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大学入学共通テストから逆算する 勉強法・授業法改革

 ↓ あとでじっくり読むときに便利

今年度最後の記事は、
今年から導入された大学入試共通テストについて。

 

数学に興味のある人の中には、
実際に解いてみた方もいらっしゃるのでは?
私も解いてみた人間の1人。

 

これまで行われてきたセンター試験とは
似ているようにも思いますが、
違う点もちらほら……

 

大学入試の最初の関門に当たるこの試験で、
様式が変わるということは、
大学受験そのものの対策も変わり、
ひいては、日ごろの授業のスタンスや取り組み方も、
変わっていく必要があるということ。

 

今回は、この共通テストをゴールに見据えた時に、
どのような勉強や授業法を考えていけばいいのか
また、どのような準備が必要なのかを
考えてみることにしてみましょう。

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大学入学共通テストとは?

 

これまで長年にわたって行われてきた「大学入試センター試験」。
読者の中にも、受験された方もいらっしゃるのではと思います。

まずはこれまでの大学入試センター試験の形式から。

 

大学入試センター試験

 

・マーク式のテストで、
・科目は、数学Ⅰ+A(数学Ⅰ)と数学Ⅱ+B(数学Ⅱ)
・試験時間は各60分

 

試験パターンはある程度固まっており、
大きな特徴としては、
圧倒的な計算力と、解法パターンの暗記が必須でした。

 

知識と解法を絶えず脳から引き出し、
常に鉛筆が動いている状態でないと、
制限時間内での解答はなかなか難しく、
平均点は40点台~70点台で推移しています。

 

私もセンター試験を受けた世代ですが、
過去問や類題を、とにかく数多くこなして
自然とですが、出題のパターンが
体や脳に染み込んでいった記憶があります。

 

問題を解く際に、マークするマスの並びから、
おおよその解答を推測することもできました。

 

しかし大問の序盤で数値計算を誤ってしまうと、
そこから先の解答がことごとく違ってくるので、
巡り合わせが悪いときには、
そこから取り返すのは至難の業でした。

 

国公立を目指す際の理想の獲得点数は
理系では基本は100点を目指して、悪くて90点
文系では70点を目指して、悪くて60点
この辺りが、一つの目安と言われていました。

 

 

大学入学共通テストとは?

 

さて、今回の共通テストなのですが、
大きくは変わったわけではありません。

形式は
・マーク式のテストで、
・科目は、数学Ⅰ+A(数学Ⅰ)と数学Ⅱ+B(数学Ⅱ)
・試験時間 Ⅰ+Aは70分 Ⅱ+Bは60分

 

試験時間がちょっと長くなっていますね。

 

実際に解いてみたのですが、
従来通りと感じる部分がある一方で、
ん?変わったなと感じる部分もありました。

 

まさに適切な例えがあります。

 

ずばり、
「公務員試験」のようです。

 

公務員試験とは、
国家公務員や地方公務員を目指す方が受ける試験のことで、
マーク形式で行われます。

 

こちらも制限時間との戦いとなるのですが、
従来のセンター試験のように
問題を道筋に沿いながら解いていくのではなく、

文章や図表から問題文や選択肢を分析し、
正解をしているものを選択していくイメージです。

 

今回の共通テストでは、
問題文や選択肢から、言いたいことを的確に素早く見抜き、
その際に、数学の知識やテクニックを使う、
そういった問題が出現しています。

 

 

どのように勉強を変化させるの?

 

では、勉強をどのように変化させていくか考えてみましょう。

 

数学では問題を解く力、
基本的な計算力が必須となっていますが、
それにプラスして、基本的な力として
読解力の向上が必須となります。

 

文章を読んで、
言いたいことを的確に見抜く力です。

 

例えばこの問題。
統計の問題となるのですが、
グラフを適切に読み取る力が必要となります。

 

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いかがでしょう?
これまでのセンター試験とは一線を画した問題だと思われます。
 

数多くの問題にあたっていく必要はあると思いますが、
様々な分野から、融合的な問題が出題されることを念頭に置き
読解力を身に付ける学習が必須となります。

 

 

1度、目にしてほしい問題集

 

亀きちとしては、
高校生にも、1度 公務員試験の問題集
手に取ってみることをおすすめします。

 

読解の練習にはもってこいです。

 

判断推理・数的推理・資料選択
このあたりの問題に取り組んでみることです。

 

例えば、このような問題。。。

 

ある職場は、A~Fの6人の職員で構成され、このうちEおよびFは新人職員である。新人職員は、1人だけまたは2人だけでは外出または留守番をしないとするとき、外出する職員の組合せは何通りありますか。

 

今までの教科書や参考書で出現する問題とは、
少し毛色が違う印象は受けませんか?

 

状況を自分の中で図示して、
場合分けなど、分析をしながら解答の手順を導き出す。
そのような練習を日頃から心がけてみてください。

 

ちなみに、答えは57通りです。

 

 

授業で取り組んでいくポイント

 

実際に授業の中でどのように取り組んでいくのか、
教えるときにはどこに力点を置くかです。

 

問題演習や解説の授業では、
問題の解き方や解答だけではなく、
その解答手順にたどり着く方法

 

公式を学習したときは、
その公式が成り立つ由来や証明

 

人に解答を説明する練習や、
他の人に教える経験

 

このような経験をたくさん積んでおくと、
ひらめきの引き出しがたくさん作れて、
試験の時に、きっと役に立つと思います。

 

 

新時代の数学教育の幕開け

 

このブログの中でも、
読解力を身に付ける、他教科や実生活との融合、
これらを楽しく感じるような勉強法・授業提案を、
たくさん提案していきたく思います。

 

これからもチェックしてみてくださいね。

 

いよいよ新年度がスタートします。

 

気持ちを新たに、
新学期のスタートダッシュを決めていきましょう。

 

数学を勉強をしたい、楽しくしていきたい
そう思う、保護者や生徒のみなさん、先生方を
亀きちは全力で応援していきます!

 

 

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