"教えたい" 人のための「数学講座」

「数学を教えられるようになりたい、楽しさを伝えたい」そう思うあなたのために、教え方や勉強法・やる気の出し方など、ノウハウのすべてを紹介!20年教壇に立ってきた視点、および社会で生きた数字を扱うからこそ視点から、生涯学習にも役立つ話題が満載です。教え方の研究、勉強法の修得、中高生の自主学習用にご活用ください!

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学期内での授業の波 イベントを利用したやる気アップ術

 ↓ あとでじっくり読むときに便利

前回は1週間の中での、モチベーションの波について説明しましたが、
教員をやっていて、それ以上に、
学期内(イベント前後)でのやる気の維持というものには、
大変苦労した記憶があります。

 

その苦労を綴りながら、
どのようにしてやる気を維持・向上させていったのか、
そのあたりを深く掘り下げてみたく思います。

 

 

 

生徒はイベント大好き!

先生はイベントに振り回される……

生徒は、イベントが大好き。
学校生活の中でも、イベントは本当にたくさんありますよね。

 

入学式、新入生の歓迎会、遠足、郊外研修、宿泊研修、修学旅行、
体育祭、文化祭、球技大会、合唱コンクール、定期考査、卒業式……
ささっと浮かぶだけでも、こんなにたくさん。

 

この怒涛のように押し寄せるイベントを、毎年やり遂げていく先生方は、
当時の自分を振り返っていても、
「よくやっていたなー」って思います。

 

生徒の前に立つ先生でさえ、イベントに振り回されて、
自分のモチベーションを保つのも、実は大変なんです。

疲労も重なるし、どうしても授業に気が乗らなくなる時があります。

 

私は、そういう時には、
「ここが頑張り時」
と、いつも自分を奮い立たせていたものです。

 

 

生徒のイベントでの気持ちの上下

生徒は、イベントがあると、そのイベントに向けてテンションが上がります。
表情に出る出ないの差は、あるかもしれませんが、
誰しもが意識をしていることは確かです。

 

しかし、イベントが終了すると、
クラスの雰囲気は一変することが多いのです。

 

例えば、
体育祭に向けて、クラスで一致団結して盛り上がっていたのに、
終了したとたん、抜け殻のようになってしまい、
クラス内でトラブルが発生することも……

 

2学期のクラス運営あるあるですね。

 

そのラストラブルさえも、
授業からのアプローチででカバーできないか、
ということを考えてみます。

 

 

具体的手法について

イベント

 

イベント前は、生徒と一緒になって盛り上がるのが教師や親の仕事。
まあ、むしろ少しブレーキになるくらいが、ちょうどいいのかもしれませんね

 

授業においては、そのイベントを問題に絡めたり
説明の際にそのイベントの内容を、説明や引用の中で使うことによって、
生徒の気持ちをぐっと引き寄せることができます。

 

何せ、楽しいことをするのですから、
楽しいことを頭の中にイメージすることによって、
日頃よりも、多くの知識を吸収することができるのです

 

一斉授業で、どんどん進めてもかまいませんし、
クラスによっては、授業そっちのけで考える生徒もいる可能性がありますので、
イベントに絡めた授業構成(グループ学習、共同学習)を考えてもよいと思います。

 

 

イベント

問題がこのイベント後ですね。

 

生徒が本当に抜け殻のようになってしまうことがあります。
目がとろんとして、教員が元気よくクラスに入ったものの、
目がだら~んとしてしまい、授業にどうしてもなりにくくなってしまう……

 

それを防ぐ方法をいくつか紹介しておきましょう

 

・イベント後にテストを実施


生徒からは「鬼!」と言われるかもしれませんが、
テストと名がつく以上、生徒もやらざるを得ません。
コツとしては、範囲はできるだけ狭く、問題も少し平易にすることです。
(満点はとらせないように……(笑))
そうすることで、それほど点数が落ちていないことを感じ、
クラス内で全体の空気を褒めることにより、やる気を持続させるのです。

 

・グループ活動


教員が前に立っていると、
どうしても「だるおも~」って感じになってしまいますので、
生徒同士が、声を掛け合いながら進めることのできる授業構成もありです。
問題作成や、作業などで、チーム戦を行い、
ゲーム感覚で授業を進めることができればいいですね。

 

・次のイベントを見せる


その次のイベントを見せる(話をする)ということもよくあります。
体育祭の後には、定期考査が控えています。
まあ、1か月ほど先かもしれませんが…

その定期考査を見据えて、
ここでのがんばりが1か月後に響いてくるという
そのような声掛けもできようかと思います。
やる気のある生徒は、この言葉が一番響くようです。

 

 

亀きちの実践より「数学通信」

私は体育祭などの学年全体を通しての大イベントの後に、
「数学通信」というものを作って配ったことがあります。
数学通信…文字通り、学級通信の数学版です。

 

その準備として、
体育祭の前に宿題考査があり、
そのテストを返却した際に、振り返りシートをかかせます


その中の項目で「2学期での意気込みを書いてください」
というものを用意しておくのです。


そこに生徒が書いて、やる気が出そうなワードをピックアップして、
通信として載せるのです。

 

生徒からすると、自分や友人が書いた言葉なので生の声。
これはやる気が出てきます。

 

通信を作る時間は、どうしてもかかってしまいますが、
教員の熱意も伝わりますし、生徒の自尊心も刺激します。

 

我ながら、いい方法だなと思っています(笑)

私が過去に作成したものを記載します。

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最後に やる気UPのきっかけ作りは教員のひらめき

やる気を上げる方法はいろいろありますが、
教員が、前で自信なさそうにあたふたしている姿、
疲れている姿を見せるのは、生徒にとってはよくありません。

 

せめて、授業の間だけでもしっかりと役者になって、
自分の担当している時間は、
しっかりと生徒を楽しませて授業をしてほしいものです。

 

そのモチベーションを引き出すのは先生の個性。

 

イベント以上の、生徒の知的好奇心をくすぐる何かを常に考えて置き、
ここぞというところで出すと、生徒もぐぐっと引っ張られることでしょう。

 

授業の企画、年度当初から温めておいてはいかがでしょうか。

 


【試してみよう】
・生徒の前では疲れていても元気に!
・イベント後のやる気のない状態、ここでの授業が今後の分水嶺
・テスト、グループ学習、次の目標を提示してみよう
・教員自身が、学校行事を超えるアイデアを温めておこう

 

 

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