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実録 定期試験反省&次回対策会 中1数学 その2

 ↓ あとでじっくり読むときに便利

前回で、次回の定期考査へ向けて話し合った
亀きちと息子の亀まろ。

 

今回は、実際に取り組もうとしたこと、
取り組んでいること、
実際に成果として挙がっていることを
お話していきたく思います。

 

自画自賛の形となり
誠に恐縮ではあるのですが、
私が思った以上に、成果として表れています。

 

次回の試験に直結するかどうかは、まだ未知数ですが、
今後の勉強や人生のことを考えると、
とても楽しみになります。

 

それでは、お楽しみながらご覧ください。

 


前回のあらすじはこちらから

math-kame.hatenablog.com

 

 

勉強の習慣をつけるために取り組み始めたこと

平日の勉強の時間帯と内容について

 

これまでは、
勉強を始めなければいけない時間帯を
特に設定をしていませんでした。

 

ある意味、子どもに自主的に任せていました。
(丸投げともいう…(;'∀'))

 

私自身、
親から勉強をしなさいと言われたことがなかったので、
(当時は宿題というものがほとんどなかった)
この私の認識を、チェンジする必要があったのです。

 

まずは、
1日の生活リズムの中で
勉強ができそうな時間を探していきます。

 

亀きち
「1日どこかで勉強をする時間を作った方が、自分の中でエンジンをかけることができるから、まずは、それを決めない?」

 

亀まろ
「うん、そうだね」

 

亀きち
「じゃあ、1日の中で、いつの時間が一番気持ち的に落ち着いて、余裕があると思う?」

 

亀まろ
「18:45~19:20くらいの間かなあ」

 

亀きち
「お、すご!自分の中で分析ができてる!!ちゃんと時間の設定できるじゃん。晩御飯からお風呂に入るまでの時間ということだね。じゃあ、少しでもまとまった時間をとるために、18:45~19:30に設定しようか。45分間だから、集中力も鍛えるちょうどいい訓練になるし」

 

亀まろ
「分かった」

 

亀きち
「じゃあ、これはルールだけど、その時間だけはゲームを取り出したり、タブレットをいじることは禁止にしようね。勉強に集中するために」

 

亀まろ
「OK」

 

亀きち
「ちなみに、その45分間の間では、量としてどれくらいの勉強ができる感じなの?」

 

実は、45分間集中すればできる勉強量は、
親だったらある程度は分かっていることとは思いますが、
ここはあえて子どもの口から、
どれくらいできるのかを言ってもらい、
自分で決めたようにしています。

 

亀まろ
「宿題の大体の内容は終わると思う。それでだめなときは、お風呂から出た後にするし、分からないところはすぐに父さんか母さんに聞く」
(我が家、5教科はすべてどちらかが教えられる環境にあります。。。

 

亀きち
「お、すごい!そこまで考えてるんだね。だったらそれでやってみよう。分からないところがあったときは、俺が仕事から帰ってきたときに遠慮なく聞いてね」

 

亀まろ
「分かった」

 

ここまでで基本路線が固まりました。


【亀亀勉強4カ条】

① 帰ってすぐは部活の後もありしんどいので、
 食事からお風呂までの間の45分間を勉強の時間に充てる。

② やる内容は学校の宿題

③ 早く終わった場合には、残った時間で自学ノートで自習を進める

④ 分からないところは、すぐに聞く

 

 

週末はどうするの?


週末についてもこのときに考えました。

 

ただし、これまで平日にすら勉強ができていない亀まろ。

 

いきなりすべての曜日で学習計画を決めてしまうのは、
なかなか困難ではないかと考えました。

 

そこで次のような提案をしました。

 

亀きち
「週末の勉強だけど、いつがやりやすいと思う?」

 

亀まろ
「金曜日は絶対にしんどい」

 

亀きち
「まあ、1週間の疲れがたまるもんね。。。。だったら、基本土曜日にするようにするのはどんな?部活もあるかもしれないけど、土曜日中に基本終わらせるということで。そうすれば、日曜日に少し余裕が出て出かけることもできるし、最悪宿題が残ったとしても、何とかなると思うよ。金曜日はゆっくりする日にしようか」

 

亀まろ
「うん!そうする」

 

ここでも亀まろの意思を尊重する形で受け入れることにしました。

 

勉強を行うのは子ども自身。
子ども自身が「一番自分自身が集中できると思う時間」
にさせるのがベストだと考えます。

 

というわけで、
我が家での勉強集中日は土曜日。

 

あと、もう1つだけルールを作りました
・土曜日17時~18時
 1つの部屋でみんな集合勉強タイム!

 

勉強は何でもいい、読書でもいいので、
1つの部屋に家族が集まって、
勉強か読書を静かに行うというものです。

 

親が勉強したり、本を読んだりする姿勢を
子どもに見せるというのは、
いい取り組みなのではないかと思い、提案しました。

 

さて、以上のことを踏まえての現状報告です。

 

 

亀きち家での勉強状況報告

 

平日の勉強は習慣化成功

 

こちらは、見事にはまりました。

 

私が19時頃に帰宅したときには、
すでに宿題を終えていることもあり、
できた!と自慢げに持ってくるのです。

 

もちろん、褒めまくりです!!

 

分からないところも出てきます。

 

それは、親の踏ん張りどころで、
仕事で疲れていたとしても、
絶対に手を抜くことなく教えます。

 

最初の頃は30分くらいかかっていましたが、
次第に数学にも慣れてきたのか、2週間ほど経つと、
質問時間も10分程度になり、理解度も上がってきたようです。

 

 

週末の勉強は親も時間を取られる


これは子どもと一緒の時間を過ごすと考えればメリットですし、
親自身に予定が入っていると、ちょっとしんどくなります。

 

やはり、長時間の勉強のリズムはまだ完全ではないので、
必ず「飽き」が生まれます。

 

なので、なるべく横について一緒に何かしらチェックをしたり、
親が自身の勉強でもいいので
一緒に机に向かうことがまだ必要と感じています。

 

ブログを書いている今日も、そのような状態でした。

 

しかし、きちんと側についていることができれば、
きちんとノルマは達成できます。

 

もちろん、できたときには思いっきり褒めますし、
できないときに、無理強いしたり怒ったりはしません。

 

「明日、続きを仕上げていこうか」

 

このかるーい、ゆるーい感じで、
翌日に取り組むことが億劫にならないよう配慮しています。

 

 

勉強自体に対する姿勢に変化がみられる


これまでは、テストでケアレスミスをしたとしても、
対して悔しそうな様子は見られなかったのですが、
最近のテストでは
こだわりが見られるようになってきました。

 

例えば、計算ミス、英語のスペルミス。

 

もっと点が取れていたのに、
ミスをして引かれていることに、
「悔しい」という感情が生まれてきたのです。

 

この感情が生まれると、
勉強の効率も上がります。

 

塾で2時間勉強する内容が、
半分以下の時間で達成することも可能です。

 

これは外発的な要因による勉強と、
内発的要因による勉強の違いです。
社会人になって勉強する人はこのあたりの理解は深いのではと思います。

 

親(コンシェルジュ)としては、
この感覚こそ、
生涯に渡って勉強を続けていくために必要なこと
ではないかと、強く思っています。


周囲の生徒の点数は気にしなくていいんです。

 

比べられて、
やる気が出ればいいのですが、
思春期の子どもたちは、
やる気が削がれることの方が多いのですから……

 

まとめ

 

では、今回我が家で行ったことをまとめます。

 

親(コンシェルジュ)の前提条件

・怒らない
・子どもの言うことはいったんはすべて聞き、納得する
・共感的な姿勢をとる
・その上で、「○○した方がもっと効果があると思うよ」と提案の形をとる
・最終的に決めるのは子ども

 


会議前までにはっきりしておくこと

・これまでのテストでよかったところ
・直さなくてはならないと思っているところ
・これからしていかなくてはいけないところ
・1日宿題にかかる時間、勉強に使いたい時間

 


会議で決めたこと

・毎日の勉強をする時間帯を決める
・勉強の内容を決める(今回は、宿題と自主学習ノート)
・分からないところは、その日のうちに質問
・勉強しない日を決める

 


これまでの成果

・平日の勉強の習慣がつく
・「悔しい」という感情(自分に対して)が芽生える
・週末の取組みは、長い目で見る必要がある
・勉強が「苦」ではならなくなりつつある

 


この取り組みは変化があり次第、
また報告します。

 

数学コンシェルジュ亀きち、
本領発揮してみました!

 

楽しみながら勉強に取り組む姿勢、
まずはわが子、亀まろから育て上げていきます。

 

 

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