時間ではないことを、きちんと伝えます。

 

子どもも納得したようです。
頭の中で数字が回って、
何を考えているのか分からないというくらいですから。

 

夜は暗記物の学習に適していますからね。

 

そんな中でも、必死になって進んでいきます。
ラスト5枚程度になると、
終わりが見えるので、一気にスピードUP!

 

集中力も冴えてきます。

 

 

21時30分 終了 そして伝説へ…

 

がんばったことを思いっきり褒めて、
このがんばりが、
今後数学を勉強するときの根っこになることを
もう一度説明します。

 

そして、夜遅いですが、甘いものを…

 

すっきりした様子でした。

 

そして、言ってくれた一言
「楽しかった。また1日は必要ないけど、半日でもやってほしい」

 

1回勉強をとことんまでやると、
やったこと自体が自信となりますし、
もう一度やってみようかな
という想いも生まれてきます。

 

1回勉強をやり始めると、
集中力も出てきますし、
なかなかやめられなくなります。

 

 

今後はこんなことをやります!

 

今後は、またやってほしいという気持ちが残っている間に、
もう1度、集中講座を実施する予定です。

 

今度は3時間ほどにして、より集中的に……

 

私もずっとつきっきりだったので、
疲れたというのが正直な感想です。

 

しかし、子どもとの一緒の時間を共有でき、
子どもの喜ぶ顔か見れたこと、
次回を求めてきたことが大変嬉しく、
この取り組みを、できる限り続けてみたく思います。

 

ご家庭での参考にしていただければ嬉しいです。

 

GW、一番の大きな成果のあった取り組みでした。

 

 

 

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