入学して、
新鮮でまっさらな気持ちの1年生。
ほぼ初めてとなる、教科担任制
各教科ごとに先生が変わり、
どんな先生がどんな授業をするのだろう?
中学の内容は難しくなるのかな?
さまざまな期待や不安があふれますよね。
確かに学習する内容は
小学校と比べると難しくなりますが、
きちんと予習などで内容を知り、
準備をしていれば、さほど怖くはありません。
中1に最初の授業で
亀きちが伝えることを
文章にしてお送りします。
数学の世界の入り口として、
読んでみてください。
また、教員の方や保護者の方も、
中学数学の心構えとして、
今やっておくと、お得になることをピックアップしていますので、
ご活用いただければ幸いです。
数学村へようこそ
まずは、「算数」→「数学」へと
教科名が変わったことから。
教科名が変わるということは、
文字通り、数の学問へと進化をすることになります。
ピチューがピカチュウに進化するように……
亀きちは、
数学の世界のことを「数学村」と呼んでいます。
数学というのは、一つの世界・空間なんです。
まずはこの数学村に早く入村して、
村の内容を知るところから、
中学数学は始まります。
新しいゲームや小説でも、
まずは世界観や設定を、頭に入れる必要がありますよね。
それと同じ感覚です。
なぜ設定を頭の中に入れる必要があるのか。
それは、数学専門用語やルールは
世界共通で、自分中心だとすべてが狂ってくるからです。
数学村に入村すると、
数学村には独自のルールがあります。
このルールの存在に、いち早く気づき、
ルールを守って生活する中で、
楽しむ感覚を身につけることができれば、
中学数学は一気に世界が広がり、
とても楽しいものとなります。
1回楽しさを味わうことができれば、
広げていくと、可能性は無限大。
終わりのない楽しいゲームのようなもの。
一緒に楽しんでいきましょうね。
勉強は「1日2時間、3つの箱」
数学村の話を先ほどしましたが、
最初は慣れるために、越えるハードルがあり、
継続的に勉強を進める必要もあります。
中学1年の目標とする家庭学習時間は、
全教科合計で、ズバリ2時間。
1日のスケジュールを作成してみましょう。
家庭学習の時間割表を作成するイメージで、
1日2時間を当てはめてみてください。
ここでちょっとしたコツ。
連続した2時間でなくてもOKなんです。
例えば
1時間+30分+15分×2回
という考え方でも大丈夫。
これでも合計2時間になりますよね。
そう考えると、
なんとなく確保できそうな気がしませんか?
勉強の内容も、時間に分けて3つの箱を用意します
・1時間くらいかかる
・15分で終わるもの
・5分以内で終わるもの
毎日の勉強の内容を、
この3つの箱に分けて、
予定表などに書き込むときに、色分けして分類するんです。
5分程度で終わるものなら、
計算問題数問、英単語5つの暗記などですかね。
箱に入れて必要な勉強を見つけることにより、
細切れの空いた時間でも、十分勉強できるんです。
ぜひ活用してみてください。
スケジュールの活用法について、
過去の記事のリンクも貼っておきますね。
参考にしてみてください。
小5からの計算問題を復習しよう
計算問題に不安のある人は、
早め早めの対策が必要です。
数学の世界に入って、
すぐにマイナスの世界が登場し、
一気に考え方が難しくなります。
そう感じる前、
もしくは、マイナスの授業を受けてみてどうもしっくりこない
そういう人は、
小学5年生あたりからの
計算の復習をしてみましょう。
小学5年あたりで
算数には得意・不得意に分かれるポイントがあります。+
分数の計算、小数の計算、割合……
算数で差がつくところですよね。
軽めの計算問題集を用意して、
1冊解いてみてください。
当時と比べると、
飛躍的に実力がついていることが実感できますし、
自分自身の弱点も掴むことができます。
弱点がわかれば、
あとはそこを重点的に見直せばOK。
早めに弱点克服して、
計算マスターになっちゃいましょう!
マイナスや文字の計算に慣れておこう
中学に入ってすぐに始まる、マイナスの世界。
気温やカードゲームなど
よくマイナスの世界は目にしますよね。
損や得の考え方
逆言葉の練習など
目には見えづらいマイナスの世界ですが、
早めに感覚をつかんでおきましょう。
また、算数と数学の大きな違いが、文字計算です。
小学校の頃にも、少し学習したと思いますが、
文字は、数字の代表選手。
この文字がこれからの数学の世界で、
縦横無尽の活躍をしていくことになります。
a+a=2a (aが1個とaが1個で合計2個)になるなどの、
仕組みを理解しておけば、びびる事はないですよ。
予習用に、亀きちが授業するときの
授業内容のリンクを貼っておきます。
よかったらご覧くださいね。
図形とお友達になろう
図形に関しては今の間に
親しんでおくことが大切。
脳の発達からすると、
図形を頭の中にイメージできるようになって、
実はまだ間もないんです。
今のうちにしっかり図形と遊ぶことをおすすめします。
ジグソーパズルでもよし、レゴブロックでもよし、
いろんな図形を手に取って眺めて、
頭の中で図を描いたり、イメージしたりしてみましょう。
これから使える、
おすすめの教材も紹介しておきます。
ポリドロンというものですが、
簡単に立体を組み立てることができる優れもの。
フルセットは結構値が張りますが、
それだけの教育効果はあると断言します。
フルセットはこちら
↓ 中学生の学習向けのシンプルセット
私が教員の頃には、
クラスに1セットずつ購入してもらい、
空間図形の班活動で大活躍。
目いっぱい遊んだものです。
こういった経験は
実は中1でしか学習しません。
その次に本格的な空間図形となると、高校レベル。
今の時期や、夏休み、冬休みがチャンスです。
楽しんでおきましょうね。
授業もとっても楽しい分野となります。
最後に 基本はリズムと楽しさと好奇心
中学生活でまず大切なことは、
生活スタイルを確立させること。
起きる時間、寝る時間、勉強をする時間を固定して、
毎日をリズムよく生活できるよう、
時間設定をしていきましょう。
数学の勉強に関して言うと、
今は、計算力を目一杯上げておくのがおすすめ。
計算が反射的に楽しくできるようになるのが理想です。
その貯蓄は、中学だけにとどまらず、
高校に入ってもずっと生きてくるんです。
また、苦手を得意にするのも今のうちです。
高校に入ると、
数学を、苦手⇒得意にするのは
かなり至難の業。
今なら、1年あれば
得意教科にすることができます。
得意になれば、雪だるま式に楽に知識が身につく!
いいことづくめですね。
今の新鮮な気持ちを忘れず、
思いっきり学校生活を楽しんで、
思いっきり勉強も楽しんでくださいね。
楽しむ気持ちと
「へぇ~」という好奇心があれば、
勉強の成績も自然とついてきますよ。
何でも、「知りたい」という気持ちを大切に、
専門の先生からたくさんのことを引き出しましょう。
気持ちのいいスタートダッシュ、
決めましょうね!
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