いよいよ冬休みも目前。
学校によっては、すでに冬休みに入っていますかね。
この期間、高校2年生にとっては、
受験勉強をここから開始する、
という人も多いことかと思います。
そのためには、
まずは、敵を知るところから始まります。
敵を知る方法と、自分を知るための勉強法について、
今押さえておくべきことを、
まとめていきたいと思います。
先生方も、
今の高校2年生が、どのように考えて準備をすればいいか想像しながら、
休み中、休み明けの勉強法を考えてみていただきたく思います。
ゴール地点のレベル、把握できてる?
大学入試でのゴールは大学合格。
まずは、入試レベルの把握ができているか、
というところから始まります。
計画を立てる上でも、
どのあたりの問題ができなければならないのか、
自分の肌で感じることがとても重要です。
スポーツでもそうですよね。
相手の試合をみて、強さや特徴を感じると、
それを研究して、自分なりに対策を立てていきますよね。
それと同じことです。
まずは、志望大学の赤本をとっとと買ってしまいましょう。
ちなみに、この赤本、早い人では中学時代に買っている人もいます。
かつての教え子でも、数人いました。
高校2年では、まずは購入が必要ではないかと思います。
来年は来年で、もう1度買えばいい話です。
あとは、センター試験のレベルを把握することです。
新聞などでも掲載されますし、
今の時点ではセンター試験用の過去問も、豊富に発売されています。
ぜひ1冊手に取って、自分の力で純粋に解いてみてください。
目標は6割!
レベルを知った上でのスケジュール作成法
1度過去問を解くと、
その大学やセンター試験のレベルが分かります。
その上で、
今の自分に足りないもの、
どれくらい時間がかかるのかを大まかに考えていきます。
先生方はこのときに、よく相談されることと思います。
「今、どんな勉強をすればいいの?」って。
私なら、このように答えます。
「まずは、3月までに大学入試一通りの範囲を勉強できるよう、浅く広くやってみよう」
浅く広くとは、
教科書を眺める程度でも構わない、ということです。
まずは、どんな分野が出ていて、
どこにどんな知識があるのかを思い出すところからです。
それを3学期終了までに一通り済ませることができれば、
大学入試では、かなり有利な状態でスタートを切ることができます。
「数学、英語のどちらかは、高校2年までに範囲までの勉強を終わらせる」
これが大学受験のスムーズに進めるポイントです。
あとは、3か月の間にどれだけのペースと量をこなせばいいのかを、
自分で考えていけばいいことになります。
ちなみに、
亀きちは、数学の大学受験においては、
数Ⅱ、数Bからの勉強を強くお勧めします。
覚えることが直近なこと、
パターン化されていることが大きな特徴です。
難易度も、そこまで高くないですし。
数Ⅱ(→数Ⅲ)→数Ⅰ の順でイメージしてみましょう。
(数Ⅲは既習の人に限りますけど……)
冬休みにできることは、現状把握
高校2年生が冬休みにできること、
それは自分の実力を知ること。
過去問を1回はしっかり解いてみて、
今の自分の立ち位置を、把握するようにしてみましょう。
そのためには何が必要か、どんな努力が必要か、
思いつくままノートに書きなぐって、
いいかも、と思う案を拾い上げてみましょう。
友達どうしで書きなぐったものを、
見せ合うのもいいかもしれませんね。
先生方も、この生徒の動きを1人1人察知して、
その生徒に合った、
「全体と今の自分の立ち位置を把握する方法」
を見定め、指導してみてください。
生徒のみなさん、安心すると思いますよ。
【試してみよう】
・過去問から、今の自分の位置を知ろう
・3か月で1通り薄く広く学習する、その準備をしよう
・先生は、聞かれたときにアドバイスできる素地を身に着けておこう
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