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数学授業講座 「生徒の活動する時間」=「先生は名脇役」

 ↓ あとでじっくり読むときに便利

「授業とは」と題して、これまで掲載してきましたが、
今回から新シリーズ名脇役編」をお届けします。

 

これまで、授業の監督主役としてしゃべることについて書いてきましたが、
授業での真の主役は、言わずもがな「生徒」

この生徒を引き立たせるために、
教える側が身に着け、心がけておくことがあります。

 

その押さえておくべきことについて、
数回に分けて、記載していきます。

 

今回はそのイントロダクションとなります。
お付き合いください。

 

 

 

 

名脇役とは

先ほども書きましたが、授業での主役は生徒
特に生徒が主体となって活動しているときは、
教員はあえて前に出る必要はありません。

 

生徒が活動しているのに、声を発したり、
注意を促したり、余計な動きで生徒のいらない注意を引く…

 

人間関係ができており、
生徒が割り切って考えることができれば問題ないのでしょうが、
普通は、気が散りますよね。。。

 

生徒の活動の際は、教員は脇役に徹すればいいのです。


そして、主役が思いっきり能力が発揮できるよう、
その手助けをすればいいのです。

 

 

名脇役のポリシー

テレビや映画の世界で、名脇役といえば、
みなさんはどなたが浮かびますか?


もちろん人それぞれですし、たくさんの方がいらっしゃると思います。
私はその中のお一人として、
小日向文世さんが浮かびます。

 

主役をうまく引きたてながら、
ご自身の存在感をバツグンに残していく。
そしてドラマや映画をより魅力的なものにしていく。

 

ちょっと前に放映されましたが、
大河ドラマ真田丸」での豊臣秀吉役では、
最初は大丈夫かな?
不安視されていたという噂を、聞いたこともありましたが、
抜群の存在感で、その思いを一蹴。
周りを翻弄する、新しい豊臣秀吉像を怪演されていました。

 

目線一つで、一言で、たたずまいで演技ができる
私自身、とても尊敬する方の一人です。

 

小日向文世さんの名言です。
 人の記憶に残る役者として演じ続けたい。
 主役でも脇役でも、たとえワンポイントの役でも、
 忘れられない印象を残し精いっぱいやりたい。

 

 

授業に置き換えると

横道に少しそれてしまいましたが、
授業に置き換えて考えてみると、

真の主役である、生徒を引き立たせながら、
授業というドラマをより効果的に美しく見せる

 

それが名脇役を演ずる神髄なのではないかと思うのです。

 

それがほんの一瞬の反応や一言でもいい。
雰囲気だけでもいい。
まずはそこから授業に取り入れることを考えてみたく思います。

 

私自身は、
生徒が活動する時間は生徒が主役
と割り切って授業をしていました。

 

生徒が活動するとき…
それは下に書いているものが該当するのではないでしょうか。

・生徒が発言するとき
・体を動かして活動するとき
・生徒が板書をとるとき
・生徒が教材を使って問題を解いたり書き込んだりするとき

 

それぞれの活動で、
生徒の活動を活性化させるためのポイントや、
より印象や学習効果を残すために、
押さえておくべきポイントが存在すると思います。

 

そしてそのポイントを実践することにより、
生徒がより輝いた眼で、授業を楽しんでくれるのです。

 

それらを次回以降掘り下げて書いていきます。

 

 

最後に

今回はイントロダクションとなりましたが、
次回以降でそれぞれの場面で、
引き立たせ方について記載をしていきたく思います。

 

また、授業以前に、身に着けておきたい教える側としてのスキルである
「聞き上手」
こちらについても深く考察していきたいと思います。

 

まずは、生徒が活動する時間=教える側は名脇役
そう思って、授業の中では俯瞰的に見れらるような意識をもってみませんか。

 

授業の波がうまくつくれるようになりますよ。