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スクラップ&ビルド+配慮を数学に (原辰徳さんの指導法より)

 ↓ あとでじっくり読むときに便利

みなさんは、人を育てるとき、どのようなタイプだと思いますか。
身近な「監督」と言われる人にあてはめたとき、
どのタイプだと思いますか。

 

数学を教えるためにも、
これまでのことを考えて、これから先のことを考えていく、
そして、今をプロデュースする、そのような監督業が必要です。

 

そこで、数回にわたって、
この数学の授業における監督としてできる仕事を
様々な角度からみていくことにしましょう。

 

まずは、「名将」と言われている3人を挙げて、
今の教育にも生かせそうな部分を、ピックアップしていきます。

 

取り上げるお三方はこの方です
原辰徳さん(プロ野球監督)
野村克也さん(プロ野球監督)
・イビチャ オシムさん(サッカー監督)

 

今回は「原辰徳さん」について、
その姿勢を、教育の中にどう生かせるのか、
落とし込んで考えてみたく思います。

 

 

 

 

「壊して作り上げる」名将 原辰徳さん

巨人を5年ぶりのリーグ制覇させた原監督。
今、現役で名将と呼ばれるに、もっともふさわしい人物ではないかと思います。

 

もちろん、前監督から育てている要素を引き継いでの優勝ですが、
原さんのすごいところは
・壊して作り上げることができる
・人情味がある

 

相反するように感じるかもしれませんが、
この2つの要素を、見事に調和させている名監督ではないかと思います。

 

今年の巨人がそうでした。
いったんチームを解体するくらいの大改造を行い、
移籍などで新しい選手を多数獲得し、
雰囲気をガラッと変えました

 

優勝するためにはここまでの大掛かりなことをする必要があり、
相当な勇気と決断力がいるはずです。
しかし、このままではチームがまとまらず、空中分解しかねません。

 

それを、カリスマと人間味でうまくまとめたのではないかと
個人的には思っています。

グータッチなどで目を見てスキンシップをとること、
さらに、監督室に呼んでこまめに声掛けを行っていたとも聞いています。

 

 

原辰徳さんの思考を、数学教育へ当てはめる

これらを教育に置き換えて考えてみると、
次のことがいえるのではないでしょうか

① 今までの常識を見返す
② 一人一人をしっかり見る


①については、
これまでやってきていることが本当に正しいかどうかを、再度確認することです。

例:受験の場合
・ゴールと目標を設定し、何が必要なのかを分析しなおす。

これまでやってきたことをいったんぶち壊し、
目標達成までに必要なピースを探して、
最短で達成するために、それらをつなげていく、
その行為をするということです。

 

例:1時間の授業をする教員の場合
その時間の目当てがあり、目標があり、
そこに向かって何をしなければならないか。
どのようにしたら効率的に理解をしてくれるか。
自分の思いつくピースをかき出して、
それらをつなげていくのです。


②については、
作り上げていく際に1人1人をしっかりと見ることです。

例:受験を控えた保護者の場合
・計画を立て直したので、その進捗を確認する
・日々の表情を見て、進捗を調整する
・たくさん話をして、どのような心境なのかを把握する

 

例:1時間を担当する授業者の場合
・どのタイミングで1人1人をしっかりみることができるのか
・問題を解いているときに、必要があれば声をかける
・問題を説明するときに、誰に口火を切ってもらう考える
・褒める言葉、やる気の出る言葉を考えておく

 

など、ゴール・目標を見据えた後に、
1人1人をしっかりと見つめて、何が必要なのかを考えていくのです

 

そうすれば、最短距離で成功する可能性がぐっと上がることと思います。

 

これまで培ってきたものもあるかもしれません。
プライドもあるかもしれません。
それをいったん壊して考えてみるということも、時には大切かもしれませんよ。

 

 

まとめ スクラップ&ビルド+声掛け が大切

原辰徳さんは、スクラップ&ビルドと、選手1人1人をしっかりと見極める達人だと思っています。
だからこそ、今年就任1年目でリーグ制覇を成し遂げ、
リーグ制覇をしたときには、目から涙が溢れていたではないかと、
個人的には思っています。
尊敬する監督さんの1人です。

 

授業や教育においては、
・現状を見直し、再設計すること
・子どもの様子をみて、適宜修正や声掛けをしていくこと

 

これが重要なのではないでしょうか。

 

【試してみよう】
・現状で困っていることをかき出そう
・目標に必要なものを、再度考えて、組み立ててみよう
・子どもの様子をみて、1人1人としっかり向き合うよう心がけよう

 

 

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