中1 正負の数 加法減法 項の入れ替えのイメージづくり
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加法減法の項の入れ替え
正の数と負の数
中学でいきなり登場するマイナスの数。
マイナスの概念に慣れたところで次にカギとなってくるのが、
正負の数の加法と減法(特に項の入れ替え)
結論から言ってしまうと、
「慣れ」
この一言に尽きてしまうのですが(身も蓋もない…(笑))、
流れをイメージするために、
教えるときの概念を4ステップで紹介しようと思います。
生徒のイメージをうまくかきたてながら、
納得させ、腑に落ちる印象を持たせたいところです。
ちなみに、年間概要と単元概要・過去記事は
こちらにありますので、ご参考ください。
中1 年間概要 文字と図形に興味を持つための魔法の言葉 - "教えたい" 人のための「数学講座」
中1 正負の数 概要 「マイナス」とお友達に - "教えたい" 人のための「数学講座」
中1 正負の数 マイナスがイメージできるために - "教えたい" 人のための「数学講座」
今回の納得させるポイント
項の移動の概念の理解
【例】
3-6+9-4 = 3+9-6-4 (プラスとマイナスのグループ分け)
= 12-10
(+や-の符号は、後ろの数字にくっついて動くという概念)
STEP1 どこから足してもOK
足し算は項の移動が自由にできる
(足す順番はどこからでもOK)
【例】
2+15+8 = 2+8+15
= 10+15
= 25
小学校の復習となります。
こちらは、イメージをつかみやすいですかね。
STEP2 逆言葉の利用
マイナスがつく言葉 ⇒ 逆言葉でプラスに変換
+(-2)… そのまま(-2を足す)
-(+3)… 3を引く ⇒ -3をたす ⇒ +(-3)
-(-4)… -4を引く ⇒ 4をたす ⇒ +(+4)
STEP3 暗記(STEP2のまとめ)
参考書などにも表れてきますね。
STEP2の部分をまとめて、
イメージ⇒暗記(自然と)していくことになります。
+(+△)=+△
+(-△)=-△
-(+△)=-△
-(-△)=+△
同符号は+、異符号はー
STEP4 ゴール
最初の例に戻って考えると、
3-6+9-4 = 3+(-6)+(+9)+(-4)(足し算のかたち)
= 3+(+9)+(-6)+(-4)(足し算⇒順番の並び替え)
= 12+(-10)(正の数と負の数で別々に計算)
= 12-10
= 2
紫の=の部分の2行は頭の中で考えていくと、
今日の本題の部分にたどりつきますね。
最後に 項の並び替えは意外とつまづきやすい
中1の数学で、
疑問に思う生徒が多いのですが、
そのままスルーしてしまうところではないかと思います。
授業では、丸暗記での指導でも構わないかもしれませんが、
生徒の実情に応じて、
このようなスモールステップ化させたものを、
あらかじめ自分の中に用意しておいて、
理解が低いと感じた時に披露することをおすすめします。
困った生徒が来た時にも、じっくり説明ができますよ。
最初でつまづく生徒が、1人でも減りますように(^^)/
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