高校に進学したときに立ちはだかる大きな壁。
名付けて「高1の壁」
すでにGW前の時点で痛感している人もいるかもしれませんね…。
原因は、「文字式アレルギー症候群」。
中学⇒高校数学になると、文字式の扱いがより高度に複雑になることにより、
想像以上の難しさを実感して、取り残されている感が出てしまう症状です。。
中学でのんびりと過ごした人は、
これらの洗礼を高校数学の最初にどっかり浴びることになり、
それが壁となって立ちはだかるのです。
この症状、放っておくと後々大変なことに。
この後に出てくる2次関数、2次不等式、三角比と、
数Ⅰだけでも影響が出ること必至です。
強化すべきところは、文字式の計算方法とそのスピード。
展開、因数分解、指数法則など高校数学での基礎体力となる部分。
というわけで、苦手と感じている人はGW中に何らかの対策をしておく必要があります。
すべきことは…
GW中にすべきこと
・専門用語(累乗、指数法則、展開、〇に着目して~)の理解
・計算法則の根本的な把握(根本的というのがポイント)
・それを用いての数多くの練習⇒パターン化
が必要となってきます。
方法としては、根本的ですが、
教科書や問題集の問題を列挙
⇒時間を計りながら解く
⇒解き終わったら、時間を確認して振り返り
⇒成長の実感タイム(この時間を設けることが重要)
⇒3回ほど繰り返し解いて、さらに自分の成長を実感し喜びに浸る(ドM精神!?)
が結果的に一番の近道ではないでしょうか。
最初は法則等1つ1つ丁寧に確実に理解し、納得しながら進めましょう。
例え、最初時間がかかったとしても。
この「丁寧な理解」をおろそかにして感覚で取り組もうとすると、
自分の中で変な計算ミスの癖がついてしまい、取り返すのに時間がかかるようになってしまいます。
ここは数学村
堅苦しいことをたくさん書いたので、少し柔らかいイメージでお話を。
数学の専門語は堅苦しいと感じ、拒否反応が出る人も多いと思います。
そういう人は数学を「数学村」だと思ってみてください。
数学村では数学村特有の用語や方言があります。
数学村の言語を理解すると、数学村の人たち(法則)と向き合えていきます。
最初は時間がかかるかもしれませんが、
きっと、向き合った人たちを歓迎してくれるはずです。
ゆっくりとでいいので、分かりあっていきましょう。
まあ、10代が使う言葉もそれに近いかもしれませんね(笑)
ちなみに、数学村での次の言葉はこの世界ではこのようにイメージすると掴みやすくなります。
展開:積み木崩し
因数分解:ブロックの組み立て
(展開は誰でもできるが、因数分解は作成方法を理解していないとできませんね…)
少しでも数学を身近に感じてもらえれば嬉しいです。
GWはいろいろ立て直すのに絶好の機会。
気持ちよく、連休明けを迎えましょうね。
自信をつけることが大切です!