"教えたい" 人のための「数学講座」

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中2 式の計算 単項式と多項式(次数は次の世界を結び付ける)

 ↓ あとでじっくり読むときに便利

中2の最初は、数学村専門用語の解説からです。
なじみがない言葉がたくさん登場しますが、
1つ1つ身につけていきましょう。
これから先、みなさんの頭の中の数学村の発展にかかっています。

それでは、具体的な解説内容を見ていきましょう。

 単項式と多項式

単項式…数字や文字の積でできた式 (× ÷のみ)

係数…文字以外の数字の部分

次数…かけ合わせている文字の個数

 

多項式…単項式をでつないだもの

定数項…数字だけでできている項(項の特殊進化バージョン)

次数…そのぞれの項で、次数がもっとも高いもの

 

【板書例】

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解説をする際は、中1で行ったものも一緒に再度復習するとよいと思います。

いずれの言葉も意味そのものはとらえやすいと思いますが、
特に「次数」の概念は、ここできっちりとおさえておきたいところです。

 

単項式の場合 

 -3a^2=-3×a×a だから、文字は2つ ⇒ 次数は

多項式の場合

 すべての項の次数を生徒に答えてもらい(復習がてら)、それを下にかきます。

 この中で一番大きい数字を聞いて、それを多項式の次数として答えをかきます。

 

1次関数、2次方程式、3次方程式など、次数の考え方は高校数学までふんだんに登場します。ここでその基本をおさえて、先への意識をつなげて興味を沸かせる話を心掛けたいところですね。 

 

小ネタ

小ネタとして…
私が授業を行うには、次数⇒次元の話をしていました。

この世は3次元(実は4次元ですが)でできていることや、
宇宙はもともと10次元であったこと、
それがビックバンで6次元と4次元に分かれ、
6次元は宇宙空間のどこかに、ほんの小さな空間としてあることなど…

 

興味をもって聞いてくれる生徒も多かったですね。

脱線して、ドラえもんの話に入ると授業時間が足りなくなっていましたが…(笑)