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授業で必要な教員の知識はどのくらい?

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一般の方って、
「教員は書いてあることをしゃべればいいだけだから楽だよね」
と言われたことがあります。

 

教員をされている人は、
「そんなわけあるか!」
とツッコミを入れることでしょう。

 

実際にそんな教員がいたら、
辞めてほしいと思ってしまいます。

 

しかし、実際にそのような書いてあることを伝えるだけの教員、
いるにはいるんです。
当然、そんな教員の授業なんて楽しいわけがない。

 

ちょっとした応用も聞かないし、
質問をしたらしどろもどろ……
自分のシナリオ通りに授業が進まなければ機嫌が悪くなる。

 

じゃあ、
授業をするのに、
いったいどれだけ準備すればいいんでしょうか?

 

教員歴の浅い方や、授業を深めたい方に向けて、
私のこれまでの実践から思うことについて、
この準備の種類、量、心構えなど
思うことを書いていきたく思います。

 

今回は、知識の準備量について焦点を当てます。

 

 

 

授業で伝えられることは、準備したことの3割と思え

 


私が授業する時、
10のことを伝えなければならないとすると、
それに関する知識を、最低でも3倍程度は用意します。

 

逆の言い方をすると、
用意した知識のうち、
7割ほどは授業の様子を見ながらボツにします。
授業中に、取捨選択しながら進めて行きます。

 

なぜ、授業に必要なだけの知識のみを用意しないのか、
それは、授業に余裕がなくなるからです。

 

授業をすることを楽しむ教員は、
授業に枝葉をつけるために、
たくさんの知識や雑学を持っています。

 

その時の空気、生徒からの質問にすぐに答えられるように、
絶えず情報の収集もしています。

 

例えるなら、あそびのある、車のハンドルのように……

 

 

手塚治虫の「来るべき世界」より

 

 

漫画家、手塚治虫の有名なエピソードを紹介します。

 

「来るべき世界」というマンガは、
元は700ページとも1000ページとも言われる長編作品でした。

 

しかし、出版社から
「そんな長い漫画は誰も読まない」というクレームが付き、
やむなく300ページにまで削ることになります

 

手塚治虫の自宅を訪れた漫画家の藤子不二雄は、この没原稿を見て
「手塚先生は300ページの作品のために1000ページ執筆する」
と衝撃を受けました。

 

このエピソードは「まんが道」にも描かれています。

 

小学生の頃にこのエピソードを読んだ私は衝撃的な感銘を受け、
実は、授業の際にはこのことを心がけていたのです。

 

そんな幅広い知識欲と伝えたい思いを、
たくさん挙げていけるといいですね。

 

では、次回は亀きちが実践してきたその具体例を紹介していきます。
お楽しみに♪

 

 

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