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特別企画 狙って落とす!「あみだくじ」作成講座

 ↓ あとでじっくり読むときに便利

順番や役割を決めるときによく使う「あみだくじ」
自分で狙ったところに落とすことはできないかな
そう考えた人はいませんか?

 

ずばり、できます!

 

本日は、
亀きちが実際に授業でおこなった「あみだくじ作成講座」を、
ブログの形でお送りします。

 

 

LV1 あみだくじの基本 「横棒で左右が入れ替わる」

 

 

縦2本のあみだくじからいきましょうか。

 

横棒を1本引くと、左右が入れ替わります。
図を見てくださいね。

f:id:math-kame:20191021232332j:plain

ちなみに、横棒を2本引くと、元に戻ります。
(入れ替わって、さらに入れ替わる ⇒ 元に戻る)

 

 

では、縦3本の場合はどうでしょう?

下の図が問題です。

番号通りに狙った位置に横線を引いてあみだくじを完成させてみてください

f:id:math-kame:20191021232923j:plain

分かりましたか?
何度か線を引きながら試してくださいね。

 

横線を1本引くと、左と右が入れ替わります。

 

 

では、答えです。

 

下の図の(考え方)の部分、
×が書いてあるところに横線入ると考えてみてください。

 最初に3と2を入れ替えて、
そのあとに1と3を入れ替えると見事に完成です

ちなみに、いろいろな答えが存在します。
右側には別解を紹介しています。

 

f:id:math-kame:20191021233135j:plain

 

 

LV2 あみだくじ作成 いよいよコツの紹介

 

 

続いて、縦4本にチャレンジしてみましょうか。

ちょっと考えてみてくださいね。

番号通りに狙った位置に横線を引いてあみだくじを完成させてみてください

f:id:math-kame:20191021232432j:plain

もし、ノーヒントでできたら、大したものです!!

 

そろそろ頭の中がぐちゃっとしてきた人もいるかもしれませので、
ちょっとしたコツを……

コツとは、
左端の数字からそろえていくことです!

 

下の図を見てくださいね。
この場合、左端に4が来ればいいので、
① まずは、4を入れ替えながら左端まで移動
② 次に3を入れ替えながら左から2番目まで移動
③ 次に2を入れ替えて左から3番目

これで完成ですね。

f:id:math-kame:20191021232345j:plain

 

左端から入れ替えて、階段状に線を引く
これがポイントとなります。

 

LV3 あみだくじ作成 仕上げ編

 

それでは、これで締めくくりましょうか。

番号通りに狙った位置に横線を引いてあみだくじを完成させてみてください

 f:id:math-kame:20191021232444j:plain

いよいよ実践的な感じがしますね。

この問題が解けるようになれば、
狙った位置にあみだくじを作ることもたやすいことと思います。

 

それでは、正解例を下に貼っておきますね。

 

f:id:math-kame:20191021232358j:plain

 

 

楽しめば、数学はおのずと身につく!

 

今回の「あみだくじ作成講座」は、
亀きちが、教員時代に実際に授業で使用したものです。

 

対象は高校1年生でしたが、
中学生でも、小学生でも取り組むことは可能です。

 

ぜひ、おうちであみだくじを作りながら、
法則性を見つける練習、また、こっそり作ってだます練習(笑)
やってみてはいかがでしょう。
楽しいですよ。

 

教員の方は、授業のネタとしていかがでしょうか。

 

この授業の生徒の反応ですが、
相当頭を使って疲れた様子はありましたが、
みんな、どこかで使ってやろうという、
野心めいた眼をしていたのが印象的でした(笑)

 

とても楽しそうに取り組んでいて、
やってよかったと思う授業の1つです。

 

 

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