"教えたい" 人のための「数学講座」

「数学を教えたい!楽しさを伝えたい!」そう思うあなたに、教え方や勉強法・やる気創出法など、動画と記事でノウハウのすべてを紹介!塾講師、学校教員、会社員と多角的な視点、生きた数字を扱う視点から、生涯学習にも役立つ話題が満載です。教え方の研究、勉強法の修得、中高生の自主学習用にご活用ください!

MENU【クリック・タップで開閉】

数学を得意にするための 亀きち流 集中力養成講座

 ↓ あとでじっくり読むときに便利

勉強を始めるときの一つのハードル
「集中すること」

 

日によってうまくいくとき
うまくいかないとき

人によっても集中しやすい人
そうでない人
本当に人それぞれ。

 

今回は
「集中するために必要なこと」と題して、
集中するための条件や環境づくりについて
考えていきたいと思います。

 

最後の部分では、
数学力向上のために必要な
時期と実践内容

まとめていきますので
お楽しみに。

 

 

 

集中できる人はどんな人?

 

集中する人たちといえば、
まず私が浮かぶのは、
将棋の世界の方たち。

 

今は、藤井聡太七段の活躍もあり、
何かと話題の将棋界。

 

棋士の方の集中力は、
並大抵のものではありませんよね。
藤井さんも小学校の頃から、
将棋にのめりこんでいました。

 

集中できる人のポイントの1つは
子どもの頃に、
集中(没頭)できる経験を積めているかどうかです。

 

人間の脳の構造上
8歳までに何かに没頭する経験がある人は、
その後の人生においても、
集中する習慣がつきやすいと言われています。

 

8歳未満のお子さんをお持ちの家庭では、
ぜひ、没頭できる何かを身に着けることをおすすめします。

 

公文式(8歳までは特に効果的)
外で夢中になること
ゲームを作ること
おままごとや自分の世界に入ること
何でも構いません。

 

逆に言うと、
8歳ごろまでで没頭する経験のない場合は、
方法論をもって、
理論で没頭する練習をする必要がでてきます。

 

じゃあ、その方法論って、
理論って何?
となりますよね。

 

では、没頭するための方法について
紹介していきましょう。

 

 

集中するトレーニングをしていこう

 

3分間集中トレーニン

 

まずは、何でもいいので、
3分間没頭する訓練から初めて見ましょう。

 

瞑想でもOK。
読書でもいいでしょう。
計算練習や、漢字の練習などの勉強でも構いません。

 

とにかく3分間、
わき目を振らず、没頭してみるのです。

 

あらかじめ、
タイマーをかけておくといいですね。

 

そうすると、
実は3分間は、意外と短いことに気が付きます。

 

じーっと待っていると長く感じる3分間も、
何かに没頭しての3分だと非常に短く感じます。

 

さらに、
「もうちょっとしたいな」
という気持ちになるかもしれません。

 

その「もうちょっと」という気持ちが持てたのなら、
「それ以上勉強ができるスイッチ」が、
入ったも同然の状態です。

 

詳しくは後ほど……

 

 

時間を増やしていこう

 

3分の没頭ができれば、
次にあなたの取り組みやすさに応じて、
没頭する時間を増やしていきます

 

5分でもいいし、
10分でも30分でもいい
没頭し、その没頭する感覚を体で覚えていきます。

 

将棋を1局すると1時間近くかかるでしょうし、
読書やゲームでもあっという間に感じるかもしれません。

 

ぜひ、その没頭している自分を、
客観的に感じられるようにしておいてください。

 

 

勉強に置き換える

 

そして、その没頭する感覚を
勉強に置き換えていきます。

 

きちんと没頭できるものを持っていれば、
勉強でも、できないわけがない!!

 

まずは3分集中でいいので机に向かって、
問題に取り組んだり、
教科書を開いてみるところから始めてみましょう。

 

勉強についても、
3分は意外と短く感じるのではないでしょうか。

 

そして、「もうちょっと」という感覚になれば、
勉強の集中力も、
次第に備わってきていることになります。

 

 

1つの目標は15分

 

勉強に集中する1つの目標は15分です。

 

それがクリアできれば、
あとは休憩を挟みながら繰り返していけば、
集中力がきちんと持続できるようになります。

 

15分集中⇒5分休憩⇒15分集中⇒5分休憩

 

ぜひ、タイマーを近くに置いて、
実践してみてください。

 

自然にリズムができあがってきますから。

 

 

集中するアイテム2種を紹介

 

先ほども少し書きましたが、
集中するトレーニングとして、
あったら便利なアイテムが、キッチンタイマー

 

↓ 定番のキッチンタイマー

タニタ タイマー 大画面 100分 ホワイト TD-384 WH でか見えタイマー

↓ 見た目にもこだわりたい人はこちら

OVEKI キッチンタイマー 大画面 カウントダウン デジタルタイマー 

 

無理によくばって高いものを用意しなくも構わないですよ。
もちろん、スマホのタイマーでもOK

 

最初の3分間トレーニングなどでは、
ぜひ音を鳴らして、
時間の短さを実感するようにしてみましょう。

 

初心者におススメです。


次に、中級者が持っていると便利なアイテムが
ストップウォッチ。

 

目的は、実際に勉強している時間を計測するためです。

 

↓ 定番の一品 シチズンなので品質は確か!

シチズン Q&Q ストップウォッチ スプリット計測  HS44-001

↓ 見た目や運動にも使いたい人にはこちらも

ストップウォッチ タイマー マンセイ ストップウォッチ

 

集中が途切れたり、
ちょっと小休止を入れている間は、ストップ。

 

それで実際に集中した時間を計ってみましょう。

 

実は、思ったよりも集中している時間は短いかも……

 

中だるみしやすい時期や
自分が集中力がついてきたと思ったとき、
引き締めるために使うと効果的です。

 

 

運動部経験者は 勉強の追い込みも強い!?

 

運動もできて勉強もできる……
そんなうらやましい人もいますよね。

 

そういう人たちは、
集中の切り替えスイッチの使い方が上手。


短時間でうまく時間をやりくりしなくてはいけないので、
時間の強弱のつけ方がうまいのです。

 

また、部活引退後も、
忙しい部活動をしていた人は、
集中力が持続しやすい傾向もあります。

 

サッカーも野球もバスケも、
一定時間、高い集中力を保っておかなければなりません。

 

そこで培った集中力が
勉強でも活かされるのです。

 

 

数学力向上 カギは中学3年間!

 

亀きちは、
集中力トレーニングを、
・なるべく早い中学生の時に
・運動部などの忙しい部活動で
磨くことをおすすめします。

 

数学という教科に絞ると、
大学受験まで見据えた時、
勉強の差を一番つけやすいのは
中学3年間。

 

数学は、努力が結果に結びつきにくい
なんともコスパの悪い教科の代表。

 

私は中高両方の教員をしていましたが
高校3年間だけでは、
数学を得意にすることは至難の業です。

 

中学数学なら、
授業の進度も比較的緩やか。

 

その間に、
しっかり集中力をつけるトレーニングをし、
数学の勉強をしておいてほしいのです。


特に計算分野。

 

部活動などで忙しい人は、
課題で出される計算でも、
一気に終わらせようと集中します。

 

時間が限られていますから。

 

そして、そういう人たちは、
集中の持続力を部活の中で養っているので、
なかなかへこたれません。

 

経験上、多忙にしている中学生が、
中学で数学が得意になり、
高校まで一気に突っ走ります。

 

 

最後に

 

・運動をする(脳の活性化)
・忙しくする(集中力の育成)
・集中のメリハリをつける(タイマートレーニング)

 

数学の学力向上をさせるために、
中学時代に、
これらのことをぜひ取り組んでみてほしく思います。

 

教員の方も、
先を見据えた課題の出し方や、
集中力を養う授業展開を
ぜひ実践していただきたく思います。

 

「集中」と「緩和」
授業をする上での、基本となりますね。

 

集中トレーニング、がんばりましょう!

 

 

亀きちのブログが、電子書籍に。いつでもどこでも数学を楽しく!第1~3巻 絶賛発売中!

 

公式LINE開設!
旬の情報や、勉強法、授業で使えるプチネタなどタイムリーにお届け!
ご登録お待ちしています! (^^♪

 

リアルタイムでブログ記事を受け取りたい方!読者登録はこちらから  

ご質問・ご感想・ご要望等お気軽にお問い合わせください。

 「気になる」「もう一度読み返したい」記事は読み返したくなるもの。
↓↓「ブックマーク」が便利です!