"教えたい" 人のための「数学講座」

「数学を教えられるようになりたい、楽しさを伝えたい」そう思うあなたのために、教え方や勉強法・やる気の出し方など、ノウハウのすべてを紹介!20年教壇に立ってきた視点、および社会で生きた数字を扱うからこそ視点から、生涯学習にも役立つ話題が満載です。教え方の研究、勉強法の修得、中高生の自主学習用にご活用ください!

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わが子に本気で勉強を教える日 親が先生になるときのポイントとメリット

 ↓ あとでじっくり読むときに便利

数学教師をしていた自分にとって、
ついに来たこの日。

 

それは、が子に数学を本気で教えるとき。

 

これまで何千人という生徒を育ててきましたが、
初めて「わが子」に数学を教えて
感じたこと、思ったこと

わが子に教えている保護者へ
心がけておくことや注意すべきこと、
親だからやってしまう特性、
親だからこそできるメリット

 

このようなことをまとめていきたく思います。

 

ボリュームたくさんの内容です。
最後まで楽しんでご覧くださいね。
ブックマーク、お忘れなく。
「B!」をクリックすれば後で読み返せます)

 

 

子どもが言ってきたときが「きっかけ」

 

きっかけは、とにかく待つことです。
親から働きかけてはいけません。

 

困ったことがあったら教えるから、言っておいで。
この言葉だけはきちんと伝えておきます。


子どもが小学生の時から
このことだけは伝えていました。

 

そうすると、本当に困ったときは言ってきます。


我が家でのきっかけは
学校での三者懇談でした。

 

家内と子どもとが参加したのですが、
家内の何気ない質問……

 

「うちの子、勉強はどうですか」

「実は数学が……」

 

数学がどうやら理解不十分だったようで、
テストで本人も驚くような点数を
とってしまったのです。

 

さすがに母親も本人もショックの様子……

 

どうにかしなければ
という、感情が芽生えたようです。

 

この話を夕食を食べながら聞く私。

 

「困っているのなら、教えてあげようか?」

「うん!」

 

子どもからの、数学教えての要望。
これで、わが子のための亀きち塾、開講です!

 

 

学校と家庭 スタンスの違いを知っておこう

 

教員と親のスタンスの違い

 

まず、
親は感情的になる
このことをあらかじめ知っておきましょう。

 

学校の教員は、仕事として教えます。
感情も入る先生も多いですが、
残念ながらわが子に対してほどではありません。

 

そこまで背負ってくれる教員は、


本当に数えるほどかと。

逆に親は、
何とかしなくてはとついつい熱が入ってしまいます。

 

子どもだけではなく、
恋人に教えるときにも
同じような感情をもったことのある人も
いるかもしれませんね。

 

理由は、相手のことを知りすぎているからです。

 

「この辺りまでは分かってくれているだろう」
「このまでなら言っても許されるはず」

 

実はこのことが、
親密な仲であるほど、理解力を妨げる原因となります。

 

親しいときほど、
意識して距離をとるよう心がけること
これが、教える伝えるときのコツです。

 

 

子どもの言いたいことはすべて聞いてあげよう

 

学校の教員は、
授業中に生徒の言うことを
すべて聞くことは不可能です。

 

生徒の方も、
言いたいことがあったとしても
我慢している状態。

 

でも、家では違います。
特に親に教えを乞うときは。

 

親の立場としては、
子どもが分からない部分を
すべて吐き出させてあげましょう。

 

親がいくら知っていたとしても、
先走って結論を言うことは厳禁です。

 

子どもが本当に言いたいことと食い違った場合、
理解しようとする力が極端に下がります。
信頼している人に、
いきなりガツンと答えを言われるのですから。

 

なので、教育相談のように、
全てを吐き出させてあげましょう。

 

また、そうやって話しているうちに、
勉強以外の本音の部分を話すことも出てきます。

 

そのようなときは、
勉強後に聞くと約束をし、
とりあえずは、勉強を終わらせるということにして、
勉強に対するモチベーションに変えていきましょう。

 

 

学校と家庭 子どものスタンスの違い

 

子どもは
学校と家ではもちろん緊張感が違います。

 

学校で気を張っていて、
授業中も相当に集中していると思いますが、
家では逆にリラックスしている状態。

 

ですので、逆に緊張感を持たせることが、
親の立場としては必要となってきます。

 


【ここまでのまとめ】

・親は感情的にならない
・親は子どもの言うことをきちんと受け止める
・子どもには学校以上にメリハリをつけさせる

 

まずは、このことを意識してみましょう

 

家で教えるときのポイント 7カ条

 

① 緊張と緩和の意識

 

これは先ほども言ったことです。
子どもは学校では、緊張した状態で過ごしていますが、
家庭では思いっきりリラックスしています。

 

リラックスするということは、
脳が柔軟になっている証拠なので、
そのこと自体は、構わないのですが、
だらけてしまわないような工夫が必要です。

 

そのコツは、
勉強終了のゴールを「とりあえず」明確にすること

 

学校で勉強しているときとは違い、
家で勉強を教えてもらうときは、
具体的に聞きたい場所がはっきりしています。

 

まずは量を中心に考える
⇒ 子どもの集中力によって、時間で調整する

 

子どものことをよくわかっている親でしたら、
集中力が欠けた時は
分かってくると思います。

 

そうなったときには、
終了時刻を宣言してあげるといいでしょう。

 

 

② 学校での教え方の理解

 

子どもに教えるときのあるあるですが、

「学校とやり方が違う」
と子どもが言って、萎えてしまうこと。

 

これは、親に責任があります。

 

親は、ついつい昔の記憶に頼ってしまいがち。
親が自分の知識や教え方を、最初から推し進めると、
覚えることが増えてしまったと
捉えられてしまうのです。

 

昔と今とでは、
教え方や見せ方が違っていることも多々あります。

 

まずは、子どもの教科書やノートを見て、
学校の先生がどのような教え方をしているのか把握しましょう。

 

子どもに、学校での教え方を聞いてみるのもいいですね。

 

それを聞いた上で、
学校の先生の教え方をベースとして、
おうちの方の教え方や導き方を
+αで教えるというイメージで接してみましょう。

 

すると、子どもの混乱はなくなります。

 

 

③ おやつタイム 運動タイム お出かけタイム

 

家庭で勉強を教えるときのメリット、
それは時間をある程度ゆったりと使えること

 

子どもの集中力によって、
おやつを食べることもできますし、

一緒に散歩やスポーツをして
気分転換をすることもできます。

 

さらには、必要な文房具を買いに行ったりすることも。

 

そのためには、
1日勉強する(教える)内容を知っておいて、
余裕を作っておく必要はあるかもしれませんね。

 

子どもと丸1日ゆっくり過ごせるのであれば、
ぜひ、ここまで考えて計画を立ててみるのもいいと思います。

 

私の場合は、
問題を解く時、ガムを噛むことを許しました。
ジュースを飲むことも。

 

子どもがリラックスして、
集中するときには一気に集中する
そこに意識を置いて、取り組みました。

 

 

④ 子ども専用のプリントを作る

 

「○○くん特訓プリント」のように、
子どもが、「自分のために特別に作ってくれた」と思うような、
プリントを用意するのも有効です。

 

何も、パソコンなどで作る必要はありません。

 

裏紙でもOK
手書きでもOK(むしろ手書きの方がいいかも)

 

子どもに手作り感を出してあげることにより、
より勉強を身近に感じることができます。

 

問題集の問題を写すだけでもいいんです。
それでも立派な手作り。

 

親の気持ち、きっと分かってくれますよ。

 

 

⑤ 家庭専用のホワイトボードや黒板が便利

 

以前の記事でも紹介しましたが、
我が家では、
子どもが自由に使えるホワイトボードや黒板があります。
特にホワイトボードは90x120センチと結構大きめ。

 

親がまとめを作ったり、
問題を書いて、子供に解かせたり、
あるいは解いた問題を解説させたりと、
使い方は本当に多岐にわたります。

 

我が家での先日の例も写真にて紹介しますが、
本当におすすめできますし、
子どもからの評判も上々。

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亀きち塾のホワイトボード

…普段は、落書きボードですけどね(笑)

 

 

⑥ 最後、褒める形で終わろう

 

必ず、勉強の最後は
子どもにとって
すっきりするような、

親にとっても、
褒めて終われるような形にしましょう。

 

「よくがんばったね」
「方程式、これならテストも大丈夫だね」
「やるじゃん!」

 

こういった前向きになる声掛けで、
子どもは、
「また分からないときには聞いてみようかな」
という気持ちになるものです。

 

勉強を通して、親子が仲良くなる。
そのようなスタンスで、取り組んでみましょう。

 

 

⑦ 終わってからが本当の勉強

 

ここからが最大のポイント

 

実は、親が先生をする最大のメリットは、
勉強後の時間にあるのではないかと思っています。

 

私自身も先日身をもって経験しましたが、
終わった後に、アイスを食べながら、
さらに褒め続けるのです。

 

「さっきの問題、難しくなったけどよくできたね。」
「学校ではどういう教え方をしているの?」
「数学の先生ってどういう人なの?」

 

勉強の後なので、
会話はいくらでもはずみます。

 

また、お風呂や寝るときにも
本音で話すことも可能です。

 

親としての本気の話も、
こういう時ならできますよね。

 

お父さんが子どもの頃は、
勉強満足におしえてもらえなかった

たぶん、〇〇が今回つまづいたのは、
小学校5年生の算数が原因だと思う

将来は▲▲の分野につながっていくよ

 

など、子どもにとって未知で、
普段はなかなか聞くことのできない、
親の本音の話を聞けるのは、
とても至福の時なのではないかと思います。

 

今回の亀きち家では、
つまづいた原因が6年生の算数の理解
その問題の演習量が少なかったこと
今日やった内容は、来年のここにつながる
生活の中で使われている話

 

などを、ぽつりぽつりと話しました。

 

いつも以上に聞いてくれている子どもの姿が印象的でした。

 

 

今後の課題は「思春期」

 

ここまでいろいろと書き連ねてきましたが、
不安がないわけではありません。

 

ポイントは「思春期」の接し方でしょう。

 

日によってナーバスになったり、
逆に甘えてきたり、
感情の起伏も激しくなります。

 

教員や塾講師時代の経験から言うと、
・中学生には理屈で淡々と
・高校生には感情で情に訴える
ように接していくことが基本です。

 

教えることに関しても、
中学生には淡々と理屈で、
たくさんの問題を鬼のように(愛情は込めて)

高校生にはじっくり考える問題を、
感情をくすぐりながら前向きになるように

 

そして、
思いっきり遊び
思いっきり叱り
思いっきりおどけ
人間としての「親の姿」を見せる⇒魅せる

そうありたいし、していこうと思っています。

 

勉強の楽しさをしっかり伝えられる
そんな親であり続けましょうね。

 

知識がついていかなくなったときは、
勉強法や生活の仕方などのアドバイス
子どもの背中をそっと押してあげられるような、
懐の深い親になっていきましょう。

 

私もさらに精進します。
最後に、今回の参考文献を紹介。

合格力コーチング

13歳からの心を強くする子育て

 

 

 

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