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ドラゴン桜 教育活用法 8話 受験の夏 タイプ別勉強法(前編)

 ↓ あとでじっくり読むときに便利

ドラゴン桜の第8話では、
夏休みの過ごし方を
タイプ別に紹介する場面がありました。

 

今回は、受験の夏の過ごし方について
・基本編(共通編)
・拡散型
保全

 

この3つについて、
具体的な方法をプラスして
まとめていきたく思います。
保全型の具体的なアドバイスは(後編)で紹介)

 

あなたにとっての夏が
有意義なものになるかどうかは、
前もっての自己分析と、
それに対応する方法を知っていること。

 

夏が終わったときに、

「さあ、爆発する準備はできた!」

このように前向きに迎えられるよう、
本記事の中からたくさん吸収してくださいね。

 

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基本編 夏の勉強へ 知っておくべき基礎知識

基礎を徹底的にやりまくる


夏の勉強の最も重要なこと

.

それは、
基礎問題の完璧なる定着

 

勉強の土台となる基礎が
きちんと身についていれば、
2学期以降に応用問題に取り組んだとしても、
お得なことがたくさん。

 

なぜか。
それは、土台がしっかりしているので、
分からないときに振り返る時間が短縮できるのです。

 

逆に、基礎が身に付いていないと、
基礎の理解まで戻らないといけないので、
その分、時間が浪費されることに……

 

この差って、とても大きいですよね。

 

自分の脳の引き出しから、
知識がスムーズに引き出せるよう
徹底的な基礎学力を向上させておく
これが2学期以降の飛躍のカギとなってきます。

 

取り組んでみる具体例を紹介しますね。

 

 

公式をすばやく思い出す、導き出す


公式については、内容の暗記が必須。

 

できることなら、
公式の意味を押さえ、
なぜそのような公式が生まれたのかまで理解を深めます。

 

教科書やノートを振り返るときも、
どの辺りに該当する内容が書いていたのかまで、
右脳でもイメージできるよう覚えておくとさらに効果的。

 

 

ノータイムで解法をイメージできるように


教科書の例題レベルの問題については、
ノータイムでやり方を思い浮かべられるよう練習しておきましょう。

 

実際に計算までする必要はありません。
あくまでも、やり方を明確にイメージするまでです。

 

受験勉強の際には、
自分の知識の母艦となるものとして、
教科書、もしくはノートを使うことになると思います。

 

その中で取り上げている問題については、
どこを聞かれても、何を聞かれても、
ノータイムで解き方や考え方を
伝えることができるよう練習を重ねます。

 

教科書レベルの問題が
確実にできるようになれば、
共通テストの問題のレベルは
ある程度の道筋が見えてきます。

 

繰り返し繰り返し、自信がつくよう、
何度も知識を塗り重ねていきましょう。

 

 

弱点を集中ケア

 

弱点をじっくりケアできるのも
長期休業中ならではのこと。

 

特に受験を控えた夏休みは、
これらの弱点を洗い出して、
つぶしていく絶好の機会です。

 

【方法例】

各教科の母艦となる
教科書やノートをぱらぱらとめくり、
復習するべき箇所に付箋を貼る

 

付箋を貼った部分をつぶしていく
スケジュールを立てる

 

内容を確認をし、問題を解く。

 

2回目の復習をした際に、
解き方が頭の中に浮かぶようになるまでやる

 

そうすることにより、
弱点に感じている部分もレベルアップを実感し、
おのずと克服していくことでしょう。

 

2学期の勉強に入ると、
基礎の部分に戻ることは、
時間のリスクが大きくなってきます。

 

早め早めにケアをしていきましょう。

 

 

性格分析 あなたは「拡散型」「保全型」どっち?

 

さてここから、
性格別の勉強スタイル分析を行います。

 

ドラゴン桜の中でも出てきましたが、
あなたはどちらのタイプでしょうか?

 

 

【質問】
読みたい本がたくさんあるとき、
どのような本の読み方をしますか?

A 同時に複数の本を並行して読む

B 1冊ずつ読破していく

 


これで、勉強のスタイル分析ができるというのです。
要は「自分はどちらが性に合っているか」
ということですね。

 

はい、分析の結果です。

 

を選んだあなたは「拡散型」
を選んだあなたは保全型」

 

となります。

 

では、それぞれの勉強スタイルに合わせ
方法の紹介をドラマと同様にし、
その中での注意事項もまとめていきます。

 

さらに
亀きちが思うワンポイントアドバイス
くっつけながらお話していきます。


保全型」は次回紹介しますので、
おたのしみに。

 

 

「拡散型」 ワクワク感を大切に

 

色々なことが頭に浮かび、
まずはやってみたいと考えるあなた。

 

おそらく新しいことにも敏感で、
様々なことに挑戦してみたいと
思っていることでしょう。

 

そして、
勉強にも楽しさや刺激を求めるタイプ
ではないかと思います。

 

そのようなタイプのあなたは、
心への刺激を大切に
勉強を進めて行くことがポイントとなります。

 

それがタイトルにもある
「ワクワク感」です。

 

勉強は楽しいものであり、
ワクワクすることの延長線上にあるものが勉強

 

そのように思えるようになれば、
勉強に対する気持ちも、成績も、
飛躍的に伸びることと思います。

 

まさに
「遊び」の中に勉強を織り込む

 

そんなあなたへの勉強スタイルです。

 

 

勉強する場所は自分で決める


勉強する場所を選ぶのはあなた自身。
どこでやってもいいし、
どのようにやってもいい。

 

言い換えれば、
どこでも勉強できる準備をしておくことが大切になります。
そして、いつでもスイッチオンできるように。

 

場所を問わず、瞬時に集中できる
そういったモノやトレーニングをしておきましょう。

 

【具体例】

・お気に入りの問題集を持ち歩く
・何でもすぐメモがとれるように、
 iPadの手書きやスマホの録音機能を使う
スタディサプリで勉強を行う

 

 

 ノルマは5日間の中で自由に調整する

 

やるべきことを毎日ガチガチに固めてしまうと、
圧迫感で、やる気を失いがちな傾向のあなた。

 

なので、勉強するときは、
平日の勉強量をざっくりと決めて、
5日間、あるいは土日を含めた7日間でこなしていく
というように考えてみましょう。

 

そうすれば、
勉強をしなければいけないという
圧迫感がなくなります。

 

ただし、
1週間でやり遂げることについては、
きちんと書き出しておきましょう。

 

飽きっぽい一面が隠れているあなたは、
つい、流されてしまいがち。

 

1週間のやることリストは
目に見えるようにしておきましょうね。

 

 

憧れの人をロールモデルにする

 

勉強にしろ仕事にしろ、
夢を追いかけるときにしろ、
憧れの人を思い浮かべると、
やる気も出ますし、自分も頑張らなきゃと思えます。

 

拡散型のあなたは、
そんな憧れの人に対する感性が
敏感ではないでしょうか。

 

ひょっとすると、
理想とする人も高いのかもしれません。

 

まずは、その憧れの人の姿を
できるだけ詳しく描いてみてください。

 

あなたが憧れるくらいの人ですから、
周囲にいる人も、
きっと幸せそうな顔をしていますよね。

 

それを自分に置き換えて、
自分へのやる気へ導いていきます。

 

憧れの人のマネをしても大丈夫。

 

身近に憧れの人がいるのなら、
その人がやっているような勉強法や
「このとき、あの人ならどう考えるのかな」
そう思って、自分の行動や考え方を模索する

 

それを繰り返すことにより、
自分の理想像に少しずつ近づいていくことになります。

 

ぜひ、憧れの人を思い浮かべ、
心の中にワクワクを持ちましょう。

 

スマホの待ち受けにするなど、
目に見えるようにしてもいいかもしれませんね。

 

 

テンションが上がる問題集を1冊見つける


持ち歩く問題集のうち1冊は、
見ただけでテンションが上がるものを探してみましょう。

 

見るとワクワクしてやる気が出る。
そういった問題集には、
自分の考え方や気持ちが乗っかっていることと思います。

 

自分の前向きな気持ちが乗り移った、
そんな問題集を持ち歩くのです。

 

ちょっとした時間に
その問題集を見て、解き方を想像する。

 

使い込んだ問題集なら、
すぐに解き方も浮かびやすいので、
やる気も必然的にアップ

 

まさに、正のスパイラル。

 

また、テンションが上がり、
勉強に一気に集中するアイテムを
持ち歩くのもおススメです。

 

亀きちは、iPadを常に持ち歩いています。
本やPDFファイルもたくさん入れていますし、
読書ノートも書いているので、
暇さえあれば、何度も見返しています。

 

まさに本を何百冊も持ち歩いている。

 

手にしただけでアイデアが浮かんでくるような
私にとっての魔法のアイテムになっています。

 

あなたにも、
一気に勉強スイッチが入るような
問題集やアイテムが見つかるといいですね。
いや、見つけましょうね。

 

 

 ゲーム感覚でハイレベル問題に挑戦


ワクワクと聞いて真っ先に浮かぶ単語が、
「ゲーム感覚」

 

ゲーム感覚を勉強に取り入れることは、
勉強と遊びの垣根を取っ払うため
画期的な手段で、亀きちも昔から注目しています。

 

イメージするのは
ドラゴンクエストのようなRPG。

 

自分が冒険して、
強い敵と戦い、レベルを上げて、
ストーリーを攻略していく。

 

ハイレベル問題は
冒険をする主人公の前に立ちふさがる
ボスみたいなもの。

 

問題を解くときに、
そんな敵キャラを想像しながら、
ぶつかってみてください。

 

もし、その問題が攻略できなかったのなら、
レベルがまだ達していなかったと自分の中で思います。

 

「まだレベルが足りなかったのか。レベル上げしなきゃ」

そう思って、
基礎の問題に戻ってみてください。

 

トライ&エラーを繰り返しているうちに、
やがて攻略できるときがやって来ます。

 

そのときは自分を思いっきり褒めるんです。

 

「自分ってすごいじゃん!」
「レベル、あがってんじゃん!」

 

ほら、進歩が実感できますよね。
あとはこのスパイラルを繰り返しましょう。


他におススメの方法を挙げるとすれば、
仲間との問題の出し合いです。

 

今は、離れていても、
TwitterやLINEでいつでも繋がれます。

 

友人と時間を決めて、
それぞれ問題を出し合うという取り組みも、
ゲーム感覚で楽しめます。

 

1問1答形式の問題などは、
特にこのやり方に適した学習です。

 


学びは遊び
遊びは学び

 

遊び感覚で、思いっきり勉強をする
そんな刺激的なことを探し、考えながら、
どんどん実践してみましょう。

 

保全型の勉強は、次回紹介します。

 

さらに、
拡散型と保全型を融合させる勉強方法にも
触れてみたく思います。

 

お楽しみに♪

 

 

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