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数学 30点から60点の人のための勉強法 仕分けが効率を左右する

 ↓ あとでじっくり読むときに便利

点数の現在地による一番効果的な勉強法の紹介です。
今回は30点から60点辺りの生徒のみなさんへ。

 

イメージとしては、
多少理解はできているが、
平均点にはやや届かないかな、
と感じている方向けへの勉強法です。

 

少し理解できているなと自己分析できる場合は
まずは問題を解いてみて、
自分の理解度によって
「分かる問題」と「分からない問題」の
仕分けをすることからスタートします。

 

最初の仕分けのところで、少し時間を要するかもしれませんが、
自分の現状を客観的に把握できれば
あとは目標に向かって前進するのみ!

 

では、その効果的勉強法を解説していきましょう。

 

勉強で用意するもの

 

・教科書(不安な場合は過去2年分の教科書があると便利)
・ノート
・付箋
スマホもしくはキッチンタイマー(時間を計るため)

 

勉強を楽しむため、
お気に入りのグッズを用意してもいいですね。

 

では、実際の勉強法の紹介です。

 

 

教科書の問題を解いてみる

 

まずは試験範囲の教科書をざっと眺めていきましょう。

 

あ、こんな問題やったな。
この最初の問題ならやり方が浮かぶ。
そういう感想を持つ問題も存在すると思います。

 

試験範囲の全貌をイメージするように
パラパラとめくってみましょう。

 

全体を何となく把握した後に、
実際に教科書の練習問題を解いてみます。

 

最初の段階で解ける問題
⇒ それ以上勉強する必要はなし

できなかった問題
⇒ 印や付箋をつけていく

 

この、一通りの教科書の試験範囲を解くという勉強、
実は一番時間がかかるかもしれません。

 

しかし、後で書きますが、
目的は自分の中で、「できる」「できない」の仕分けをすること。


解き終われば、やるべきことの未来がひらけてきます。
がんばって取り組んでみてくださいね!

 

定期考査の2週間前辺りに、
取り組めればベストです。

 

一通り解くための期間は
「目標1週間」と考えておきましょう。

 

 

分かるところと分からないところの「仕分け」が大切

 

一通り解いたところで、
「分かる問題」と「分からない問題」の仕分けを行います。

 

分からなかった問題については、
教科書の練習問題の上にある「例」や「例題」を見直します。

 

やり方を読んで理解するもよし、
一度実際に書いてみるもよし、
例題の解説を理解していきましょう。

 

最初一通り解いたので、
一度は真剣に考えた問題の例題。

 

ある程度自分が理解できていなかった部分が
見えてきていると思います。

 

理解できていない部分に、重点的にチェックを入れて
理解を心がけると勉強効率がぐっと上がります。

 

その後、
1回目で、できなかった部分の練習問題に取り組んでみます。

 

すると、1回目に解いた時と比べると、
格段に問題自体が、
見やすく、解きやすくなっているのではないでしょうか。

 

これぞまさに、勉強の成果!

 

こうやって、
分からない、できなかった問題の理解を行い、
自分の弱手を1つ1つ丁寧に無くしていくことが、
平均点を目指す勉強になるのです。

 

 

さらに上を目指すために 章末問題攻略法

 

平均点超えを目指すのであれば、
もう1段階ギアを上げて、
教科書の章末問題を解いてみましょう。

 

ただし、応用問題(教科書に載っている一番難しい問題)を解くと、
試験までの時間が間に合わなくなる可能性が出てきます。

 

定期考査までの時間も、「時間」+「やる気」との戦い。

 

できるところを確実に身につけ、
自分に自信をもつことが重要です。

 

なので、
高校の教科書ですと、章末問題A問題あたりを、
中学の教科書ですと、章末の基礎にあたるまとめ問題を
解いていくことが効率的となります。

 

章末となると、
問題によっては難しく感じる人もいるかもしれません。

 

しかし、教科書には、どの部分に戻ればいいのか、
ヒントを書いているものも多くあります。

 

3分考えて解らなかったら、
解答を見たり写したりして、
どこで間違えているのかを確認して
再度チャレンジすることを繰り返してみましょう。

 

少しずつかもしれませんが、
着実に階段を登っていることを実感できてきますよ。

 

 

最後に 勉強法のまとめ

 

平均点を目指すためには、
まずは教科書の「例」「例題」ついてくる「練習問題」を
ほぼ理解するところまで、仕上げる必要があります。

 

きちんと理解できれば、
たとえ本番で計算ミスが多少あったとしても、
大きな崩れは少ないと思います。

 

応用問題はある程度ぶっつけになるところはありますが、
基礎の部分を確実に正解することにより、
点数を積み上げていくのです。

 

では、勉強法のまとめです。

 

・教科書の例題と練習問題の理解(応用は除く)
・わかる問題とわからない問題の仕分けを行う
・わからない問題は例や例題を見る、書く
・間違えた問題をリトライ
・余裕があれば、教科書の章末の基礎問題を解く

 

さらに心のポイントとして、
1問1問できている自分を褒めて
自信を少しずつ深める

 

成長している自分をみていると
嬉しくなりますし、心が前向きにもなりますよね。

 

前向きな心があれば、
さらなる成長も十分可能。

 

平均点を超えて、
クラスの中でも優越感を味わうことも見えてきます。

 

分からない問題を責めるのではなく、
できるようになった問題を喜ぶ。

 

心がどちらの方向に向いているのかで、
数学を理解する効率が大きく左右されるのが
今回のテーマとなる点数で推移している方たち。

 

ぜひ、前向きな気持ちで前進していきましょうね。

 

 

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