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数学的読解力養成講座3 読解力をさらに向上させるアウトプット法

 ↓ あとでじっくり読むときに便利

 

前回は、読解力を養うための手段を紹介しました。

 

 


文字に目を通す習慣をつけて、
読解力を効果的に養う方法を、
名付けて
「脳に刺激を与えるインプット法」

 

今回は、
脳に読解力を定着させるためのもう一つの車輪、
アウトプットについて紹介していきたく思います。

 

インプットをしただけでは、
分かったつもりになっていることも多いものです。

 

それを自分で試したり、人に伝えたりして、
実際に自分の言葉としてみること。
自分の中で身についているかどうか
効果的な確認ができるようになります。

 

そのアウトプット法の中身ですが、
昔から行われている方法から、最新技法まで、
幅広く紹介していきたく思います。

 

ぜひ活用して、
効果的な読解力の育成や、
勉強法の確立にお役立ていただければと思います。

 

では、アウトプットの技法を
様々な方法で身に着けていきましょう!

 

 

 

思ったことをメモをする

 

まずは昔からよく活用されている方法
「メモ術」です。

 

読書でインプットし、思ったことや感じたことを、
実際に文字を使って、書き出す手法です。

 

最近では、昔と比べると
インスタグラムや、スタンプなどがトレンドで、
文章をきちんと書く機会が減っています。

 

思ったことをきちんと自分の言葉で書いて、
それを順序だててみる。

 

その練習を日頃からしておくと、
読解と、その整理に役立ちます。

 

読書だけではなく、
ちょっとした勉強メモやお仕事メモもその一環ですよね。
メモからスケジュールに落とし込んだり、
知識定着へ別のものにまとめたりすることもあると思います。

 

メモの手段ですが、
実際にメモ帳とペンで書いても構いませんし、
スマホのメモ帳に残してもよし。
最近では、音声でそのまま記録することもできますよね。

 

思ったことを自分の頭で文字や文章にに起こすことで、
目で文字や文章と触れ合うことができますし、
文字で感情を出すことも目的の一つとなるので、
感受性を鍛えることにも役立ちます。

 

できることならの話とはなりますが、
スマホのメモ機能でも構いませんが、
個人的には手書きの方が、よりいいと感じています。

 

理由は、感情が残せるから。


自分の筆跡を見ることにより、
そのときの感情や想いが、読み返してみれば蘇りやすくなり、
記憶にも残りやすくなります。

 

最近は、iPadなどのデジタル媒体でも、
手書きで残すアプリはたくさん存在します。
メモ代わりに、大いに活用できますよ。

 

まずは考えたり、思ったりしたことを
メモする習慣をつけてみましょう。

 

 

日記を書いてみる

 

1日に起きたことや
想ったことを書き記す日記。

 

自分の記憶をたどり、
思考をまとめるのに、十分な効果があります。

 

さらに、それを手書きでかくと、
その時の感情や想いまで残すことができ、
後から振り返った時に、
その時の思い出が頭の中に蘇ってくることでしょう。

 

数行の短い日記でも問題ありません。

 

自分の頭の中で組み立てる練習のつもりで書いて見ましょう。

 

これを繰り返すことにより、
記憶の点と点がつながって線となっていきます。

 

さらに、書く行為そのものにより、
記憶を、さらにはっきりくっきりと
定着させることができるのです。

 

できれば、前向きな気持ちになる日記がおすすめです。
後で見返したときにも、前向きになれますから。

 

マイナスの気持ちをぶつけるという
ストレス解消の日記もありますが、
その際には一つ注意が。

 

抱いたマイナスの感情を
定着させてしまう日記にはならないよう注意しましょう。

 

書いて、数日したら破ったり、
1冊書き尽くしたら燃やすなど、
何回も目に触れないようにするよう心がけてください。

 

目に触れることで
記憶がよみがえることがありますし、
マイナスの思考が、凝り固まってしまう可能性がありますので。

 

 

読書ノートを書く

 

先日のブログでも
学生の皆さんの読書の機会や
冊数自体は増えていると書きました。

 

そこで、日記の次のステージとして、
読書ノートを書いてみてはいかがでしょう。

 

自分の読解力や思考力を養ういいツールとなります。

 

どんなことでも構いません。
自分が感じたこと、取り入れたいこと、
それをあとで見返したくなるよう、まとめていくのです。

 

読書が趣味の人は、
日記の替わりに読書ノートを書くのもいいですね。

 

亀きちはずっと読書ノートをつけています。

 

亀きちの感じるメリットは、
その読書ノートを見返した時に、
1冊の復習が短時間でできるから。

 

iPadのアプリを使って、
たくさんの読書ノートを作り、
スキマ時間にそれを見直すようにしています。

 

慣れてくれば
たった数分で数冊の本の読み直しをすることも可能。
とても得した気分になりますよ。

亀きちの読書ノートの例

読書ノートは、
まとめるのに少し時間がかかりますが、
このやり方を利用すると、
勉強法としても復習が容易にできるようになりますので、
興味がある人はぜひ取り入れてみてください。

 

 

Twitterやブログで発信してみる

 

より、人に見られることを意識するのなら、
Twitterはかなりのおススメです。

 

まず、文字制限があるので、
自分の言いたいことを的確にまとめる必要があるということ。

 

まるで、俳句や短歌を作っているような、
文字を推敲する能力を鍛えられている気分になります。

 

もちろん、140字をフルに使う必要はなく、
その時思った感情や想いを文字に乗せるだけでもOK

 

勉強の記録に使っている人も多いですし、
自分自身を鼓舞するツールとして
活用している人も多く見受けられます。

 

私もTwitterをフル活用しており、
何千人の方にフォローいただき、
日々楽しく交流させていただいています。

 

SNSに縛られると、
日常生活に支障をきたす可能性がありますので、
そこだけは注意が必要ですが、
まずは頭の中のもやもやを発散し、
気持ちや想いを整理するところから
始めて見てはいかがでしょうか。

 

論理的思考をまとめる便利ツールに
なること間違いなしです。

 

ちなみに、ちょっとした活用のコツで、
自分専用の#(ハッシュタグ)を使えば、
検索も楽になりますよ。

 

Twitterをお持ちの方、
#亀アド で検索してみてください。

 

これまでの亀きちの勉強のアドバイスの一覧が見られます!


また、文章作成に慣れている方は、
ブログを使うという手もあります。
こちらは、少しハードルが高くなります。

 

文章量がやや多めになりますので。

 

でも、自分の想いを自分なりの文章量で伝えたい、
そう思う人にはうってつけのツールです。

 

こちらも、たくさんの方と交流することができますよ。

 

 

多くの人が見ていることを意識する

 

アウトプットをするとき、
特にSNSの利用を考えているときは、
ぜひ、多くの人が見ているということを意識してみてください。

 

意識することにより、
文章の推敲が上手くなります。

 

数学で言うと、
証明や説明の文章のかき方がうまくなるのです。

 

私が数学を教えるときは、
「証明文=数学ラブレター」

 

相手に気持ち(理論)が通じるかどうかを
意識して書くように伝えています。

 

ちょっと心がけるだけでも、
書いた文章がすっきりしてきます。
最初は箇条書きがおススメ。

 

ぜひ、説明上手になって、
数学にも活かしていきましょう。

 

 

アウトプットをするためのインプットをする

 

アウトプットの方法について紹介してきましたが、
昔からたくさんのアウトプットの方法が存在します。

 

習慣づいてきたら、
アウトプットするためにインプットしているという
事実に気づく人もいるでしょう。

 

勉強する目的はまさにそれ!

 

アウトプットをするためにインプットをしているのです。

 

その能力を鍛えるために必要なのが、
文字に目を通して理解する読解力。

 

書籍や文字には
著者の考えや想いがたくさん詰まっています。

 

それをしっかり読み取り、
三者に発信したり、
自分の中で考えを書き留めたりすることで
筆者の考えや想いを探る力が養われてきます。

 

その延長にあるのが読解力となるのです。

 

読解力を鍛えることは、
全教科を得意にするための出発点。
数学も例外ではありません。

 

ぜひ、数学でも多くの問題や文章に目を通して、
最初はさらっと音読でもいいので、
つぶやきながら、
書いてあることを理解してみようとしてみてください。

 

すぐに読解力も身に着きますし、
きっと数学の楽しさや面白さも、
より一層感じ始めると思いますよ。

 

 

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