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数学のテストで焦らずにすむ メンタル育成術

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「数学」という単語を聞いただけで、
苦手だ!できない!とビビってしまう人

 

たくさんいますよね。。。

 

本当は
考える楽しさ、追究するおもしろさを
存分に味わえる教科なのに……

 

実は、ビビってしまうと、
数学という教科は、
自分が持っている実力を
出せなくなりがちな教科なんです。

 

テストで、焦ってしまって、
それ以上何も進まなくなったことはありませんか?

 

数学を教える立場の私も、
焦ってしまって、何もできなくなった経験があります。

 

定期考査や入試など大切な試験でこそ、メンタルが大切。
鍛えておけば、
どんな問題であれ、自分の実力をきちんと発揮できます。

 

今回は、
① 数学の科目の特性上、どうしてメンタルが他の教科より大切なのか、
② 自分自身のメンタルを鍛える方法

 

この2つについて、
じっくりと考察してみたく思います。

 

 

 

自信を持つことの大切さ

 

自信が失うと、脳が委縮する

 

自信がないときというのは、
脳が委縮してしまい、
何も考えられなくなる状態となっています。

 

経験したことある人は、
「何も考えられず何も書けない」
この思い、イメージできますよね。

 

何も考えられなくなるのは、
脳が、知識と知識を結び付けようとすることを
拒否してしまうからです。

 

まるで、私たちが
「勉強しなさい!」と頭ごなしに言われたときに、
反射的に、勉強することを拒否するかのように。。。

 

 

数学は大問が少ない

 

知識重視の分野でしたら、問題量も多いので、
気持ちを切り替えて
ということも可能です。

 

しかし、
数学は1問1問に、どうしても時間がかかるため、
大問も他教科と比べると少なくなります。

 

しかも、小問どうしは、つながりがあることも多い。

 

となると、
1回脳の回路が思考停止に陥ってしまうと、
その大問丸ごとアウト、
という結果になってしまいます。

 

 

焦るとできるはずの問題もできなくなる

 

さらに焦ってしまうと、
本来できるはずの問題も、
なぜかできなくなってしまいます。

 

不思議ですよね。

 

後で落ち着いて考えたら、
きちんと道筋を立てて考えることができるのに……

 

焦ってしまうと、
問題のメリハリをつけることができなくなり、
簡単な問題も難しく見えてしまうのです。

 

盲目状態ですね……

 

 

亀きちが経験した「自信のなさからくる焦り」

 

私自身、この焦りを経験したことがあります。

 

こともあろうに、それは大学入試。

 

数学が得意だった私は、
大学入試の数学すら、正直なめている状態でした。

 

まあ、何とかなるであろうと。

 

しかし、
実際に数学の問題が出されたとき、
頭の中が真っ白になりました。

 

問題全体を見渡してみても、
道筋が浮かぶ問題が1つもないんです。

 

どの問題をみても、道筋が浮かばない。
いつもは名探偵のように、
ぴかっと浮かぶはずなのに、
まったくひらめかない。。。。。。

 

時計ばかりを気にし、
手にべったりを汗をかきながら、
できる問題の途中までを必死で書き、
行き詰ったら、次の大問へ。

 

それを繰り返しているうちに、
あっという間に試験時間が終了したのです。

 

終わってホテルで一泊したのですが、
数学で初めて、悔し涙を流しました。

 

後から振り返ってみると、
実は、難しかったのは最初の大問1だけで、
他の問題はそれほどでもなかったのです。

 

しかし、実際は大問1で引っかかってしまい、
焦りから余裕がなくなった自分は、
他の問題も、難しく感じるようになってしまっていたのです。

 

幸いにも、合格することができたのでよかったのですが、
格通知を手にするまで、
入試を思い出すたびに、
手が震えていたことを思い出します。

 

 

数学メンタルを鍛える方法

 

では、
数学に強いメンタルを
どうやって身に着けたらいいのか、
私がこれまで教えてきた生徒のことも踏まえながら、
考えていきましょうか。

 

 

圧倒的計算力を身に着けること

 

敬遠しがちかもしれませんが、
実はこの計算力が数学の命になります。

 

時期は中学卒業まで。
(実は理想は8歳まで)


高校になると、
この計算力があることが前提で
教科書などが書かれているので、
高校に入ってから計算力をつけることは
至難の業となります。

 

比較的進度が緩やかな中学時代に、
数字もそうですが、文字も含めた計算練習を、
圧倒的な量をこなして、
自信を持てるようになっておきましょう。

 

計算ができれば、
それだけ処理能力があるということですから、
道筋を考えることに、時間を割けることになります。

 

運動で言うと、
基礎体力の部分にあたりますしね。

 

私が中学の教員をしていた頃は、
学年の最初が計算分野でしたので、
圧倒的にたくさんの問題を出して解いてもらっていました。

 

しかも、タイマーを設置して、
極限まで追い込みながら……

 

もし、高校に入って計算力をつけたいと思ったら、
早いうちに取り組んでおきましょう。

 

イメージは、
展開の問題は、どんなややこしいものも鉛筆が止まることなくスラスラ
因数分解がパズルのように解ける
そんな感じですね
(中3以上の人はお分かりいただけるでしょうか)

 

中1中2の生徒のみなさんは、
教科書の前半の単元がスラスラできる、
それを目標にしてみてください。

 

圧倒的問題量の教材

中高一貫校でよく使われている教材です。
ざっくりですが、
数学1…中1、中2の内容
数学2…中3、高1の内容 と思ってください。
私も教員時代にはよく使っていました。
圧倒的な問題量なので、厳選しながら進めることがコツです。

 

新課程 体系問題集 数学1 代数編 発展

四訂版対応 体系問題集 数学2 代数編 発展

 

 

問題の解き方を頭の中でイメージできるようになろう

 

計算力がつけば、
それだけ思考に時間をかけることができるようになります。

 

ということは、
土台がある上に思考力が身につけることになるので、
いろいろなパターンの問題が
解けるようになるということです。

 

ぜひ、問題を見て、
解答を頭の中でイメージする練習をしてみてください。

 

例えば、
中2の連立方程式の文章題だったら、
速さに関する問題だったら、
・使う式は(速さ×時間=距離)
・求めるものを文字で置く
・式を2つ立てる
連立方程式を解く
・解の確認(単位など)

というものを頭の中で組み立てるのです。

 

もちろん、
具体的な式が頭の中に浮かべば、なおOK

 

このイメージトレーニングがうまくできるようになると、
定期考査の勉強も倍速でも3倍速でも、
速いテンポでできるようになります。

 

たくさん練習することによって、
脳の中の解法の引き出しを
スムーズに開け閉めできる
そんなイメージをつけていきましょう。

 

高校生でしたら、
模試前の勉強にも使えますよ。

 

一気に復習も可能です。

 

 

イメージで大学入試の問題にもチャレンジ

 

イメージで問題の解き方が
導き出せるようになったら、

高2以上の人は、
ぜひ大学入試の赤本などを手に取ってみてください。

 

そして、解法をイメージするのです。

 

これも慣れてくると、
本屋さんで立ち読みで解けるようになります。

 

東大の問題でも可能。

私もやっていた経験があります。

 

頭の中で解き方の流れを
がんばってイメージしてみましょう。

 

最初は難しく感じるかもしれませんが、
できるようになりますよ。

 

 

最後は圧倒的自信


これらのトレーニングは、
一体何のためにするのか。

 

それは自信をつけるためです。

 

テスト前には、
自信をつけることが大切。

 

このようなイメージトレーニングきっちりとやっておけば、
解き方の引き出しもたくさんできることになるので、
圧倒的自信へとつながります。

 

最後の最後はハッタリでもOK

 

自分が周囲の中で一番頭がいい!
そう自分の中で唱えて、
自信を持ってテストに臨みましょう。

 

ハッタリだけでも、
少しは結果が変わってきますよ。


前向きな気持ちは、
それだけ前向きな結果をもたらします。

 

気持ちを大きく持って、
日頃から大きな敵にぶち当たっていく練習をしておきましょうね。

 


【鍛え方の流れ】

・圧倒的計算力をつける

・問題の流れを頭の中でイメージトレーニン

・最後は、これまでの経験を圧倒的自信へ

・最後の最後はハッタリでマインドコントロール

 

 

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