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春のスタートダッシュ勉強法 高2編 コスパのいい学力増強期間

 ↓ あとでじっくり読むときに便利

高校生活にも慣れて、
いよいよ精神的にも学習でも
飛躍の時を迎える高校2年生。

 

「大学」という言葉も少しずつ現実味を帯び、
進路についての意識の格差が、
一番大きい時期でもあります。

 

大学を見据えた際の学習を
高校2年生で始めるということは、
とてもコスパがよく有益なものとなります。

 

だって、高3になると、
誰でも勉強を始めるのですから……

 

今回は、高2をスタートするにあたり、
大学受験に向けてのスタートの仕方と
その際に知っておくと勉強効率が上がるコツ
お伝えしていきます。

 

私が高2の授業を担当する際に、
最初の授業で伝える内容の抜粋です。

 

極意の1つは
高2の夏休み終了までの受験勉強の貯蓄。

 

詳しくはこの記事の後半で♪

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大学入学共通テストを解いてみよう

 

高校入試とは違い、
高2の今の段階で、すでに大学入試の一部は解けてしまいます。

 

代表的なものが
大学入学共通テスト。

 

数学Ⅰ・Aについては、
学習範囲が終了している学校も多いでしょうから、
学習内容的には十分に解くことが可能です。

 

今の段階でどれくらい解けるのか、
ぜひ、チャレンジしてみてください。

 

そして、大学入試のレベルを体感してみましょう。

 

ちなみに、国公立大学を目指すことを考えたとき、
理想点数は、
理系は100点がベースで、失敗して90点
文系は70点がベースで、失敗して60点。

 

高2の今の段階ならば、
4~5割解ければ大したものです。
(制限時間も守ってみてくださいね。)

 

土日など、ちょっとまとまった時間があるときに、
ぜひ挑戦してみてください。

 

そして、点数を上げるために、今後何が必要となるのか、
ちょっと考えて、メモしておくと、
自分自身の受験勉強法の確立でヒントとなるかもしれません。

 

 

計算問題は早く正確に


数Ⅰの最初で行った展開や因数分解、文字式の計算などは、
早く正確に(できれば反射的に)解答が出せるよう
地道なトレーニングを重ねていきましょう。

 

数Ⅱ・Bでも計算力はもちろん必要。

 

文字式の素早い計算ができると、
その分、思考力を要する問題に時間を回すことができるので、
そのメリットは絶大。

 

計算練習が苦手や不安を抱える人は、
中3の展開や因数分解などの問題集から手をつけ、
自信を取り戻しつつ、徹底的な復習を心がけてみましょう。

 

苦手を取り戻すのは、2学年前の内容からが効率的なんです。

 

反射的に素早く計算問題が解けるようになると、
数学を解くこと自体が気持ちよくなってきますよ。

 

そうこうしているうちに、
3乗の展開や因数分解もあっという間に登場します。

 

そこでビビらないためにも、
今の間にしっかり貯金を作っておきましょうね。

 

 

sin,cosなどの角を一般角へ早めの拡張


数学Ⅰで登場した三角比。

 

学習指導要領では、
角度は0°~180°までと限定されていましたが、
これ、実は数Ⅱ以降では邪魔な存在なんです……

 

というのも、
数学Ⅱでの三角関数では、
すぐに角度の制限がなくなります。
制限のない角をを一般角と呼びます。

 

すでに進学校では、
三角比の授業から一般角を用いて
授業をしているところもあると思いますが、
まだの学校の人は、早い段階で自学にて角度の制限を取っ払って、
あらゆる角度の値を求められるようになっておきましょう。

 

基本は三角比が分かっていれば解けますよ。

 

sin210°,cos300°,tan315°など、
暗算(イメージ)で値を求められるようになっておくと、
かなり心強いですよ♪

 

 

学習時間は細切れでも1日4時間を確保

 

高校2年という年代は、いろいろなことで忙しい時期。
学校生活や部活など、時間のやりくりに苦労し、
時間に追われる人もたくさん出てきます。

 

その中でも、
自分のための勉強に使える時間を4時間確保できるよう、
スケジュールを立ててみましょう。

 

別にまとまった時間で、4時間をとらなくても大丈夫。
細切れの10分を6回で1時間でも何ら問題ありません。

 

・1時間以上かけてできる勉強
・15分ほどでできる勉強
・5分で片づけられる勉強

 

するべき勉強をこの3つのカテゴリーに分けて、
空いた時間に少しずつ片付けていくイメージを持っておくと、
意外と確保できますよ。

 

5分あれば、数学なら計算問題数問、
英単語や古文単語なら5つほど覚えられそうですよね。

 

細切れ時間を制する者は、学習も制していきます。

 

1日=1440分 は全員に平等に与えられたもの。
ちょっとした時間を有効に活用しましょう。

 

ちなみに、このブログの文章も
20分~30分と時間を決めて打っています。
20分あれば、2000字程度の文章は十分に作成できますから。

 

文章の概要を20分~30分で作って、
あとは細切れの時間でちょっとずつ見直しをしているんです。

 

このエッセンス、
みなさんの学習にも置き換えることができますよ。
参考にしていただければ嬉しいです。

 

 

最後に 先行タイプの人は夏までが勝負!

 

高校2年の1年間は、
人によって考え方に差が生まれがちです。

 

大学という目標に向かって突き進むという人。
高1からの壁を高く感じてしまっている人。
目標が漠然としていて、
勉強効率が上がらず苦労する人など……
(実は、亀きちはこのタイプでした。。。)

 

17歳の時期はいろいろなことを敏感に感じ取ります。

 

何のために生きているのか、
なぜ勉強をしなくてはならないのか、
なぜ大人の言うことを聞く必要があるのか……

 

いろいろ考えちゃいますよね。

 

私が明確な答えを持っているわけではありませんが、
すべての共通項としての回答をするとすれば、

 

「自分の人生を自分が楽しむため」
亀きちはそう考えています。

 

たくさんの知識や考えを持っておけば
それだけ選択肢が広がるわけですから。

 

大人の意見がすべて正しいわけではありません。
しかし、1回は自分の中で飲み込んでみることを意識し、
自分なりの結論を出すよう心がけ、
その際に自分の経験や知識を生かしていくのです。

 

もし、そのように深く考えることができるのであれば、
精神的に成長している証拠。

 

さらに楽しんで勉強をし、
多彩な知識を身に付け、
恋愛などでも豊かな心を育み、
人生の礎となる17歳を創ってください。

 

勉強の差をうめたい、差をつけたいと考えるあなた
大学受験を想定したとき、
文系の人や女子生徒は、
先行逃げ切り型の人が多いのが特徴です。

 

脳の仕組み上、追い込み型の理系には
なかなかかなわない部分があるからです。

 

その人たちは高2夏休みまでが
差をつけるための勝負の時期。

 

そこまでに勉強の楽しみ方や、
自分なりの勉強法、時間の作り方を確立させておきましょう。

 

高2の2学期に
ワンランク上の自分が存在していることを想像して……

 

 

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