"教えたい" 人のための「数学講座」

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「繰り返し復習」習慣にするためのスイッチの入れ方

 ↓ あとでじっくり読むときに便利

学習内容を、一回ですべてを理解できるというのは
なかなか難しいですよね。

 

人間は繰り返し学習しなければならない
ということが前提になるんです。

 

そのためにはどうすればいいのか。


特に、飽きっぽい人や忘れっぽい人が、
繰り返し学習するためには何を用意して、
どのように「やるスイッチ」を入れられるか、
それをシステマティックに作っておく必要があります。

 

その仕掛けの方法や種類について、
考察することにしてみましょう。

 

 

人間は繰り返し学習しないと忘れていく生き物

 

人は、悲しいかな忘れていく生き物。

 

例えば、
昨晩食べた晩御飯のおかずを、覚えている人は割といるかもしれませんが、
1か月前の晩御飯のおかずを、覚えている人はごくごく少数でしょう。
……覚えている人がいたら、すごいですね!

 

人は忘れていくことは、仕方のないことであり、
それを具体的に数字として表しているものがあります。

 

「エビンスハウスの忘却曲線
人が何かを学んだ時(単純な記憶について)、
•1時間後には56%忘れる
•1日後には67%忘れる
•6日後には75%忘れる
•31日後には79%忘れる

1か月もすると、80%近くを忘れてしまうのです
残っている知識はわずか20%

 

そう考えると、復習をする大切さがよくわかりますよね。

 

 

基本復習は3回が最低目標

復習のタイミングですが、
亀きちは、
・当日
・翌日
・日曜日

の3回を提案します。

 

当日は、
学校での宿題などで、見返す人も多いのではないかと思います。

 

翌日については、
朝の起き抜けにパラパラっと見返してみるのです。

 

復習するものを、あらかじめ机の上にセットしておいて、
起き抜けとともにパラパラっとめくってみる。


自分の中で、前日の記憶がきちんとよみがえってくればOK
よみがえってこない場合は、再度読み返してみる


これだけでも、失われた記憶はきちんと取り返すことができます。

 

さらに、1週間後を目途と言いたいのですが、
これではスイッチが入れにくいので、
いっそのこと、休みの日に、
再度パラパラと復習することをおすすめします。

これについては、翌日の復習よりももっとあっさりと、
パラパラパラパラって程度で構いません。
全く記憶にすら残っていないところだけ余裕があれば学習します。

 

こうすることにより、最低3回の復習ができるので、
あとは定期考査や長期休暇中の課題、
入試への勉強のときに、
何度も、上塗りしながら復習をしていくことになります。

 

 

自分なりの復習するスイッチを設定しよう

 

ここでは、Twitterでも記載をしたのですが、
自分に合った、復習スイッチの入れ方について、
いくつか紹介していきます。

 

 

付箋で色分け ペタペタ法

【向いている人】
マメな人
ちょっと目立ってみたい人


【方法】
複数の種類や色の付箋を用意
自分なりにその色などについてインデックスを決める
(例)
ピンク…最重要復習ポイント
黄色…自分で復習しておきたいな
緑…先生がなんか言ってた
青…全く分からなかった

復習をする際、付箋の色ごとにやっていきます。
最重要ポイントからやるなど順番を決めます。
終わったら、
・はがす
・終了の印をつける(スタンプ)
などをします。


【メリット】
見ていてどこを復習するのか分かりやすい
色分けするので復習ポイントが見やすい
付箋なので、付箋自体に書き込める
付箋を見ると、勉強をやっている感じに思える(笑)

 

【デメリット】
付箋だらけになる可能性あり(見づらくなる・管理しづらくなる)

 

 

スマホにリストアップ 今どき法

【向いている人】
スマホ好きで、いろいろなアプリを使っている人
情報管理をスマホで行っている人

 

【方法】
スマホのTO DOリストに入力
リマインドで、タイマー予約

時間が来れば、優先順位をつけてこなしていく
それ専用のアプリもあるのでそれを使うこともおすすめ
(例:スタディプラス、継続する技術)

 

【メリット】
スマホで一元管理ができ、かさばらない
タイマー機能などもついている

 

【デメリット】
スマホが手放せない人は注意が必要
スマホ依存型の人は、手を出さない工夫が必要

 

 

ノートや手帳に書き込む マイワールド法

【向いている人】
・自分の字が大好きな人
・字の見た目でも暗記ができる人
・右脳の働きの良い人

 

【方法】
ノートや手帳を利用してやることリストを作成
ペンを色分けし、重要度などを色別管理
予定が変わるので、消せるボールペンが便利
(亀きちは、これのやり方を実践しています)

 

【メリット】
手帳やノート1冊で一元管理できる
自分が思ったことをすぐに書くことができる
自分の字なので、そのときの感情なども思い出しやすい

 

【デメリット】
マメでないと、処理が追い付かなくなる
メモをする時間を毎日必ず用意する余裕が必要

 

 

自分のやり方を早く確立させると勉強でリードができる

 

自分なりの勉強法、復習する方法
これは自分の性格を把握して、
どれが向いているのかを、トライ&エラーで見つけていく必要があります。

 

なので、中学の最初に時点でいろいろ試した方がいいと思います。
部活なども始まるので、
時間管理の必要性は出てきますから。。。

 

教員側も、
生徒に向いている勉強法について、
最近のアプリやこれまでの管理法を再チェックしながら、
復習の習慣をつけられるよう、研究してみてくださいね。


復習は、油絵のように何度も塗っていく作業の繰り返しです。
実は、社会人になってからも同じ。。。
しかも学生時代とは違い、
1度しか教えてもらえないことが当たり前の世界です。

 

学生時代のときに、
復習を繰り返し行う中で、自分なりの復習法を確立させ、
生涯の勉強法を早い段階で確立させていきましょう。

 

 

 

【試してみよう】
・人は忘れる生き物であるという認識を持とう
・楽しく復習できる仕掛けを考えて書き出してみよう
・先生方やインターネットから、役立つ復習法をどんどん試してみよう

 

 

 

 

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