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タイプ別 学力UP スタイル養成講座 苦手を避ける自己中タイプ編

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人により勉強の得意不得意は様々。

 

その中で、
不得意科目でも、
黙々と地道に努力を重ねる生徒もいれば、
時間がかかるので、後回しにしてしまう生徒がいます。

 

しかし、得意なことには時間を忘れて熱中し、
周囲がびっくりするような成果を残すことも……

 

好きな図鑑は
ずっと眺めていられることもできるし、
プログラミングなどは
徹夜するんじゃないかというほど熱中する。

 

しかし、苦手なものとなると
一向に手を出さないし、
親や教師が言うまで取り組もうともしない。

 

今回は、このような
苦手を避ける自己中タイプ
勉強法改善について考えてみようと思います。

 

得意科目でのあの集中・熱中力を
苦手科目にまで使えたとなると、
勉強の幅がグッと広がり、
未来への視野も開けると思いませんか?

 

そのようなきっかけにしてもらえたらと思います。

 

 

自己中タイプの性格分析

 

【長所】
好きなことには集中力を発揮
オンリーワンになろうと努力する
目立ちたがり屋

 

【短所】
地味を嫌う、コツコツとする勉強が嫌い
人付き合いも、食べ物も嫌なものは嫌
気分にムラが出がち

 

大好きなことには
驚くほどの力を発揮するこのタイプ。

 

先ほども書きましたが、
周囲がびっくりするほどのものを作り上げたり、
あるときに驚異的な進歩をみせたり。

 

また、目立ちがり屋でオンリーワンになることが大好きです。
人と同じはいや、違うことをしたい、注目をされたい
そのように思っている生徒が多いという印象を受けます。

 

行事でも得意とするものには、
意欲的にリーダーシップを発揮し、
周囲をどんどん引っ張って、
担任としても頼りにできる存在となります。

 

家庭学習でも、調子がいい時には
食事を忘れて勉強に熱中することができます。

 

食事に誘っても、
「終わってから」と
そっけない返事が返ってきて、
時を忘れて何時間も取り組む。

 

実にすばらしい!

 

一方で、
地味なことや努力をめんどくさがって嫌います。

 

コツコツと努力をするのも苦手。
計算練習や漢字の練習、
英単語の暗記もめんどくさがります。

 

人付き合いでもその傾向が見られ、
苦手な人とは無理に関わろうとせず、
自分に近い友達に任せたり、
嫌いな食べ物は徹底して食べたりしないなど、
頑なな一面もみられます。

 

気分にもムラがあり、
感情的な一面も……

 

教員としては、
この辺りは言葉を選んで、
自主性を重んじながら接していました。

 

このようなタイプの生徒が
学習改善に取り組むために重点的に指導すること

それは
「苦手と向き合う勇気」です。

 

後ほど詳しく述べていきますね。

 

 

テストでの傾向

 

自己中タイプは
得意と不得意がはっきりしています。

 

苦手科目は最小限の努力しかしない
もしくは、脳がそのようにしか受け付けないので
教科間のテストの点の差が大きく、
苦手分野の応用問題には、対応し辛い傾向があります。

 

 

伸びる対策① 苦手なことを直視する

 

今回の自己中タイプですが、
まず取らなくてはいけない対策が
苦手分野との対峙です。

 

苦手なもの地味で嫌いなものを、
いかに楽しいものへと昇華させるか、
それが克服の鍵となってきます。

 

 

ノートの活用

 

苦手を克服する学習法として、
提示したいことがあります。


「ノートの活用」です。

 

かつてより、
ノートの活用の仕方については、
たびたび紹介してきました。

 

定期試験の対策の中でも、紹介をしたのですが、
この方法を普段の学習の中から、取り入れるのです。

 

問題を解いた時に、
自分の解答の自信に応じて、○△✖️をつけ、
実際の解答を見て、
事実を目の当たりにしてもらいます。

 

その後、
間違った問題に再度取り組んでもらう

 

間違った部分を直視し、
そのときの感情や思ったことをノートに記載して
復習に活用する

 

間違いを直視し、つぶしていく経験を積み上げていく中で、
地震の中で、地味な作業から、
次第に「ゲーム感覚」に変わっていきます。
そうなればしめたもの。

 

苦手から次第に
面白い → 楽しい → 得意 へと
変貌を遂げていきます。

 

 

間違えた箇所を自分で説明して、類題を解く

 

自己中タイプの生徒は、
得意な分野には物凄い力を発揮しますが、
避けたい分野についてはさっぱり。

 

テストの時も、
AならばBと丸暗記のように覚えてしまいがちで、
ちょっと問題文の表記が変わったり、
設定を少し変えるだけで、
たちまち苦しくなってしまいます。

 

それを防ぐために取り組んでみることが、
「どこで間違えたのかを口頭で説明してもらう」ことです

 

生徒さんの立場なら、
どこで間違えたのか、なぜ間違えたのかを、
最初は言葉にして書き込んだり、口にしたりして、
五感で残すようにします。

 

保護者や教員の立場でしたら、
間違えた箇所を説明してもらって、
間違えた箇所を認識してもらいます。

 

そして、間違えた箇所を論理的に理解してもらいます。

 

自分の解答を、
最初から論理的に説明できるようになれば、
飛躍的に上昇できる素養が出来上がることになります。

 

私の授業においても、
このようなタイプの生徒に対しては、
最初は、
私が誘導しながら解答を論理的に導く練習をさせます。

 

慣れてきたら、生徒自身に説明してもらいます。

 

これで数字が変わっても、
多少考え方が変わっても、
苦手な部分が、きちんと正解できるようになるのです。

 

 

伸びる対策② 素直になり、夢を具体的に描く

 

人の話を素直に聞けるように

 

苦手科目に対して、
きちんと取り組むために、心がけることがあります。

 

それは、気分にムラがあろうと、
より多くの大人と接して、
人の話を素直に聞けるようになること。

 

もともと自力での集中力はある生徒ですので、
自分の中で大人からのアドバイスを、
きちんと取り入れることができれば、
飛躍的に成績が向上していきます。

 

勉強が理解できるようになるために大切な性格の一つは
素直になること

 

人の助言やアドバイスを、自分の中で取り入れ、
自分の中でどんどん試していける生徒には
伸びるチャンスがたくさん訪れます。

 

「でも……」
と言い訳を考えてしまう生徒は、
そのチャンスを逃してしまうことが往々にしてあります。

 

たくさんの大人の人に接して、
たくさんのアドバイスをもらい、
自分の中で積極的に取り入れましょう。

 

教える立場にある人は、
このことを、生徒全体にきっちりと説明をして、
学習する上での大切さを理解してもらいましょう。

 

 

夢を持つこと

 

自分の好きなことの延長には、
自分自信が描く夢もあると思います。

 

自分の夢を叶えるためには
苦手なことでも勉強する必要性が出てきます。

 

文系の職業でも、
数学的な内容が必要な時もありますし、
理系の職業でも、
文献を読む力や語学力が必要な時代となっています。

 

なりたい職業があって、
夢を実現するために、苦手教科に目を向けなければならないと
心の底から気づいた生徒は、強いです。

 

自分の夢を叶えるためのパワーは、
このタイプの生徒さん、
かなり強いものをもっていますから。

 

ぜひ、夢が何かを考え、
それを叶えるために何が必要か、
どんどん掘り下げて、
必要な勉強を見つけていきましょう。

 

 

最後に 何にでも立ち向かえる自己中タイプに

 

苦手なことを避けがちな自己中の生徒ですが、
苦手に対して真っ直ぐに立ち向かい、
コツコツと攻略する方法を模索するようになれば、
持っているる集中力も相まって、
相当な学力向上が見込まれます。

 

ぜひ、
人の良いところをどんどん吸収するんだという意識を持って
他人の意見に耳を傾け、
たくさんの手法を身につけていきましょう。

 

そして、夢を自分の力で掴み取れる
人財となっていきましょう。

 

読んでくださっている方に、
明るい未来が拓けていきますように。

 

 

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