中2ともなると、
来年の今頃は受験勉強の真っ最中。
今の状態とは、かなり違った環境や心理状態にになることが予想されます。
その1年後の姿を、早い段階でイメージさせられるか、
それが教師の腕の見せどころではないかと思います。
そこで、今から冬休みにかけて、
何をして、何を考えておけばいいのか、
まとめておきたいと思います。
年明けや3年生になってから、
スムーズなスタートが切れるように…
図形関連を「目で解く」練習
まずは学習真っ最中であろうと思われる、図形分野です。
その図形分野ではまずは、
目が図形に慣れる必要があります。
図形になれるためには、
同位角、錯角、対頂角などを使った、基本的な問題を
「目で解ける」こと目標に学習を進めることをおすすめします。
「目で解ける」=「目だけで解答を導くことができる」
ことを意味します。
目で解けて、解法もきちんと他の人にに説明できるようになれば、
図形解法の下地は完成したことになります。
その後、証明分野に入っていけばいいのです。
教科書レベルの問題でも構いませんし、
問題集も、分野ごとの薄いもので構いません。
ただし、3回は繰り返して解くことをおすすめします。
自分の中でパターンが覚えられるくらいに。
証明文を書く練習は、、、お手紙と同じ。
証明文を書く練習については、
最初は、証明文のひな型があるわけですので、
一部分だけを当てはめることを考えながら、
練習をしていけばいいでしょう。
当てはめることも苦手だなと感じる生徒には、
ちょっとめんどくさいかもしれませんが、
証明文をそのまま書写する、
あるいは音読する練習もいいかと思います。
ポイントは、
その時に横に教員や親など教える人がついてあげて、
1つずつ指をさしながら、どの部分を表しているのかを示すことです。
小学生の算数の文章題では、よくやる手法ですかね。
そうすることにより、
生徒は、イメージと文章が頭の中でつながり、
徐々に感覚が身についてくることでしょう。
計算分野は4月からロケットスタート!
3年生になると、計算分野が再開されます。
しかも、この3年生で行う計算分野は、
高校入試や高校数学にも直結する超重要分野。
それまでに2年生まででの苦手な部分は、
できる限り今のうちになくしておいた方がいいです。
自分の中でタイムアタックをかけて問題を解いてもらうもよし、
苦手な場合は、中1の数学から再度復習するもよし、
自分の中で苦手という意識から、
ある程度やった、できる!
という意識にまで変化させられる意識づけを心がけてみてください。
展開、因数分解は、これまでの文字式が理解できているという
前提の上に成り立っています。
関数分野は、中2までが1つの区切り
関数は中2までが1つの区切りとなります。
中3では2乗の関数が始まりますが、
本格的に難しくなるのは高校に入ってから。
ですので、関数は復習がきちんとできて、
内容を忘れないようにできていれば十分です。
「変化の割合」という単語、
この単語は、おぼろげでいいので覚えておいた方がいいです。
高校に入ると、平均変化率⇒微分へと結びついていきますから。
授業でこのあたりまで踏み込んで説明ができていれば、
生徒も高校数学へのつながりが意識できて、
意欲がさらに高まることでしょうね。
そのような、高校やあるいは大学までの授業内容を、
ある程度念頭に置いて先生方が説明ができるといいですね。
数学は生涯にわたって楽しむものですから。
繋がっていることが分かると、
少しでも先が見えますもんね。
もちろん、実生活に結びついた話もできれば、なおいいですね。
弾みをつけられるか 分水嶺の冬休み
中2は中だるみといいますが、
その時期を早く脱出して、
最高学年へと弾みをつけたいところ。
教える側としては、
そのきっかけ作りを絶えず行っておきたいところです。.
すぐに目覚めるとは限りませんが、
しかし、目覚めたらラッキーくらいの気持ちで、
本人の自尊心を尊重しつつ、
柔らかい刺激をちょこちょこと与え続けたいところですね。
いつかは、必ず通じますから。
【試してみよう】
・図形は目で解く練習から
・計算は苦手意識を冬休みで制すれば3年から楽!
・関数は、ここまでで一通りの復習を呼びかけよう
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