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「教わる」⇒「学びとる」 勉強の姿勢を変える「独学」の意識

 ↓ あとでじっくり読むときに便利

テストを受けているときに思わず出てくる言葉
「あー、もう少しちゃんと聞いていればよかった」

 

そのような経験をしたことがある人、多いのでは?

 

勉強を進めるときの意識として、
誰かに教わるというよりも
自分の力で学び取ってやる

 

そう思っている人の方が、
同じ勉強をしたとしても
効果が上がりやすいものです。

 

言葉にしてしまえば、
「あ、そうか。。」

 

という程度のことかもしれませんが、
これを知っているのと知らないのとでは大違い

 

特に苦手科目については、
教わるという意識が
ついつい先に働いてしまいがち。

 

そうなると
教わる ⇒ 今一つ納得がいかない ⇒ 面白みがない
という負のスパイラルで
理解効率が少しずつ落ちてしまいます。

 

今回は、
テストの時に後悔しないよう
「学び取る意識」の作り方
について、考えていきたく思います。

 

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テストで自分の思うような結果を残してみたい
そのように思っている人、必見です!
ぜひ自分の勉強に活かしてみてくださいね。

 

 

 

社会人と学生 勉強に対する意識の違い

 

まずは、学生の人はなかなか知ることのできない、
「社会人になってからの勉強」についてのお話を。

 

何もせずに、給料をもらえる
そんな都合のいいことがあるわけではなく、
学生と同様に、社会人になってからも
勉強というものは必要になります。

 

しかし、社会人の勉強と学生の勉強、
大きな違いがあるのです。

それは
あれこれ教えてくれない

 

社会人での教育は、
手取り足取り教えてくれるのは最初だけで、
ある程度教わった後は、
自分でメモやまとめを作りながら、
自力で学習を進めて行かなければなりません。

 

自分で必要なことを考え、
学んでいくことになります。

 

しかも、仕事には結果を求められます。
途中の過程については、
さほど重要視されません。

 

自分で考えて勉強して、
道を作って行動して、
その結果がどうだったのか。

 

その結果を上司は見て、
部下の判断することになります。

 

この勉強意識のゴール地点
ちょっと心に留めてもらって、
学生のみなさんの勉強についても
ちょっと考えてみましょうか。

 

学生だと
・ある程度は手取り足取り教えてもらえる。
 (ただし、学年が上がるにつれて手放していく)
・学ぶ過程も評価の対象になる

 

社会人の勉強とは真逆ですよね。

 

社会人の勉強のように進めない理由は、
いきなりでは、
子どもは自分の力で学ぶ習慣がないので、
最初は手取り足取り、
教員が勉強に対する姿勢を教えるのです。

 

この社会人と学生の違いに気づいて、
(知ってか知らずか)早く脱却した人ほど、
才能が覚醒して
どんどん多くの知識や技能を
吸収していけるようになるのです。

 

自分の趣味はどんどん学べる

 

今、このブログをご覧のみなさんも、
自分自身の趣味のことだったら、
どんどん時間を割いてのめり込んじゃいますよね?

 

楽器を心行くまで弾いたり、
好きな本をとことん読んだり、
部活などでスポーツに目一杯のめり込んだり……

 

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その時の自分って
自らどんどん学ぼうとしてはいませんか?
誰から何も言われることもなく。

 

部活などでは、指導者はいらっしゃるでしょうが、
教えを乞うというよりは、
指導者から、何かテクニックやスキルを学び取ってやる
そういった気持ちで、
自然と取り組んでいるのではないでしょうか。

 

だからこそ、めきめき上達するわけですし、
熱中できるんです。

 

その典型的な例が、
将棋の藤井聡太さんですね。

自分の人生をかけてのめり込み、
どんどん高みを自らの手でつかもうとしている
まさに、勉強のフロー状態!

 

趣味については
1人でどんどんやっていける。

 

これが、勉強意識改革でも極意なんです。

 

理想は
1人で進めて、
学校や塾の授業は参考程度に受ける

 

そういう意識が持てるようになれば、
社会人になっても十分通用する人になれます!

 

 

1人で進められるようになるには?

 

では、
1人で勉強を進めることができるようになるには、
どうすればいいのか。

 

ポイントを3つお話をします。

 

 

好きになること


亀きちのブログでは、
勉強を娯楽感覚で好きになりましょう
ということを、事あるごとに提唱しています。

 

娯楽なら1人でどんどんのめり込めますよね。

 

好きになるためには、
・簡単に感じること
・先生のいいところを見つけること

 

簡単に感じるためには、
簡単な問題を解けばOKです。

 

もし、苦手教科を何とかしたいのであれば、
2学年前の内容を解いてみましょう。

 

思っている以上に
スラスラと解くことができると思います。

 

解けるということは、
ちゃんと知識が備わっているという証拠。

 

今の学年の問題が解けないのは、
今の内容に追いついていないか、
苦手意識が先に働いて、反射的に敬遠しているか
そういったところが原因です。

 

学年は関係ありません。
簡単な問題からしっかり解いてみましょう。
応用問題でなくて、基本問題で十分。

 

知識が身に付いていることを確認して、
少しずつ学年を今に近づけていきましょう。

 

中学生ならば
1年あれば得意科目へと伸ばすことが可能です。

 

高校生の場合は、
数学に限って言えば、相当な努力が必要となります。
でも、悲観しないでくださいね。

 

地道な努力を続けた時に訪れる
「覚醒」という現象。
そのときには、一気に脳のシナプスがつながって、
びっくりするくらい飛躍的に成績が伸びます。

 

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先生のいいところを見つけるというのは、
教科の影響は先生によるところも大きいと
感じている人も多いと思います。

 

年齢が低い人ほどそう感じる傾向が強いです。

 

ぜひ、日頃の授業で
先生のいいところを
たくさん見つけてみてください。

 

注意ばかりする先生、
実は、とっても有益なことをたくさん言っているかもしれませんよ。

 

いいところをたくさん見つけて、
そこから、その教科への興味を深めていきましょう。

 

 

宣言すること

 

好きや楽しいという前向きな言葉を言っていれば、
心もそれについてくるものです。

 

1人で勉強を進めようと思っているのならば、
「好きだから自分でやっているんだ」
このことを、言葉にしてみてください。

 

紙に書いてもよし、
誰かに聞いてもらってもよし、
SNSで発信してもよし。

 

言葉にすると、
進めようかなという気持ちになれるものです。
もし、進めたことによって何かしら反応があれば、
その気持ちはさらに上向いていきます。

 

反応があって認められると、嬉しいですもんね。

 

ぜひ、言葉にして、
未来の自分へ、成長の布石を打ってみてください。

 

動いてみること

 

あれこれ考えこんでしまう人、
マイナスの理由をつけたがる人、
まずはちょっとでもいいのやってみることをおすすめします。

 

何も長時間取り組む必要なんてありません。
5分…いや、3分でもいい!
3分間、教科書や問題集を開いて、
集中してみてください。

 

1人で進めることができれば、
それが自信につながりますし、
3分は思っている以上にあっという間に過ぎるので、
次も頑張ろうと思えます。

 

その時のコツは、
あえてキリの悪いところで勉強を終えること

 

そうすれば、次やるときにその部分を見ると、
考えるべきことが思い出しやすくなります。

 

これは、脳科学的にも立証済み。
何もしていないときにも、
実は脳は無意識に思考を巡らせているのです。

 

ぜひお試しください。

 

3分の勉強がが慣れてくれば、
あとは趣味の時間と同じように、
日々の生活のリズムの1つになるよう取り込んでみましょう。

 

スマホや部活などは、
すでに日頃の生活リズムの中に溶け込んでますよね?
それと同じ状態へ持って行くのです。

 

そうすれば、
3分が5分になり、
10分にすることも十分可能。

 

ここまでくれば、
自分での勉強リズムの確立完了です!

 

まとめ 「勉強は独学」

 

勉強することは本来、
自らの好奇心や必要に応じて、
独学で進めて行くもの。

 

子どものうちは進めることが難しいので、
大人である教員が手取り足取り教えています。

 

立場を変える必要性に早く気づき、
独学で進めて行く意識が芽生えれば、
同じ内容を学習しても、
修得する知識の内容や時間も、
大幅にレベルアップしたものになることでしょう。

 

思春期にあたる中高生のみなさんは、
日頃の心理状態が不安定だったり、
疲れもあるかもしれませんので、

「独学を意識するんだ」という
気持ちだけを忘れずに取り組んでみることを
心がけてみてください。


学校ではなかなかこういうことは
教えてくれないかもしれないですね。

 

マスターすれば、
テストでも、後悔をすることは激減します。

 

自らが学んでいるという意識を持って、
さらに飛躍していきましょう!

 

 

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