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「学力向上スタイル」育成講座 素直であること

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現役で教員をしていた頃から、
よく受けていた質問
「どういう性格になれば 成績が伸びますか」

 

私は即答していました
「素直であること」

 

この一言に尽きます。

 

素直ということは、
教わったことを、まずは自分の中に取り入れようとする姿勢です。

 

教員のいうことは、長年の積み重ねの上での発言。
アドバイスなどを受けたときには、
それを取り入れてみようという意識するところから、
学力向上は始まります。
(ときに明らかに間違っていることを言う教員もいますが…)

 

そんな姿勢を育てるために
授業内外での声かけや、話術などについて、
手法を書いていきたく思います。

 

 

授業を受けるルール作りから

 


授業内容を受けてもらう素直さを育むためには、
まずは、クラス全体の環境作りから

 

環境づくりで最初に取り組むことは、
授業を受ける際のルール作りです。

 

最初の授業では、
授業を受ける際のルールを細かく決めます。

・他人の学習権を犯さないこと
・見る聞く書くなどのメリハリをつけて授業を受けること
・授業を受ける際に必要なもの
・授業の進行方法
など……


最初に上のような、
がっしりとしたルールを作ります。

 

それをプリントにして、
ファイルに綴じたり、ノートに貼ってもらったりします。

 

雰囲気は厳しく、ルールを徹底。
まずはその通りの型に、はまってもらいます。

 

このやり方は、
高校2年生までは十分に通じるかと思います。


教員の授業の姿勢、
生徒にはきちんと伝えておく必要があると思います。

 

このような授業の受け方について、
生徒が素直に受け入れられるかどうかは、
生徒の実態によるかもしれません。

 

ひょっとしたら、素直ではない生徒は、
このルールを逸脱しようとするかもしれません。

 

しかし、
特に、中学生は理屈で納得させる
これを私はモットーとしているので、
逸脱すれば、すぐにルール集に戻って確認を行います。

 

何のために授業を受けているのか
他人の学習権を犯してはいないか
問いかけます。

 

そうやって、徐々に授業に対しての協力姿勢を育てていきます。

 

もし、当記事を保護者の方が読まれているのであれば、
年度始めの際に、
それぞれの教科について、
授業の受け方はどんなこと言われていた?
というような問いかけをしてみるのもいいかもしれませんね。

 

そして、各教科の授業の受け方を、
ノートや家庭のボードにまとめるのもおもしろいかもしれません。
先生方の特徴がよく表れると思います。

 

 

生徒への発問で注意すること

 

 

私は授業を行う際は、
生徒を指名しながら進めて行きます。
その中で実践していたことは、

「間違えても構わないから『分かりません』以外の発言をしなさい」
との呼びかけです。

 

・授業で間違えることは、当たり前のこと。
・授業は間違える場。
・テストで間違えなければそれでいいじゃん。
・間違えるということことは、全員に間違える可能性があるということを伝えている。
 だから、大事な役割なんだよ。


そのように生徒に伝えています。

 

そうすると、生徒は思い切って間違ってくれます。(笑)

 

また、頭の中が真っ白になっているようであれば、
4秒を目途に、発問内容をかみ砕いて、
再度質問を投げかけます。

 

そうやって回答のハードルを徐々に下げます。
2、3回繰り返して生徒から回答が出てこなければ、
選択肢のある発問をして、何か発言をしてもらって終わります。

 

 

「ルールと丁寧さ」+気を付けること

 

 

ルール作りと、丁寧なやり取りを繰り返していく中で、
授業のルールはきっちりしているが、
回答したときには、丁寧に相手をしてくれる先生として
認識してもらえるようになっていきます。

 

それが生徒の素直さを育てるのかなと自認しています。

 

+αとして、
・教員も素直になること
・生徒や保護者に対して、プラスから入ること

・家庭でも、先生の悪口を子供の前で言わないこと

 

素直な大人を見て、子どもたちも素直に育ちます。
その姿勢は、常に子どもに見せ続けたいものですね。

 

ここまでくれば、
生徒が素直に授業を受け入れるようになり、
素直に勉強法や学習内容を取り入れようとします。

 

そのような生徒は、
やり方も、まずは示したやり方を試してみるため、
成績が上がる素地ができる生徒が多いのです。

 

授業については、
求めるレベルが高い場合は、
挫折しそうになる生徒も出る時もありますが、

そのようなときは、
教員がレベルの調整や生徒とのカウンセリングを繰り返して、
調節していけば良いかと思います。

 

教員の手法を、まずは試してみる

 

そんな生徒と、内容を受け入れる空気ができている教室、
教員と生徒、そして保護者も巻き込んで作っていけるといいですね。

 

 

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