"教えたい" 人のための「数学講座」

「数学を教えたい!楽しさを伝えたい!」そう思うあなたに、教え方や勉強法・やる気創出法など、動画と記事でノウハウのすべてを紹介!塾講師、学校教員、会社員と多角的な視点、生きた数字を扱う視点から、生涯学習にも役立つ話題が満載です。教え方の研究、勉強法の修得、中高生の自主学習用にご活用ください!

MENU【クリック・タップで開閉】

中2 年間概要 人に文章で解答を伝えられる人になろう

 ↓ あとでじっくり読むときに便利

今回も、亀きちが実際に授業で行った手の内をご紹介。
中2の最初の授業にて行うときのガイダンスの一部です。

中1の壁を越えているかどうかで、捉え方(前向きさ)が変わってくる中2の数学。
計算分野は中1の秋ごろからしばらく遠ざかるので、
計算力や文字の取り扱いを忘れている人もいます。
その人たちに、いかに早く感覚を取り戻してもらい、
中2のメインテーマ「連立方程式・1次関数・証明」になめらかにつなげていくことがポイントになります。


中1では、算数の世界から、文字を使うことで数学村へ入村し、みなさんはステップアップしました。
数学村にもだいぶなじんできた人も多いかと思います。
中2では、数学村での活動もいよいよ本格的になってきます。
みなさんは村での生活力をさらに磨きながら、1つ大きな挑戦をします。
それは、「自分の頭の中を他の人に数学村の文章で伝えること」です。

ラインやメールが多くて、文章を手書きで書くことが少なくなり、
作文が苦手だ~という人も多いですよね。
数学村の文章で伝えることは、とりあえずは大丈夫。
書き方、ありますから。
まずは決まった文章にところどころ考えを入れながら、じっくり身に着けていきましょう。

さて、ここから具体的単元ごとの内容紹介です。

 式の計算

  専門用語がいくらか出てきますが、すべて中3以降(高校も)につながる大切な言葉です。
 宇宙やドラえもんの話を交えながら、数学の奥深さを学びましょう。
 文字式どうしの計算もいよいよ入ってきます。
 練習して基礎体力をつけ、式を自在に操り、文字式計算マスターになりましょう。

 

連立方程式

  中1の方程式だけでは解きにくい問題もありました。
 が、実は文字2個、式2個使うと思いのほか簡単に解けるんです。
 文字が2個出てきでもビビる必要なし。
 1年の頃やった方程式にレベルダウンさせる方法をマスターして、攻略していきましょう。

 

1次関数

  比例がパワーアップ。直線が座標平面を自由自在に動きまくります。
 これでどんな直線も式で表せられることに。
 しかも比例の式にちょっと考え方をプラスするだけ。
 電車の運行表や追いかけっこもグラフから見て考えることができるようになります。便利!!

 

図形の性質と合同

  ここから新しい分野。
 小学校でも角度の問題はありましたが、数学村専門用語&知識を用いることにより、
 様々な図形の角度が求められるようになります。
 数と多く練習をして、…できれば、頭の中だけで答えを導き出せるようになることが目標です(←後日、紹介)
 また、文章で答えていく問題(証明)も初登場。
 ある程度きまった文章の一部分を書き換えるところから始めて、
 思いを文章に乗せてみんなに伝えれられるようになりましょう。
 論理的な文章は、人に想いを伝えたり、今後いろいろ使えるかも…(笑)

 

三角形と四角形

  二等辺三角形や直角三角形、平行四辺形の性質について学習します。
 「定義」という言葉と「定理」という言葉も使い分けることになります。
 前の単元の知識を用いながら、様々な定理(問題)を解決し、
 問題の答えを追い詰めていく、名探偵の気分を味わいましょう。
 証明文章 = 名探偵コナン の域にまで達すればすばらしい!!

 

確率

  実生活に近いので考えやすい分野かもしれません。
 さいころやじゃんけんなどの実験を通して、分かりやすく楽しんで取り組みましょう。
 きっと実生活にも役立つ場面があると思いますよ。
 ただし、感覚で解くと間違いやすい分野なので、そこだけ要注意!

 

最後に

 いかがでしょうか。
中2は実は今後の数学への橋渡し的役割を果たす分野が数多く存在します。
ここをいかに分かりやすく取り組ませるか、
教える方の力量も試される学年となります。

このブログでは、後日、図形感覚を磨くアイテムも紹介予定です。
おたのしみに♪

ご意見等ございましたら、お聞かせください。