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「富岳」世界1位 4冠のすごさ 子どもに語ってみよう

 ↓ あとでじっくり読むときに便利

昨日のニュースで
スーパーコンピュータ「富岳」
世界一になったというニュースが流れました。

 

日本では9年ぶりの快挙
日本の技術力の面目躍如といったところですね。

 

さて、このニュースがどれくらいすごいのか、
子どもにこのすごさを伝える(教員・保護者)ため、
ちょっとかみ砕いて説明をしていこうと思います。

 

 

スーパーコンピュータって何?

 

ざっくり言ってしまうと
「とてつもなく速く計算できるコンピュータ」

 

コンピュータが登場してからもいうもの、
人々の「性能を向上させたい」という思いから、
英知を結集させて、バージョンアップを繰り返してきました。

 

現在では、
各国がこの性能向上に力を注いでおり、
国の「技術水準の引き上げ」も行っています。

 

国と民間とが協力して
プロジェクトの形で動くことが多いですね。

 

そのコンピュータですが、
我々が使う普段のパソコンとは違って、
すごく大きなスペースに、
大きな機械を置いています。

 

ざっくりイメージだと
普段乗っている車と、
F1マシンとの差でしょうかね。

 

 

基本性能は1秒当たりの計算回数

 

コンピュータがどれくらいすごいのかといっても、
性能を表すために具体的な物差しがないと、
なかなか測ることができません。

 

そこで用いられる指標の一つが
「1秒当たりの計算回数」
(専門用語で「浮動小数点演算」の回数:FLOPS)です。

 

小学生から高校生に向けて、知識として話すなら、
このイメージで十分かと思います。
単位は「FLOPS」です。

 

本来の定義である
浮動小数点演算の話になると、
いきなり専門的になりますので……

 

世界では、
「TOP500」という名称で紹介されています。

 

 

これまでのスーパーコンピュータの記録

 

国産のスーパーコンピュータも、
長い歴史があります。

 

先ほどのFLOPS(1秒当たりの計算回数)とともに、
ざっくり紹介してみましょう。

 

1993年 数値風洞富士通)         
      2800億回

1996年 CP-PACS(日立)
      6140億回

2001年 地球シミュレータ(NEC)
      35兆回

2010年 TSUBAME2.0(東京工業大学
      1192兆回

 

単位が「億」から「兆」へ……

1秒間に1000兆回計算する…
すでに人間には無理な領域ですね (● ˃̶͈̀ロ˂̶͈́)੭ꠥ⁾⁾

 

ちなみに、ゲームが趣味の亀きちですので、
家庭用ゲーム機でも例えてみましょう。

 

ゲームキューブ(2001年) 100億回
PS2(2000年)      62億回
PS3(2006年)     2180億回
PS4(2013年)   1兆8000億回
PS5(2020年)   10兆3000億回

…うーん、進歩がめざましい…

 

と、ここまで読んで、
お気づきの方もいらっしゃるかもしれませんが、
計算回数だけがコンピュータの性能ではないと感じますよね。

 

実はその後、
様々な応用能力だったり、環境配慮だったり、
その後、指標がいろいろ出てきます。

 

様々な「部門」と考えればとらえやすいですかね。

2013年 TSUBAME-KFC 2800兆回
 回数では世界一にはなれていませんが、
 「省エネ性能のランキング」では世界1位を獲得しています。

 

 

京(けい)の登場

 

☆プロフィール☆
富士通理化学研究所 生まれ
計算力 1京500兆回 (まさに「京(けい)」!)

 

2011年  TOP500で世界1位
2015年~ グラフ500で9期連続世界1位
(グラフ500:ビックデータの情報処理に関係するランキング)

 

まさに、世界最先端を突っ走っていたマシンとなります。

 

ニュースでもよく話題になりましたね。
(「2位」じゃダメなんですか?というフレーズも話題になった、あのマシンです)

 

 

今回の主役 富岳(ふがく)の登場

 

f:id:math-kame:20200624070248j:plain

スーパーコンピュータ「富岳」

☆プロフィール☆
富士通理化学研究所 生まれ
計算力 41京5000兆回 (先代「京」の10倍以上!!)


2020年 中央演算処理能力(TOP500)1位
    産業利用での処理能力(HPCG)1位
    (実際のアプリなどで使われるようなイメージですね)
    ビックデータの処理能力(グラフ500)1位
    人工知能(AI)の性能(HPL-AI)1位(←最近設立)

 

何と、いきなりの4冠達成なのです!
これは世界のスーパーコンピュータで史上初!

 

もう、数字がすごすぎて、
世界のイメージすらできない!
という人がいるかもしれませんので、
例えを探してみました。

① 性能:スマホ2000万台
② 富岳2~3台で、日本のITを全てカバーできる計算パワー

 

どうでしょう?
すごすぎる…

 

実は、これでまだ割程度の実力とのこと。。。。
まだまだ記録が伸びていきそうです。

 

 

これからどのように使われるの?

 

真っ先に利用される予定なのが、
コロナをはじめとする感染症対策
 ⇒どうやったら感染が防げるかということのシミュレーション

早く、実現してほしい!

 

さらに
ものづくり、ゲノム医療、創薬、災害予測などのコンピュータシミュレーション
ビックデータの解析
AIでの活用

 

我々の生活を
さらに豊かにするために
利用されていくとのことです。

 

個人的には、医療分野の革新に期待しています。
離島での遠隔治療や処方がスムーズに行えると、
地域のお年寄りは、少しでも楽になりますよね。

 

創薬で新しいお薬が開発されれば、
これまで治らなかった病気も治せるかもしれません。

 


とにもかくにも、
日本の技術力は本当にすごい
世界最先端で、最先端の研究をしていく!

 

そう考えると、未来に明るい期待が持てますね。

 

少しでもコンピュータに興味を持って、
技術力の高い、志の高い生徒が登場することを
期待しています。

 

 

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